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終わってどうする!!!
no.2407 ( 記入なし06/08/20 01:15 )
終わり、と路上にかかれた血文字を見て、
「終わってどうする!」
と叫び、彼女に駆け寄ったひとりの通行人がいた。
no.2408 ( 記入なし06/08/20 01:19 )
やあ、みんな元気かい?僕の名前はヤマダヒサシ。ヒサって呼んでくれよ。
今日僕はある事件に遭遇した。路上に書かれた「終わり」という血文字!!
いやぁ、それを見たとたんにピンときたね。サンダーが脳天を直撃したかのような衝撃を受けたわけさ。
僕は思ったよ、「こいつぁ匂うな」ってね。
いや、匂うっていってもオナラとか足の裏とかのことを言ってるんじゃないんだぜ。
そこんとこだけは絶対に誤解しないで欲しいんだ。
だってほら、僕はきれい好きで毎日お風呂にも入ってるし、毎朝快調だし、歯だって10分くらい丁寧に磨いてるんだ。
香水とかはあまり付けない主義なんだけど、キミが付けてって言うならちょっとくらいいいかなとは思うよ、うん。
ああそうだ、それなら僕に似合う香りを一緒に探してくれないかな?
そういうのってほら、女の子のほうがセンスあったり詳しかったりするしさ。
でもね、本当はキミの選んでくれたものなら何だっていいんだ。
だって僕はずっと、キミのことが好きだったんだ。付き合ってください。
no.2409 ( 記入なし06/08/28 13:41 )
「そんなんウチいややわ〜。じぶんもっさいで〜なんか。」
思いがけない衝撃の答えが返ってきた。即答だった。
no.2410 ( 記入なし06/08/28 13:44 )
そして、
雨の中をひたすら走って逃げて、
元彼女の事を思いながら部屋に戻り
PCに向かい試行錯誤の上
決めた!
うん。あの時はただ単に匂いだのって
妄想に過ぎなかったんだ!と。
でも元彼女には未練のない夜を迎えるのであった。
no.2411 ( 206/08/28 13:56 )
一服した後おもむろにベランダに出てみると下の駐車場で不審な人影を発見した。
2〜3人のイカツイ男たちが女性を車に押し込めているではないか!
理性よりも本能が反応してしまい、俺はマンション三階にもかかわらずベランダの手すりを越えて奴らの車のボンネットに飛び込んだ。
no.2412 ( 記入なし06/08/28 15:14 )
・・・「どぴゅ♪」
no.2413 ( スレマスおやじ06/08/28 15:22 )
その車はBMWのニュー550iだった。
俺が飛び込んだボンネットに収まる新エンジンは徹底的な見直しを図られており、出力を大幅に向上させたという。
排気量を4798ccに増やし、最高出力は270kW、最大トルクは490Nmと、従来モデル「545i」のV型8気筒エンジン(4398cc)に比べそれぞれ34ps、40Nmアップした。
ちなみにニューBMW 540iは排気量3999ccで、最高出力は225kW、最大トルクは390Nmだ。
no.2414 ( 記入なし06/08/28 15:59 )
BMWは、控えめだけれど大排気量らしい重厚な音を残して走り去って行く。
失業中で当分収入の当てもない僕は、今後の維持費を考えると手放すしかなかった。
考えてみれば初めて目にする自分の車の動く姿と、赤く灯ったテールランプを見送りながら、僕は過ぎ行く夏を想っていた。
秋はいつだって夏の気配を残しながら、少しずつ、少しずつ、冬への橋渡しをしてくれる。
それを悲しく感じるのは、僕がまだ大人に成りきれていない証拠なのだろう。
それでも――、と僕は思う。あと何回、この季節を通り過ぎれば忘れられるのだろう?
君のことを。
no.2415 ( 記入なし06/09/05 01:49 )
今、僕は無性に煙草が吸いたくてたまらない。
半年ほどまえになるけれど、僕は何かを変えたくて煙草を止めた。何かを、なんて、そんな回りくどい言い方をする必要はないのかもしれない。彼女が吸っていたから、止めた。たったそれだけのことだ。そして今、胸を締め付ける苦しさを、煙草のせいにしている。
本来、止めるべきなのはこの女々しい感傷なのに、僕は手の届くありふれたものにそれらしい意味づけをし、代替する。そんなことをしても結局残るのは、手付かずのままに残った感傷と、自己嫌悪なのだと分かっていても。
ひと時の安らぎを作り出すために、僕は幾つもの何かを代償として失い、気が付けば職も失い、車も失った。笑うに笑えない。では泣けばいいのだろうか?時どき、僕は分からなくなる。自分が何をしているのか、何をするべきなのか。
遠くでクラクションが鳴った。僕は、それを足がかりに取り留めのない物思いから抜け出し、日常の生活に戻っていった。
no.2416 ( 記入なし06/09/08 00:29 )
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