22歳の無職日記

　さすがに３ヶ月も無職だと、働く事に対する恐怖が募ってくる。俺は記憶力も要領も悪いので、今までのバイト等でも常に叱られ続けてきた。

　しかも８回も面接に落ちている。元々自分に対する自身なんて存在してないと思ったけど、さすがに落ち込む。あまりの市場価値の低さにヘコむ。

　先日送った書類選考の結果はまだ出ていない。これでダメだったら、派遣で頑張ろうと思う。
「他人の労働力と賃金をピンハネする会社」
　というイメージもあるが、普通にバイトするよりは時給が良いはずだ。

　人生ってのは、想像以上に長く怠い。不必要なほどに。毎日80人以上もの人間が自殺しているのも、頷ける気がする。

「赤ん坊が泣くのは、この苦行の世界に送り込まれたからだ」
　という言葉を聞いた事があるが、まさにその通りなのかもしれない。この煉獄での苦行の果てに待っているのは、果たして天国なのか地獄なのか。