ゴール前直線。

スカイツリーに行ってきました。
意外と小さいやん〜と言いながら近づいて行くと、だんだん大きくなってくる感じです。
重厚。ちょっと怖いくらい。
飾り気はなくて
未来に向かって、未来の姿はこうですよと、預言者のごとく無口に立ち尽くしている。
空に向かっている。どんどん向かっている。ただ立っているというよりは
今もまだどんどん近づいていると言う感じ。つまり生きている感じです。
夜景は見れていないので、また違う感じかも知れません。


今現在の状況でスカイツリーの展望台は、一般客に関して朝８時半受付開始だそうです。
つまりそれより早い時間から大勢の人たちが並んでいる状況。
小一時間で一日の受付人数が終了するため、例えば１０時頃に来ても受付終了で上れないとのことです。
うちの会社は何ヶ月も前からの予約でしたが、そういう状況で２０人のみ受け付けと言われていました。
その為１００人超で行きましたが、残りの約８０人は階下でお買い物をしました。


二日目はディズニー・シーに行きました。
ひとつの国に入国する感じですね。
中はかなり広いです。異国情緒溢れる建物がいっぱいありました。
昔日本がこれから発展しようと元気いっぱいだった時代に
１９７０年の大阪万博を皮切りに、神戸ポートピアとか花博とかテーマパークが次々と開催されましたが
そういう感じでもあると思いました。
違うのはディズニー・シーは巨大なキャラクターマーケットだと言うことです。
商品を売るために存在しています。
夢をもらっている大勢の人たちが幸せそうでした。
私は個人的にはちょっと哀しいです。全くもって個人的な感想ですが。


ひ弱なので絶叫マシーンには乗れません。
ゆるゆるした乗り物やアトラクションなど６つ体験しました。
なかなか面白かったです。
自分のお金で行くことは無いと思うので、会社のお金で行けてよかったです。
やっぱり世間で素敵と言われている事を知っておくのは良い事ですよ。


帰りの新幹線の時間が近づいた夕刻に、なんと前の所長がディズニー・シーに来てくれました。
所長の赴任先の表彰施策も東京で、一日ずれてこの日からだと言うことでした。
それで私たちに会えるように時間調整をされてわざわざ来てくれたのです。
「お元気ですか」「ランクアップおめでとうございます」と一人ひとりに声を掛けてくださいました。
嬉しい時間はすぐ過ぎて別れなければいけない時間が来て、私たちは出口のほうに向かっていきました。
所長さんはずっとずっと見守って手を振ってくれていました。
私たちも何度も見えなくなるまで手を振って帰りました。


帰りの新幹線に乗り込み出発時間を待っていると、東京本社の常務がサプライズで新幹線に乗って来られました。
新幹線の通路を歩き、一人ひとりに丁寧に声を掛けていただきました。お菓子もいただきました。
「お疲れ様です」「表彰おめでとうございます」柔らかい笑顔です。
毎回該当のマネージャークラスの営業員は常務と語らい写真を撮っていました。
だんじりの練り歩きじゃないですが１００人超の団体の席を３度通過されました。
発車のベルが鳴ると常務は新幹線を降りられて、手を振って別れました。


信長や秀吉の時代を連想するのですが、民度を上げる行動って有りますよね。
光栄のシミュレーションゲームでやった記憶ありませんか。
これから頂点まっしぐらの前所長や、頂点目前の常務の行動を見て感動し、学び、深く考えさせられました。
どんな批判もできるでしょうが、ある程度年齢を重ねると人相は隠しがたい結果になってきます。
あの眼差しはやはり本物だと思いますね。人格者だと思います。
トップにはできることなら人格者がなってほしい、と思いました。