北海道旅行雑感２ - ゴール前直線。

今までの旅行を、行き先はもちろん交通機関から食事まで何から何まで全て好きなように組んでいた私にとって、
団体旅行は窮屈の極み～好きな場所には全く行けないですね。
それでもせめて移動時間の窓の外の景色観るくらいは自由だと思っていたんですが、
飴食べるだの暑いだの寒いだのうちで亭主はどうしてるだのどうでも良い話に付き合わなきゃいけない
そして窓の外なんて誰も観てない。もったいな過ぎる。
せっかく遠方からいろんなリスク背負って旅行来たのに営業所と同じかーー（＞＜）
そこで私は途中から社交性を放棄し話題を無視して車窓に見入りました。
飛行機の窓も移動バスの窓も徹底的に観ました。
長らく平野の上を飛んでいた飛行機の遥か右前方に美しい富士山が見え始めました。
ずっと遠くなのにくっきり見えるのは富士山しかない。
その頃からアルプス連峰が障害物競走の板の様に次々とせり出して立ちはだかる。
標高数千メートルの頂上を観れるなんて、飛行機は本当に奇跡の乗り物です。

過去沖縄に２度飛行機で行ってますが、ほとんどが海上の旅であるため、この感動は初めてでした。
日本の国を上から眺めると益々美しい国である事を確信できます。
半年前の自然災害に始まった一連の災害で、国家は救いようのない幼児体質のダメダメな国だと言う事がわかりましたが、
皆で国を守っていきたいですね。

窓に吸い付くようにして外を眺めていると上司（と言っても１０歳年下の女性）に
「めとろんさんて景色すきなんだねー」といわれてしまいました。
「景色なんて見ないよね普通ー純粋なんだねー」って感想がなんだか変；；；；
この女性は歩くのも大嫌いで１００メートル先の目的地にタクシー使うって聞かなくて往生しました；；；

高速道路の脇になぜかヤギが放牧されていました。
またしばらく行くと今度はホルスタインの牛舎が。
ヤギやウシは車の音でストレス掛からないのだろうか。

日の丸を付けた少しレトロな小ぶりの飛行機が飛んでいました。
バスガイドさんのお話では政府軍用機で、明日天皇が来られる為飛行訓練しているとの事でした。
そして私たちが帰途で新千歳に着いた同時刻にちょうど天皇が到着された様でした。

ゴール前直線。

■ 2011/09/14 (水) 北海道旅行雑感２

■ 2011/09/14 (水)　北海道旅行雑感２