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ゴール前直線。

Author:めとろん ( Profile )

 ■ 2008/12/06 (土) お葬式にて





彼女とは私が結婚し子供が生まれる頃までの12,3年間仲良くしていましたが
それからだんだん連絡しなくなって音信不通に近い状態でした。
一番の理由は、子供なんて嫌いと言っていた私が、結婚してすぐ子供が出来た事です。
彼女は若くで結婚してずっと強く子供を望んでいたのに出来なかった。
彼女は結果的に長く社会人として認められる仕事をして
私は子供中心の生活に入り、価値観が遠く離れて話が合わなくなりました。
でもその部分は置いて彼女のことは好きだった。



彼女は私と違って元々好かれる人で就職後にいっぱいともだちができたみたいでした。
一方、私は子供のことで数々の軋轢があって誰も信じなくなりともだちはいらないと思うようになりました。
3年前がんになったと連絡を受けて、私は慌ててお見舞いに行きました。
彼女は、仕事先などの子供なしの夫婦と遊びに行く旅行やスキーなどの楽しい話をしていました。
大変な子供を育てて人生棒に振るよりこのほうがよかったかもとそんな感じのことを言ってました。
それでも子供は宝だと、病気の彼女には言えない私。
あれも言えないこれも言えない・・・



それから何も言えない事だらけでそれが怖くて連絡しないまま、彼女は亡くなった。
今日共通のともだちから
彼女は私に言ったことを気にしていたと聞きました。
私を怒らせたかもと後悔していたそうです。
私はことばを選びすぎて何も言えなくなっただけだったのに、怒っていなかったのに。
彼女もまた言えなかったって事でした。
落着いたら彼女のうちにもお参りにいきたいと思います。





お名前   コメント

めとろん にやーごとミネヤさん。そうそう。  (08/12/07 00:55)
にやーごとミネヤ 長っwだるっwだから銀行で孤立するんだよ。唯一お客が友達かっ?違うかっ♪ (08/12/07 00:51)
めとろん いつも流星のように現れる和牛さん、わかってくれてありがとうございます。今回お葬式に行って始めて思ったのですけれど、よく、お葬式は残る人のためにするもので死んでしまった本人には関係ないって考えがありますが、私もそうかなと思っていましたが考えが変わりました。やっぱり本人のためにしたらいいものだと思います。祝福されて生まれてきた瞬間から山有り谷有り、様々な荷物を持ちながら人生をやってきて人間は100%死ぬ。お葬式の参加者の数だけ、脳裏に彼女が生きて来た証が再生される。私は彼女が立派にこう、こう、こういう風に生きましたってことがお葬式で確認できて納得しました。本当にご苦労様という気持ちです。和牛さんのおっしゃるとおり、なんだそれなら生きているうちに思い切って話をすればよかった、とも思うのですげれど、現実にはできっこなかったです。なぜなら私が本音をいってしまうと、彼女も本音を出してくる、でももうそれはいらない事で、そのために彼女はがんになったんだし、ご主人は罪悪感を背負ってらっしゃるだろうし、後は全てより良く生きようとして出た結果だから、前向きに受け止めて生きるのがいいし、彼女はその事はわかっているし、この事は私が触れるべきことではないからです。従ってすべてがいえませんでした。私もまたあのお葬式で完結しました。あとはこの事をいつかご主人と話して少しでも分かち合いラクになっていただけたらと思います。 (08/12/06 22:55)
ちえ 結局自分のことばっかりで、あんまり悲しそうじゃないんだよなぁ。 (08/12/06 22:47)
和牛 なんだかいろいろと考えさせられる、想いが伝わってくるような日記です。きっと、めとろんさんは彼女だからこそ話したいことがいっぱいあったのでしょうに。けれど、あまりにも生活環境が違うために相手のことを傷つけたくない、いやな気持ちにさせたくないという想いが強過ぎたのかもしれないですよね。あと、全く違う生活をしていると共感できるような話がなかなかできないですから、そういうのも辛いところだったかもしれないですけど。でも、きっとそんなのは杞憂に過ぎなくて、彼女とならそういう部分もひっくるめてもっと本音でお互いのことをいろいろ話せたのに…というのが少し残念なところなのかな〜と思いました。だから、言わなくて正解という考え方もあるけど、彼女にはそういうことを言ってもきっとわかってもらえたと思うし、全然問題なかったかも。今になって思えば、むしろ彼女もそれを望んでいたのかも(そんなに気を使わずに、めとろんさんが、めとろんさんの立場で思っていることを素直に話すこと)しれないですね。慎重になり過ぎたというか、彼女との関係にもうちょっと自信をもっても良かったのかも。肯定する云々てのはちょっと違うような気がします。めとろんさんは、何一つ相手のことを否定しているわけではないんですから。彼女が亡くなってしまったのは残念ですが、彼女はちゃんと解ってくれていてお互いに想っていたんだ…ということはやっぱり救われますよね。。な〜んだ、そうだったらもっともっと話したいことがいっぱいあったのに…て感じかもしれませんね、お互いに。    なんか自分の想像でかなり勝手な解釈をしているかもしれませんがそんな風に思いました。 (08/12/06 22:17)
めとろん にやーごとミネヤさん。私は友達いない、いつも一人。  (08/12/06 21:58)
にやーごとミネヤ 友達いないんだね。 (08/12/06 20:18)
めとろん ぱぱりんさん。私は彼女が生きている時は如何ともし難い気持ちがありましたが、ご主人とともだちの言葉を聞いて感謝の気持ちに変わりました。ともだちは私の思いと近況を間違いなく説明してくれていて(離れているのによく分かるなあと思うくらい)彼女は「私の心配はもう置いといて、もっとのんびりやりや」と言ってくれていたようです。そのときの様子を詳しく聞けてすっきりしました。  (08/12/06 19:10)
めとろん にゃ〜ごさん。はい。本人は後悔で残さなかったと思います。でも回りは・・・ご主人はもっと早くに2人で生きる!と切り替えていればとどれほど。 (08/12/06 19:04)
めとろん サイコロさん。はい。彼女は明るく前向きに日々を大切に暮らしたようです。あんなに慎重に言葉を選ばなくても良かったのかも知れないです。でもそこが2人似ているところでした。  (08/12/06 19:01)
めとろん ああああさん。言わなくて良いんだけど、結局彼女には言わなくても一緒でした。 (08/12/06 18:58)
ぱぱりん そして後悔だけが残り、後悔もいつか忘却の彼方へ・・・(幸せになるため)長生きしようゼ!^^ (08/12/06 16:21)
にゃ〜ご 彼女はとても怖かったのかもしれませんね。。そして自分の叶えられなかった望みを、悲しみや後悔として残したくなかったのかもしれない。。自分の現在を認める事に精一杯で。。人の心のタイミングは、時に残酷ですね。。 (08/12/06 16:12)
サイコロ 子どものいない人生を、精一杯生きられたんですね。ほしくても授かれなかった人・・・あまり欲しくなくても授かってしまった人・・・しかし、生きている限り、どこかで人は頑張るようにできています・・・ (08/12/06 13:30)
ああああ 言わなかったのは賢明だったと思います 「子供は宝」って彼女は誰よりも解っていたと思います。 (08/12/06 11:04)
下っ端公務員 だから、心から肯定してあげられる懐の広さがほしかったということです。 (08/12/06 09:34)
下っ端公務員 心からの肯定なら、相手に伝わったはず。 めとろんさんの心の中では肯定できていなかったんですよ(^^; (08/12/06 09:29)
めとろん kazz05さん。残ったご主人がくれた死亡報告の電話の内容と、それからお葬式で会えた共通のお友達からの詳しい話で、彼女が私のことを長年気に掛けてくれて、好きで居てくれた事がわかりました。結局話が出来なくなった理由はお互いに十分理解していて、でもお互いに好きなままであったのです。お葬式の場で長年の真実が分かりました。これで私は救われました。 (08/12/06 09:14)
めとろん MisOさん。彼女は長年苦しい不妊治療をしていました。言えなくて、でなくて言わなくてで確かに正解だったわけですが・・・ (08/12/06 09:07)
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