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人生には必ず邪魔が入る。妻は水原一平です |
■ 2025/03/25 (火) 【名もなき男の、ああくだらなき我が人生】 最終章 第六話 |
【名もなき男の、ああくだらなき我が人生】
最終章 第六話 運賃が良いという事もあり依頼された宅配の仕事に移る事となった。 20代前半から中盤にかけてやった久しぶりの宅配、いろんなイメージを想像しながら業務に入った。 まあ慌てず、物量に対して気持ちが負けてはいけない。 時間指定はゆとりをもって、周囲のドライバーの配達速度に惑わされず、何よりも安全第一 そんなこんなで卒なくこなし 宅配ライフをこなしていく日々となった。 私生活は定期的に妻がキレ、無意味な嫌がらせを受けていた。しかしかわいいワンコの為に我慢の繰り返し、ワンコにだけは幸せでいてほしい、その思いで歯を食いしばっていた。 女というのは自分勝手な生き物だ。 優遇される事が当然と考え、自分の望む行動を相手がとらなければキレる。男の人生は自分の犠牲として存在する事が当然と考える。 一応共働きであった為、お互いの稼ぎはそれぞれで管理していた。しかしまあ俺の稼ぎで生活費ぐらいは賄おうと思い家賃やら光熱費は私の方で支払っていた。 子供がいる訳でも無いから別に問題ないはずである。 しかし馬鹿女は俺の財布を何が何でも自分のものにしたがっていた。 最初は拒否し続けていたが、次第に駄々をこねる馬鹿ガキのような態度になり不機嫌全開でキレ回るようになった。 ワンコがいなければこんな馬鹿は放っておいたのだが、殺伐とした空気の中でワンコに生活させるのが心苦しかったので泣く泣く機嫌をとり預ける事となる。 同じ日が休日の時は常に憂鬱だった。 そしてある程度休日を被せる為に私も努力せねばならない。 仕事先に迷惑をかけるのは本当に個人事業主失格である。 糞の役にも立たないどころか迷惑なだけの馬鹿女。 相手の機嫌を必死にとって嫌な思いをするだけのつまらない休日。本当に憂鬱だった。 この頃の宅配は夕方ぐらいになると一息つける時間があったので、その時間に車の中でyoutube見ながら休むひととき、それが人生唯一の癒しであった。 こんな馬鹿疫病神に取り憑かれたらまだ生きてくれている両親に何かしてあげる事も出来ないだろうな・・・ そんな気持ちを抱き始めていた。 その時代に捧げるBGM 島唄 ザ・ブーム https://youtu.be/jIBS2wHx0pc?si=IWavFbhwXpTYD5-S |
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