日記HOME | TOP タイトル一覧 月別 |
人生には必ず邪魔が入る。妻は水原一平です |
■ 2025/02/24 (月) 【名もなき男の、ああくだらなき我が人生】 最終章 第四話 |
【名もなき男の、ああくだらなき我が人生】
最終章 第四話 最期のサラリーマン生活を終えて個人事業主生活が始まった。 開業届けや車両登録、等々、通常面倒くさい手続きも楽しみながらやっていた。 確定申告が自分で出来る気がしなかったので助けとなるものが欲しくなり青色申告会に加入したが、ここにいたババアがやたらとムカつく奴だった為にすぐに退会してしまった。 何か別なところがないかと悩み、その後商工会に加入した。 今でもお世話になっている。 そして営業活動となる。 まあ、軽貨物の人間はだいたい自分で仕事を探して直接契約するよりも、既に仕事を持っている会社と契約を交わし仕事をもらうのが一般的だ。 契約した会社へのロイヤリティが発生するが、自力で営業をしなくて良いと考えれば気持ち的にだいぶ楽ですしね。 サラリーマン時代に経験のある宅配、まずは避けた。 やはり大変な思い出しかなかったから、とりあえずいろいろとやってみようというのが最初の気持ちである。 長距離配送の仕事を始めた。 私が走った場所としての遠方は東は岩手、西は福岡、えげつない距離の配送だ。 道の空いている夜中に距離を稼いで仮眠を取りながらひたすら走った。 一回の配送に何回も給油し車自体を消耗させながら頑張った。痛いのはやはり帰りの荷物が無かった事だろう。 その為、高速を使ったら赤字で終わるというなんともボランティアと呼べるような仕事だった。 世の中の皆様は送料が高いと思っているかもしれませんが、荷物が届くというのはガソリン代のみならず、車自体の消耗、そして保険、最後に莫大な時間を費やして走るドライバーの労力があるという事を知って頂きたい。 ネット通販なんかの送料無料、そのしわ寄せを受けているのは末端の人間なんです。 一番恩恵が無いのが末端、そしてしわ寄せを最も受けるのは末端。 人間は哀しい生き物だね。。。 その時代に捧げるBGM 手のひらを太陽に https://youtu.be/spva5Kylw1M?feature=shared |
タイトル一覧 月別 |