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人生には必ず邪魔が入る。妻は水原一平です |
■ 2024/11/11 (月) 【名もなき男の、ああくだらなき我が人生】 第十五章 第二話 |
【名もなき男の、ああくだらなき我が人生】
第十五章 第二話 バイトではじめた物流倉庫。 正社員を目指すという選択肢をもらった。 正直この頃はまだまだ過酷な正社員時代のトラウマが残っていたので(実際のところは今もまだ残ってる)あまりのり気ではなかったのだが、それなりの立場の人と一対一で話をするとどうしても適当な答えを言えない性格であった。 社会的な上から目線や見栄を気にしなければ、そして人付き合いを必要最小限に抑えれば、バイトで生計を立てるのも決して不幸な事ではない。 いろいろな場所で働いてきたが、私は大きな出世はないが小さな昇格をするタイプの人間であるという事が分かった。 会社というのはどうしても新陳代謝をしなくてはいけないものである。嫌でも誰かが辞め、誰かが入る、そのサイクルの繰り返しだ。 自分自身がその地位に落ち着きたくても会社から見ればそれは迷惑な話しなのだ。 私のように頼りないが見た目真面目で見た目そつなく仕事をこなす人間というのは上司から見ると「こいつ、俺の手で成長させてみようかな……」 みたいな感じに見られやすいのだ。 ゆえに少し昇格させて責任を負わせてみる。 そんな感じなんだろう。 正社員になる為にいろいろとイレギュラーなポジションに立った。日勤と夜勤、その両方に微妙な感じで入りどちらからもいいように使われた。 訳の解らない勤務体系にさせられたのに糞係長から「おめーの勤務時間がよくわからねーんだよ!」みたいな腹立つ事も何度も言われた。テメーらが俺をいいように使ってんだろ!って感じだった。 補足だが、この糞係長は私を社員にしようとはしていない。当時の所長が私を推してくれたのだ。 そんなこんなで数年の月日が経ち、正社員としての面接を受け、のり気でなかった故にボロボロの面接を部長にボロカスに叩かれながら、正社員になった。 当時は正社員になってしまった…… という、感覚が99%だった。 その時代に捧げるBGM ジェラシーを眠らせて 氷室京介 https://youtu.be/GxZ8T4fx_5o?si=SfIswhO1kvNzGGEB |
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