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人生には必ず邪魔が入る。疫病神が疫病神を連れてきました。 疫病神はかわいいワン子を連れていました。 ワン子の不幸を見逃せませんでした。 自分を終身刑とし、不幸を背負う代わりに 何とかワン子を救う事が出来ました。 |
■ 2024/09/02 (月) 【名もなき男の、ああくだらなき我が人生】 第十四章 第一話 |
【名もなき男の、ああくだらなき我が人生】
第十四章 30代は軽微なうつ状態での出発 第一話 自分の事を知る人間がいない土地に辿り着いた。 世代的なものと育った環境の影響かもしれないが、私は 隣人との付き合いもなく人混みの中に紛れ、誰にも気にかけられず、カメレオンのようにひっそりと息を潜めて生きていくのが本当は一番性に合っていると思う。 それが落ち着く。 得意のレオパレス家賃前払いで当面の住処は確保した。 いずれ無くなる蓄え、仕事を探さなくてはいけないが、振り返ってみるとこういった状況の時が人生で一番楽しい時な気がする。 右も左も解らない。スマホなど無い時代。 ムキになって持つことを拒んでいた携帯(ガラケー)をようやく持つ事にした。 それまでは固定電話を契約していた。 当時はまだ期間限定で使用出来るプリペイド携帯なんかをたまに購入する事もあった。 まだあるのか? コンビニなんかに置いてある無料の求人誌を手に取り、書店でこの市の地図を買い、いろんな場所を散策して土地勘をつけた。 バイク生活も晩年を迎えていた頃である。 2輪としては最後の愛車、グラストラッカーにまたがっていた。 そもそもなんでこの土地にきたのか、適当と言えば適当なのだが、エア出勤時代にやっていたコンビニチルド倉庫のバイト、ああいった場所で細々とやって生きていきたいみたいな願望が強くなり、そういった倉庫がこの土地に存在したので来たのだ。 (別にそこの求人があった訳ではないがw) そこか、それに近い仕事を見つけてひっそりと生きたい。 その程度の感覚なのだ。 スーパーなんかに行くと今まで行っていたスーパーとは並んでいる商品の感じが違ったり、ホームセンターの主流店舗も違ったりと新鮮な気持ち半面、ちょっと探すのに困ってしまうのが半面といった感じの小さな違いが多々あった気がした。 何度も書いてる事ではあるがこれはきっと使命であり、運命だったのだ。後に出会う次のワンコに引き寄せられこの地についたのだ。 これはだいたい15年ぐらい前の事。 そのワンコが生まれたのも15年ぐらい前の事なのだ。 そして計算してみたら…… やはり私がこの地に辿り着いた年にワンコはこの世界に生を受けていた……。 その時代に捧げるBGM Blieve in Love リンドバーグ https://music.youtube.com/watch?v=QFYU6bwiHO0&feature=share |
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