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人生には必ず邪魔が入る。

疫病神が疫病神を連れてきました。
疫病神はかわいいワン子を連れていました。
ワン子の不幸を見逃せませんでした。
自分を終身刑とし、不幸を背負う代わりに
何とかワン子を救う事が出来ました。

 ■ 2024/07/22 (月) 【名もなき男の、ああくだらなき我が人生】  第十二章 第八話


【名もなき男の、ああくだらなき我が人生】

第十二章 運命のカウントダウン

第八話


私、27歳
愛犬、17歳

その日を迎えた………。

今思うと晩年に衰えは日に日に現れていた。

実家で息を引き取った。
詳しくはあえて書かない、やれる事をやりきってあげれなかった自身に対しての怒りを悔やんでも悔やみきれないから。
数日間涙が止まらなかった。止めれなかった。
単純な理由では説明出来ない、そんな涙だった。
目の前に起きた現実は受け入れたのだ、悲しさ、申し訳なさ、悔しさ、家族に対しての憤り、どれが理由かは解らない、自然と目から溢れる涙を止める事がどうしても出来なかったのだ。

身内の祖父母の葬式が計4回、一度も出る事がなかった涙がこの時だけは止まらなかった。

人生最初の使命であり運命が幕を閉じたのだ。

説明のつかない涙と共に、「ああ、やっと終わったのか……」という気持ちももしかしたらあったのかもしれない。
私自身も家族も怠慢だったと思う。
なぜなら、その生命に対しての勉強があまりにも不十分であったと思うからだ。今のようにネットがない時代の勉強は確かに難しい、でももう少し努力して学ぶべきであったと思う。それが命を預かるという責任なのだ。

人前でありながら止めれない涙と共に火葬してあげ、他の生命が祀られている場所へ一緒にしてあげるようお願いした。

その時に思った事を一つだけ覚えている。

もうこの場所にはこない、引きずりたくないから、でもずっと忘れない。忘れるなんて出来ない、君は心の中にずっといるよ。
愛犬よ
いろいろたくさん、ありがとう。
いろいろたくさん、ごめんね。
17年間、一緒に成長してきたね、
お疲れ様。本当に今までありがとう。

季節は思い出せない、夏ではなかった、そんなに寒くもなかった、冬を迎える前なのか、厳しい冬を過ぎた後だったのか……

そして、分かっていた
日記を書きながら、今だに枯れない涙なんだと……

私の中にあるハードディスク、例え多くのデータが紛失したとしても、運命を託された愛犬の事だけは絶対に消えないデータなんだと思う……


その時代に捧げるBGM
別れの曲 ショパン
https://youtu.be/XjeLkS-nuAs?si=P1V0eqU8vXD-APiQ




お名前   コメント

日記主 こういうのはご紹介して頂かなくて結構であります…(ー ー) (24/07/27 15:53)
日記主 ありがとうございますm(_ _)mわざわざ書き込んでくださり感謝です。 (24/07/25 20:04)
記入なし 敗者さんは良くやったと思いますよ。でなければ17才も生きられません。 (24/07/24 21:52)
日記主 言葉で意志の疎通が出来ない。だからこそそこに本物の想いが生まれる気がします。猫を愛したななし様、動物の為に動物を愛せる方を私は尊敬しております。 (24/07/22 21:47)
記入なし 自分も、20年近く飼っていた猫を失いました。悲しかったですね。ペットロスは、忍びないですね。。。 (24/07/22 17:21)


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