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妻は水原一平です

 ■ 2024/07/01 (月) 【名もなき男の、ああくだらなき我が人生】  第十二章 第五話


【名もなき男の、ああくだらなき我が人生】

第十二章 運命のカウントダウン

第五話


エア出勤生活が始まった。

この◯オパレスもご存知の通り癖を持った物件だ。
しばらくしてからワンルームに大陸人が複数で生活するようになり、駐輪場も我が物顔で占領された。
荷物も少なかったので◯オパレス内での物件移動を願いでた事が一度あった。この頃はまだバイクのみで生活していた為、駐輪場のスペースは死活問題だ。
どの程度の費用がかかったかは覚えていない、しかし移動先は平穏に過ごせたはずである。
地元の物件だったので外国人が群れなさそうな場所を推測したのだ。下見もしたはずである。最初は失敗だったな……

そしてつなぎの為にバイト探しを始めた。
あくまでつなぎ、ガッツリ働く気など毛頭無い。毎週サッカー見ながら適度な生活費の足しにする程度のつもりであった。
某飲食店のデリバリーのバイトを見つけた。
基本配達。空いてる時間は皿洗いなんかをやっていた。
昼前から何時ぐらいだったかな、10時ぐらいから夕方、17時頃には退勤し、愛犬の面倒を見る。そんな感じだ。
父も母もまだ現役サラリーマンであった為この時間の私の行動は把握していない、エア出勤しているかエア出勤の為に寝ているかも知られていなかったはずだ。

職場にはむかつくババアがいた。このババアが辞めた時は爽快な気分だった。
ズリネタに出来るおばちゃんも一人いたな。
少し年下の野球好きなフリーターの兄ちゃん、彼は今頃何してるかな……

この時私は25歳か26歳か……、エア出勤中の職場でもそうだったがだんだん年下と同じ場所で働くのが普通になってきた頃だ。

自分自身の現状は他人に話したくなるようなものではない。何かを聞かれても適当に答え、本当の事は隠していた。
店は人手不足、店長は当然私をもっとガッツリ働かさせようと工作活動に出てきた。
出勤日数はだんだん増えてきていた。多少の要求も飲んだ。しかし、はじめに決めた夕方以降の依頼だけは頑なに断り続けた。全て愛犬の為である。内容は言えないが絶対に帰らなくてはいけない理由がある。みたいな感じで伝えていた。

そしてとうとう店長が不自然にもほどがあるかたちで、夕方間際に私と一緒に配達に出て何が何でも夕方以降の一線を越えさせてそれを習慣化してしまおうと、そんな意図が見え見えの行動に出てきたのだ。
退勤時間間際に私は言った。配達中である
「店長、どうしても帰らなくてはいけません。私はタクシーを拾って帰りますので後はお願いします。」

店長は諦めた。
そして私がその数日後に辞める意志を伝えたのは言うまでもない。数ヶ月の出来事である。
半年以上はやったかな?


その時代に捧げるBGM
ラフ ダイヤモンド リンドバーグ
https://youtu.be/-x4D9mrCo8U?si=tpXfaDXctOJQX3Ln






お名前   コメント

日記主 まあ、つなぎバイトですので。。。 (24/07/02 07:05)
記入なし 辞めちゃったんですね、お疲れ様でした。。。 (24/07/01 17:31)


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