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ヒモと呼ばないで

9年ぶりに帰ってきました。誰か助けて。

 ■ 2003/12/15 (月) 研修初日


5:45 起床。
7:35 電車に乗る。
9:10 研修場所に到着
9:30 研修開始
11:45 昼休み
13:00 講義開始
18:00 解散

一体なんなんだ。

住所、氏名、本籍、ハンコ…を何回繰り返し書いただろうか。
もう何の書類を書いたのか、全て忘れてしまった。
っていうか、思い出したくない。
こんなに無味乾燥な時間を過ごすなんて、これまでの生活じゃ、まずあり得ない。
なんと午前中はこれを繰り返すだけで、本当に終わってしまった。

自分の一番身近なことをこれだけ繰り返し書かされると、自分の存在を「本当にお前なんだろうな。本当なんだろうな。」とテストされているような気分だ。

その揚げ句に「氏名コード」なんてものを当てられる。
「じゃ、これからは、全てこれであなたの情報を管理します。忘れないように。」だって。

まさに「捕まった」って感じ。
「初期化」されたとも言えるか。

こうして「捕獲された」のは、 俺を入れて男性6人、女性2人。
すでに働いていて、新任講習じゃない人もいたようだから、明日には少し数に変動があるかもしれないが。

ちなみに男性で、禿げも白髪もないのは、俺だけ。
女性は事務が主だが、一部ビル管理をすることがあるかも、という理由でこの研修に参加させられているようだ。
二人とも、30代前半という感じ。

これじゃぁ、休み時間に話す相手もいないよ。

午後からは「講習」。
もと某市の警察署長だという男性顧問と会社の担当者が1時間づつ交互に行い、全部で4講義。
それぞれA4のレジュメを準備していて、警備業法、憲法、警備業の歴史/概要、会社の沿革…等々、全然面白くない(が、何故か他の人にはうける)雑談を加えながら講義をする。

俺は「現在警備業界に従事する人口は?」と問われ、「見当が付きません」と言ったが、この会社の担当者の講師に思い切り不愉快な顔されたので、すっかり舞い上がってしまい、慌てて1桁違う数字を言い放ち、今度は鼻で笑われる。
しかし、この直後「制服」について話しているとき、女子の消防の制服を堂々と「パイロット」と言った人がいたので、救われた感有り。

後はとにかく睡魔との闘い。
こんなに手強い睡魔に出会ったことはないくらい、眠い。
これだけ長い間、話を聞き続けているのに、心に引っかかる事が何一つないなんてことがあっていいのか。
本当に眠い。

っていうか、堪えきれず少し寝たが。

最後に制服を実際に試着して、サイズチェック。
ボタンだとか帽子のデザインが、変にデコラティブというか、気取ってるという感じで、気に入らない。
試着用だけなのかもしれないが、シャツなんかオレンジ色だよ。
大丈夫か。

やっと終了…という時になって、「明日は今日より30分早く来て下さい。8:55迄には部屋にいるように」と言われる。
今日以上に眠い一日なんて想像できない…なんて思っているとさらに、「それから明日は健康診断だから朝食は食べないで来ること」なんてことを、さも当然のように言われる。

空腹と眠気…遭難者か。
オレンジのシャツ着てたら、誰か助けにきてくれるのか。

これでまだ初日、講習の1/5だよ。
大丈夫か。

帰ってきたら、放送大学の事を調べよう、と決めていたが、中止する。
もう風呂に入って、寝ないと。

本当に疲れたよ。






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