曖昧な未来

3/2　
愛ちゃんと顔を寄り添う夢を見る。
いい感じの所で目覚ましに起こされ朝を呪いながら仕事に出かける。
恋に関してもかなり冷めてると自覚している僕ですがどうやら完全
にホレたようです。むふっ。

仕事の後、愛ちゃんといつものように食事。
この十数分間が僕にとって一番の楽しみであり正念場なのです。
いかにこの時間までにテンションを高めて持っていくか、
まるでスポーツ選手の心境です。。
音楽の話とか学生時代の話とか他愛のない話をする。
ひょんなことから彼女の陰に少し触れる事が出来た。
愛ちゃんはどうやら長生きしたくないらしい。
悲しい事の方が多い世界に長く居座る気はサラサラないようだ。
いつもはキラキラ目を輝かしている彼女がそう吐き捨てるように
言ったのは意外だった。
みんなそれぞれ陰を抱えながら生きているのだなぁと。
それでも精いっぱい生きてる彼女は偉い。

もう会えなくなるのは寂しいが僕は悶々とした苦悩から解放
される。そしていつか遠い過去の想い出となる。
人生ってそんなことの繰り返しだね。
わずかに繋ぎ止めるモノを色々と探してはいるのですが。。

3/3
朝の芸能ニュース見て清原はピアスが似合わないなー
なんてノンキな事考えていたら会社でちょっとした事件が発生。
朝からDQNにさんざん叱られる。
結果として僕が責められる事になってしまった自分の天文学的な
タイミングの悪さに嫌気がさす。
何故俺だけが責められるのか負に落ちないが仕方がない。
個室に呼び出され延々と説教を食らう。
よって絶不調の３月のスタートを切る。

その後DQNは得意先の担当者に大声で怒鳴りまくっていた。
相手はお客さんですよ、逆ギレ？
いい年なんだからもう少し感情をコントロールして自分の立場とか
言い方とか冷静に考えられないのでしょうか、まぁそういう人間
だから仕方ないな。こんな人間と１日の大半を共にするのはキツイ。
金を稼ぐって大変だねぇ。