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ボロクソ駄目日記 |
■ 2010/03/14 (日) 完 |
ピータを追ってハッサン、チンミ、クレアの3人はカジノ広場へ出た、新手のキラーマシンが2体集められていた乗客を人質にチンミ達を待ち構えていた
少女「お兄ちゃん!」 チンミ達が近寄ろうとする二体のキラ−マシンが立ち塞がる、ピータがキラーマシンを尻目に走り去りクレアが後を追う ハッサン「チンミ!先に行け!」 チンミ「ハッサン!」 ハッサン「心配すうるなて!これでも死線は潜り抜けて来たんだ!、それにこいつらの相手なら慣れてるしんな!」 ハッサンの意志を読み取ったチンミは”判った”と頷いてクレアの後を追った * ガラ「ギズム!気は確かなのか!?、連中をここに連れてくるなんて!」 ギズム「正気では無いとこの仕事はやってないさ・・・俺は奴と戦ってみたいのさ、ガラ」 ガラ「馬鹿な!、俺達の仕事を忘れたのか!」 ギズム「オマエには判らんだろうな・・・さて準備をしておくか・・・」 * ピータが船室の前で止まった クレア「?!」 ピータ「俺が案内するのは此処までだ・・・、そしてこの部屋に入れるのは一人・・・」 クレアの後ろからチンミが駆けつけてきた ピータ「行け、お目当ての人物はあの部屋の向うだ」 クレアが船室に突入し、チンミが後を追うがピータが立ちはだかる ピータ「貴様の相手は俺だ・・・」 * 船室に突入したクレアを発見するなり賊達が切り掛かるが、尽く斬り返され骸と化していった。 ギズム「良く来たな・・・クレイモア」 中央の制御室からギズムがクレアを出迎えた クレア「おまえは!」 ギズム「久しぶりだな、クレイモア・・二年振りか」 クレア「地獄から蘇って来たか、死に損ない」 ギズム「地獄・・・・そうかもな・・あの時俺はオマエに斬られた、そして一度は死んだ・・、だが・・・ 俺はある組織によって蘇った、おまえに復習する為にな・・・」 凄まじいスピードでクレアが斬りかかると大剣はギズムの身体に深々と突き刺さる、手応えを感じ取ったクレアの身体が衝撃と共に弾き飛ばされる、頭を振り意識を取り戻すとギズムに意識を集中した、”馬鹿な確かに手応えはあった筈だ”ギズムが身体に突き刺さった大剣を突き放り投げると体が盛り上がり変形し始めた、身体は見る見る内に大きく変形し怪物と化している皮膚組織も白い装甲版と化し関節の隙間からは筋肉が見え隠れていた、頭に生えた角から東洋の鬼を思わせた、右胸からはガラス装甲らしく心臓が見えていた ギズム「見ろ!この体を、俺は新しい力を得た!貴様ともう一度戦う為にな!」 クレアが身構えるとギズムが両手を広げて叫ぶ ギズム「来い!クレイモア!」 クレアが賊の持っていたサーベルをギズムに向けて放った、ギズムが払いのけるクレアに視線を向けるが 床に刺さった大剣を抜き取ったクレアがギズムの左腕を斬り捨てる クレア「私もあの時までのままと思うなよ”妖魔”」 ギズムが左腕を傷に当てると触手が絡まり傷口が瞬時に縫合される ギズム「言った筈だぞ、俺も新しい力を得たとな」 * ハッサンが残りのキラーマシン片づけると仁王立ちの状態で機能を停止した ハッサン「ざっと、こんなもんよ!」 乗客達の縄を解き、安全を確認しチンミの元へ行こうとするハッサンの前に男が立ちはだかる ハッサン「オマエは!」 彼の目の前にいたのは、かつての仲間だったテリーだった ハッサン「テリーおまえもこの船に乗って来たのか」 近寄ろうとするハッサンの腹部に剣を突き立てる 乗客達の悲鳴が挙がる声が聞こえた、腹部に異様な熱を感じた瞬間、体中の力が抜けその場に倒れ込んだ ハッサン「テリー・・・おまえ・・」 ハッサンに一瞥を加えテリーが立ち去って行く、そして彼の意識は其処で途絶えた * ピータがナイフを器用に操りながらチンミを斬りつけていく、チンミはかわしていくがスピードには着いていけず致命傷を避けるのに手一杯で、体中には切り傷だらけだった ピータ「どうした?逃げてるだけじゃないか」 チンミ(何て人だ隙を見せようとしない、迂闊に飛び込めば瞬間にやられる・・どうしたら) 周りにある物に目をやる チンミ(一か八か・・・・) チンミが壁伝いを跳ねてジャンプしていく、ピータが巧みにナイフで斬り挙げていく、幾つか切り裂いた袋から消化用の粉が吹き上がり粉塵があがり次第にピータの視界が遮られていく ピータ「そこか!」 粉塵の中に人影が写りナイフを放つと、次第に粉塵が晴れ視界が戻るとズタボロとなった赤いチャイナ服にナイフが突き刺さっていた ピータ「何?!」 予測外の事に動揺するはピータの背後からチンミの跳び蹴りが炸裂しピータは意識を失った チンミ「消化粉がなきゃヤラレてた・・・」 そう呟くと、クレアが消えた方角へ脚を急いだギズムが腕を振り上げクレアを壁に叩き付ける 叩き付けられた衝撃で息ができずに悶え苦しむ ギズム「どうした!?クレイモア!その程度か!」 剣を杖代わりにして立ち上がり体勢を立て直す 斬っても瞬時に再生する肉体に苦戦を強いられていた 上に妖魔の体を改造され尽くしていた、ギズムの弱点はただ一つ心臓だ、其処さ狙えば、しかしガードが高く容易には近づけなかった ギズム「がっかりだぜ、こんな筈じゃなかったんだがな・・・」 クレアを見下ろすギズムが腕を振り下ろそうとするとその視界にチンミの鉄拳が炸裂した・・ しかし、装甲版は人間の拳ではビクともする筈が無く チンミの拳から血が噴き出していた クレア「おまえは・・」 チンミ「ハハ、無事で良かった・・・」 苦痛に耐えながらチンミがクレアに微笑む ギズム「何だ?テメーは?」 ギズムの装甲版には僅かであるがヒビが入っている クレア(さっきの一撃で奴の装甲にヒビが・・・) ギズムの脈打つ心臓部に入ったヒビ、恐らくそこが弱点なのだろう、だが奴どうやって攻撃を加える? こちらの攻撃は読まれて居る可能性もある、チンミの攻撃とて例外ではない、それに先程の攻撃で券は破壊されている、その肩にチンミが手を置いた チンミ「僕なら大丈夫、もう一度攻撃さえ加える事が出来たら」 クレア「無茶だ!それにオマエの拳は!!」 チンミ「大丈夫、僕に考えがるあ」 チンミがクレアに耳打ちをする ギズム「何、ゴチャゴチャしてやがる」 * フォックス、オロとスネーク達が戦闘中の間にテリーが割って入る オロ「フォフォフォ、どうやら時間のようじゃの」 フォックスが煙玉を捲くとそこには誰もいなかった スネーク「く、逃げた・・・のか・・・」 * 脱出艇にはガラが怯えた表情で待ち構えていた ガラはテリーを発見すると脂汗を浮かべた表情で3人を見上げた ガラ「随分とおそかったじゃないか」 テリー「・・・・・」 ガラ「まあ、いい予定の物は取り敢えず手に入った」 ガラ達を乗せた船は水泡を立てながら潜水していった * クレアが突撃するとギズムが拳を振り上げる寸出の所で交わす、その隙にチンミが突撃する、空いた手でギズムが掴みかかるがチンミも寸での所で交わす その隙にクレアがギズムの胸に剣を突き立てた、ギズムの胸板がヒビが入ると砕け散り剣が心臓に突き刺さった、ギズムには何が起きたか判らず吐血した瞬間に倒れ伏した、いかに改造され強化された身体といえど装甲の重さによって攻撃のスピードは鈍り、体力にも限界はある、2人の攻撃を同時に行なえば反応速度も鈍る其処をクレアの高速剣で突かれた、チンミの咄嗟の機転ででもあった クレアが近づくギズムが血を吐きながら笑みを浮かべていた クレア「言え・・・オマエを蘇らせたのは何者だ」 ギズムが更に笑みを浮かべた ギズム「へへへ・・・さすがだな・・どうするつもりだ・・・クレイモア」 クレア「御前達妖魔に手を貸す者がいるなら、それは私の敵だ・・・」 ギズム「ククク・・・まったく・・・てめーは・・・ 敵にするには・・惜しい女だ・・・知りたければ辺境の地へ・・・向かえ・・・そこ・・へ・・・」 客船を襲った盗賊団を撃退した一行は、港町アルテアに入港した、船内に関する殆どの資料類は持ち出されていた、残されていたのはスターリン財団の代表者の死体だけだった、幸いテッサンは急所を外れていたが出血が非道く、スネークの応急処置で難を逃れたが チンミの拳の怪我は非道く、下手をすれば使い物にはならない スネーク「船長、世話になったな」 船長「作戦の成功を祈る!」 船長とスネークが握手を交わす 少女の父親「チンミ君、ハッサン君気を付けて」 少女「お兄ちゃん・・・手を早く直してね」 チンミ「うん!」 船は港街アルテシアを後にした ハッサン「しかし、何でオマエまで着いて来るんだ」 紗夢 「大事な従業員候補の安否を気遣うのは店長としてアル」 スネーク「さあ、行こう、こっちだ・・・」 * 反乱軍アジトでは悪魔城から帰還した、ケン、ランディー、アリシア、リュウ、ポポイ、シモン、モリガン そして、フィガロ王国からはエドガー、ティナ、バナンがアジトに集まっていた リュウ「スネーク!」 ケン「オッサン!無事だったか!」 スネーク「リュウ、ケン、久しぶりだな・・・」 ヒルダ姫「スネーク良く無事に戻ってきてくれましたミンウ、彼等の怪我を・・・」 ミンウ「は、ではこちらへ」 ミンウがチンミとハッサンを治療の間へ案内する スネーク「ヒルダ姫これが敵の機密情報です、ジャンとシュープの2人の命です」 ヒルダ「確かに・・・」 スネークから渡された書類を広げると何やら設計図が描かれている スネーク「帝国軍は全長100メートルの大型戦艦を建造中です、これが完成されれば連合軍は苦戦を強いられるの必然でしょう」 エドガー「何て事だ・・そんなものが空を飛ぶていうのか・・・旧世紀の遺跡に幻獣の力、そして大型戦艦帝国は本気で世界征服を企んでるのか」 ヒルダ「何とかしてサラマンドラにいるフリオニール達にも連絡を取れればいいのですが・・」 ランディー「何とかして連絡は取れないんですか」 * 帝国会議室では皇帝が見せた物に一同が愕きの色を隠せなかった、それは世界の遺産と称された『マナの種』だった・・・ ガドロノフ「こ、これは・・・・」 ガリウス「まさか・・・マナの種・・・」 ダーム「馬鹿な・・・・」 皇帝「世界誕生と共にマナの樹から生み出されると言われるマナの種だ・・」 ハーゴン「こいつは一体何処で・・?」 皇帝「部隊が、未確認の亜人の巣で発見した物だ、これさえ揃えば要塞の発見までは間近だ・・大型戦艦も完成した今、ペルシア国家の技術等に用は無い」 デスアダー「では・・・」 皇帝「諸君、我々は辺境国家群へ侵攻を開始する!」 その時、モリガンが躍り出る モリガン「ちょっと良いかしら、方法ならあるわよ」 ケン「?」 モリガン「私の記憶が正しければ、この城には幾つかの魔法陣がある筈それを利用すれば目的地までは何とかたどり着ける筈、けど問題が一つ・・・」 エドガー「問題ていうのは?」 モリガン「魔法陣のエネルギーに人間が耐えられ無いて事よ」 ティナ「アタシが行きます・・・」 エドガー「ティナ!」 ティナ「アタシなら、魔道の力を持つ私なら魔法陣の力に耐えられるかもしれない・・」 バナン「やってくれるか・・・」 エドガー「バナン様!」 バナン「エドガーよ、ティナは今自分を試そうとしている、それにこの娘に頼るしか無いのだ・・・」 ヒルダがティナに近寄る ヒルダ「やってくれますか・・・」 ティナは力強く頷いた ケン「俺とリュウは姫さんのお守り役だな」 ランディー「あの!僕も行きます!」 リュウ「ランディー!」 一同がランディを振り向く ランディ「僕も連れて行ってください」 リュウ「ランディー!今の話しを聞いていなかったのか!」 ランディ「僕なら大丈夫です、聖剣の力があれば・・」 モリガン「聖剣の力や幻獣の力があっても安全とは限らないわよ、坊や達」 ティナ「私に力があるのならそれを人々の為に使いたい」 ランディー「僕は自分の道が正しいか確かめたい!」 アリシア「私も行くわ・・・」 シモン「アリシア!」 アリシアがガンロッドを担ぎながら近づいた アリシア「私でも問題は無いはずよ」 モリガン「決まったのなら、早くして頂戴、あまり時間は掛けられないわ」 一行は魔法陣のある場所へと集まった 結局、ランディーとアリシアがフリオニール達の元に合流する事となった ヒルダ「2人とも頼みました・・・」 リュウ「ランディー、気をつけるんだぞ」 モリガン「2人とも準備は良い?」 魔法陣が光り輝き、辺りを眩い光が包んだ そして2人の姿は光に飲み込まれ消えていった * 魔界ではキングブレイカーが一人の訪問者を出迎えていた、その名はジュダ、魔界三大当主の一人ドーマ家 キンブレイカー「貴様が現れるとはな・・・ドーマ家の当主よ・・・」 * 幻想戦記〜接触の章〜完 次回=幻想戦記〜激動の章〜 参加作品 ラストレムナント ファイナルファンタジー12 ファイナルファンタジー6 白騎士物語 バハムートラグーン パンツアードラグーン・オルタ ムサシの冒険 暴れん坊天狗 精霊戦士スプリガン レナス ドラゴンスピリット RED・DEAD・REVOLVER スペランカー 剣豪3 グランディアX 突然マッチョマン レジェント*オブ*ドラグーン ドラゴンクエスト 少年ヤンガスと不思議のダンジョン エターナルアルカディア |
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よも なんで日記をつづけないんですか? (11/11/06 02:26)
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