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ボロクソ駄目日記


 ■ 2010/02/02 (火) ワルキューレ


獣戦士・・・まだ天も地も無い世界が混沌だった頃に太古の神によって作られた最初の人類だと言われた、彼等は人の姿と獣の力、神にも勝る精神力で地上の覇権を我が物としたしていた、長い年月を経て彼等は自分達が神に取って変わる者だと驕り高り神々に戦いを挑んだ、その傲慢さに神々は怒り、彼等を迎え撃とうとした、しかし、強靭な肉体と神にも勝る精神力で他の神々は苦戦を強いられた、彼等の軍勢が神々の目前まで来た時、古代の神々は彼等を石像の中に封じ込める事に成功した、こしかし、の戦いにより古代の神々は眠りにつく事になった、それだけ彼等に受けた被害は大きかったのだ
その獣戦士達を蘇らせようというのか・・・主神ゼウスは困惑した、さらに追い打ちを掛けるような事態が主神を驚愕させた、古の巨人族「デス=アダー」が地上で復活し魔界の支配者の一人「キングブレイカー」と名乗る男と手を組みトライフォースを求め地上に侵攻し地上の各地に存在する神々は封じられ各地に封印されていた、魔物や悪魔達が次々に復活していると
事態はもはや深刻だった、地上を制圧するとなれば天界への影響は避けられない、だが彼等に選択を決定付けられた事件が2つ起きていた、一つ黄泉の国に居た死者達が復活した事、もう一つは地上の軍隊が『魔大戦』に起きた『要塞』を復活させようとした事、地上の拠点が敵の手に落ちた今、神々の軍勢を送る事は不可能、もはや一刻の猶予はなかった主神ゼウスは神の子『乙女の騎士ワルキューレ』と『獣戦士』を地上に送り出すことにしたのである

朽ち果てた神殿の奧に彼女は居た、ここは天界でも立ち入りが禁止されている場所だったが今回特例を受け立ち入りが許可されたのである、彼女は奧へと進んだ
奧へ奧へと進むたびにあらゆる姿の彫像達が並んでいた、神々によって石化された獣人達であるである、長い年月により風化が進んでいるが此処は太古の神々が済むかつての神殿だった、中央の玉座にまだ風化が進んでいない彫像があった、それは只一人人間の姿をしている
ワルキューレ「かつて天界を貶めようとした獣戦士、言い伝えが本当なら、これで目覚めるはず」
主神ゼウスによる古の神が施した封印を解くには純血な心を持つ女性の精神が適正とされ、封印の解除には接吻を必要とした、この事を告げられた彼女は困惑したが、彼女の使命感がそれを押さえた
彼女が彫像に口近づく、近くで見ると彫像なのだが、意志を感じた、彫像の頬に手をやり顔を近づける、冷りとした間食が唇を伝わった、唇を離して離れた、暫くするが何も起こらい、背後から声がした
(キキキ・・・伝説の獣戦士、どのような者かと思えば、単なる神話にひか過ぎんか・・・)
ワルキューレ「誰です!出て来なさい!」
背後から空間が歪み、形を留め現れたのはボールのような身体に翼や足に尻尾が生えて目は一つしかなく裂けた口には鮫のような鋭利な歯が生えていた
アーリマン「俺の名はアーリマン、主の名により貴様を殺す!」
アーリマンの目が妖しく光と同時に衝撃波を放った
すかさずファイアーの魔法をとなえるが弾き返された
弾き返された魔法がワルキューレの身体に直撃した
アーリマン「無駄だ!貴様等の魔法など我等に通用せん!死ね」
アーリマンがトドメを刺そうとした時、彫像にヒビがはいった、ヒビは一気に広がっていき隙間から光を放ち、中から人の姿が現れ獣戦士の登場した、あまりの閃光にアーリマンの目は潰れ翼を広げのたうち回っていた、その身体に獣戦士が投げつけた槍が突き刺ささりアーリマンは即死した、傷を負った彼女が復活した
獣戦士を呆然と見上げていた

古代に建てられた建築群、剥き出しになった煉瓦に延々と続く蔦の群れを獣戦士は地上に向かって登っていた、その後をワルキューレが登っていく、地上へと降りるために古代のジャングルを抜け二人は遺跡群を通過中であった、地上と天界を繋ぐゲートである神殿が使えな今、古びた神殿しか地上に降りる手段しかなかった
地上に降りたのはよいが一面ジャングルに覆われた原生地帯、足場の悪い地形に湿気に満ちた気候、過酷な環境下での移動の上に兜や盾、剣といった装備の重量神の子と歌われたワルキューレも疲労の色が目立っていた、それに比べ獣戦士の方はワルキューレより装備がない分身軽とはいえ、必要な食料や水と言った生活物資を担きながらジャングルを移動している、過酷な環境も神に勝る精神力と肉体の前では敵ではないのだ
見上げると獣戦士が蔦を伝いながら黙々と頂上を目指していく
ワルキューレ(なんて人なの・・このような環境下で顔色1つ変えないなんて、やはりこれも獣戦士の持つ強さの証)
その時、ワルキューレの足下が大きく崩れ落ちた、バランスを失った彼女は手を放し落下していく、その手を獣戦士の逞しい腕が掴み、自分の方へ引き寄せる
獣戦士「足手まといになる、捕まっていろ」
彼は片手でワルキューレを担ぎ上げ腰元に捕まらせると再び地上を目指した、恐るべき筋力だった

地上を出ると緑の大地とも呼ぶべき草原が広がっていた、獣戦士が彼女を降ろす
ワルキューレ「あ、ありがとうございます」
振り向きもせず獣戦士は再び歩きだした


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