ヌレヌレ草★這い上がる雌ブタ

この間までの寒さが嘘のようにいい天気になったよ。
それにしても突然、半袖って極端。

今日はお医者さんにて定期子宮ガンテストの日なのら。

診療所は徒歩１０分の場所だけど、天気が良いので散歩もしたよ。
ヌレﾀﾝの診療所は今まで住んでたよそのエリアでは見た事ないくらいキレイなのさ。
庭もあって、ステキな家みたいなのら。

最近、引き篭りで天気も悪くて冴えなかったけど、天気がいいと気分も明るくなるね。

女医のアンは多分、ヌレﾀﾝと同い年くらい。
ここに引っ越してからの付き合いだからもうかれこれ１０年以上はお世話になってる。
ここは日本人が少ないエリアなのでアンもヌレﾀﾝには良くしてくれる。

しかし、アンは異常なまでに元気な人なのれす。
話しているとパワーが吸い取られそうになるのれす。

アン『久し振り！今日は子宮ガンテストの日ね！』
ヌレ『久し振りですね。』
アン『前回は去年にテストを受けたわね。』
ヌレ『はい。』
アン『前回は性病検査も一緒で全てクリアだったわね。』
ヌレ『はい。』
アン『パートナーは変ってない？』

でたでたでた、でたよ。
こいつ、いっつもこの質問するんだよね。
職業柄で聞かなければならないのか？
それとも興味本位なのか？

ヌレ『今は付き合ってる人いません。』
アン『あれ？？数週間前、男の人と一緒にいたじゃない、あなた。見たわよ。』
ヌレ『は？？』
アン『駅前のスーパーで男の子とピザ買ってたじゃない。お話したじゃない？彼にも挨拶したわよ、わたし。』
ヌレ『それ、誰？ヌレﾀﾝじゃねえし。』

つかさ、それ、人間違えだし、完璧に。

大体、その腐女子が買ったものまでおぼえてる所がこわいし、ヌレﾀﾝじゃない誰かをヌレﾀﾝと間違えて話しかけてその人の彼にまで挨拶してる所が流石。
中年ゴシップ好き・うるさ型腐女子の鏡だよ。
そして、間違えられた腐女子は、満面の笑みで自信満々に話す英国人レディにそーとー戸惑った事だと思う。
同情するし。

そして、ヌレﾀﾝの会社が潰れた事や、すっかり非モテ人生を歩んでる事を聞きだしていくのれす。
彼がいる時はお土産にタダコンドームをくれるのれすけど。
彼女の質問があまりにストレートなので、途中からの質問が業務と関係あるのかな？
と思いながらもアンの巧みな誘導尋問にのせられ、ぺらぺら喋った後、いつも
『しまった！！またやられた！！業務とは関係ない好きな体位の話まで喋らされた！！』
と、スタードッキリ並みに騙されてしまうヌレﾀﾝなのでした。

次（来年）は騙されないぞ。
多分。


以上。


『ヌレヌレ草』

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