無題

迂闊だった…
結構シャレた街乗りタイプの折畳み自転車だったんだ。
それを面倒くさいから駐輪所ではなく部屋の入り口の横に2週間ばかり放置してた。
ワイヤーロックはしてたが、その気になればいつでも担いで持ってけるし車のトランクにも余裕で入る。
盗んだヤツはその場しのぎの足代わりとして持っていたのではないのは想像つく。
おそらくは戻ってこないだろう…

昨日、偏頭痛に耐えながら交番へ行って事情を話してきた。
警官「ふうん…。じゃ、ここに必要事項記入してね」
あまり聞いてこないため、念のため盗難登録カードを提出。
警官「ほ〜…。よくそんなものもってたね〜…」
…のどかだ。
警官「で、今いくらぐらいなの？」
俺「値段は今ちょっと思い出せないですが5万相当です」
警官「いや、購入価格じゃなくてね…盗まれた時の価値は自分が買うとしていくらぐらい？って聞いてるの…」
そんなもん知るかよ…
俺「購入して半年程だしまだ奇麗なので値段的には4万位じゃないでしょうか…」

どうやら『盗難された自転車は警官様達が手間ひまかけてお探しになる価値があるのかどうか』を知りたがってるらしい…俺にはそういう印象しか受けなかった。この手のものはうざいんだろう。

警官「じゃあ、管轄の警察署に届けるから、見つけたら連絡するからね…」

この警官のキャラなのか、公務員の体質なのか…分からないが、緊張感がまるで無い。
その後、自分に関する職務質問じみた事をされ（『ある事』を答えたら若干態度が変わりやがった…！）帰らされた。
…頭痛が更に酷くなってきた。