綴っていく

ｴﾝｼﾞｪﾙの仕事が終わってから職場の近くで待ち合わせ。
メールで誕生日プレゼントを渡す約束をしていた。

気の小さい俺は約束の時間の３０分前に到着している。
頭の中で、どんな言葉を添えて渡そうか？
どーやってデートに誘うか？などと考える。
グダグダと考え込んでいると、

「仕事が終わりました！」とｴﾝｼﾞｪﾙからメール。

もう考えてもしょーがない。

待ち合わせ場所にｴﾝｼﾞｪﾙ登場！
相変わらず美しい。細い。白い。カワイイ。栗色の髪がキレイ。

俺「お疲れ、お誕生日おめでとうございます」とラッピングされたプレゼントを渡す。

エ「こんな高いものいただけませんよ。」

俺「もう買っちゃったし、俺がコレ使ってたら変だよ？」

エ「ありがとう。大切に使うね」

しかし風が冷たい。薄着のｴﾝｼﾞｪﾙも寒そうだ。

俺「クルマの中で話そうか？」

エ「うん。」

俺「俺って凄くマイナス思考だから、ｴﾝｼﾞｪﾙがプレゼント貰ってくれないかもとか考えてたよ。」

エ「私はいつも凄くプラス思考だよ。」

俺「俺ね、厨房に行った時にｴﾝｼﾞｪﾙがいてさ、凄くカワイイ女性だな、って思ったんだ。」（何を言ってんだオレ・・・）

エ「えー、ありがとう。でも、もうカワイイって歳でもないよｗ」

俺「カワイイし、とてもキレイです。」

エ「光砂今は私と同じくらいの歳かと思ってましたよ。」

俺「実年齢よりは若く見られることが多いです。」

あとは仕事の話とか旅行の話をする。

ｴﾝｼﾞｪﾙも俺も旅行好きであった。
特に北海道の話で盛り上がった。

エ「今度２人でドライブ行こうよ！」

俺「ハイ！行きましょう！」

エ「光砂今は自然が多い田舎が好きなんだよね？」

俺「空気が綺麗で緑があるところが好きだよ」


一時間ほど話しただろうか。
子供を迎えに行く時間になりｴﾝｼﾞｪﾙと別れた。

帰宅してｴﾝｼﾞｪﾙからメール。
「本当に胸いっぱいです。ドライブ楽しみにしています。」

告白は出来なかったけど、デートの約束は出来た。

これからは俺も少しはプラス思考でいこうと思う。