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忍者の無職 キャリアデザイン日記 |
■ 2004/09/12 (日) 岸辺のアルバムを君は知っているか? |
現在9/12 正午前です。
台風の余波さめやらず、現在も電話不通。ケーブルテレビ不通である。ネットも出来ない。NTTからは何も連絡がなく、報道もなく、じれったい。屋根の瓦の材質を落としたことで、母親と喧嘩になった。安物買いの銭失いではないかと言われ、昔ながらの瓦のほうが良いとか、知り合いの大工に頼んだらもっと安いとか言われる。このやりとりで俺の神経はショートしそうだ。情報過多が恨めしいほどだ。たしかに、台風後の家の惨状から早期解決を焦り、ほとんど即決で業者や材質を選定した。これには近所つきあいも絡んでおり、今更、引き返せない状況である。今朝、その事を母親に噛んで含めるように伝え、もう勘弁してほしいと言った。 昨日は精神科の受信日で、すりへった神経を休めるのに丁度よかった。台風後、不安症の発作が出たり、眠りが浅かったりで、カウンセリングと投薬は助かった。ストレス指数というものがある。様々な現象がどれくらい人にストレスを与えるかという指数で、肉親の死が100点満点だ。俺の今回の被災は俺にとっては100近いダメージであったように思う。何事にも散漫になっている。 現在、この日記を書いている外。屋根では、葺き替え職人が板を葺いている。壁土やら埃やらが舞っているので干すモノも干せない状態だ。また、今日の現場稼働数は2。スタッフが立ち働いてくれている。朝はその現場をラウンドし、細かい確認作業をして、帰宅し、この日記を書いているわけだ。 今回の台風を通して感じたことは、日本人はまだ捨てたもんじゃないな、ということ。信号がめっとう(変換しないな)滅灯し、車は譲り合いながら走っていたし、暴動、略奪も起きなかった。当然だろ、と思う人もいるかもしれない。しかし、イラク情勢とか古くはロサンゼルス地震など、日本以外で災害が起きたときは無秩序状態が簡単に起きる国もあるのだ。そういうなかで、助け合い、耐えた我々は偉い!と独り合点している。それと、被災2日目にスーパー銭湯と牛丼屋に家族で行った。そこは、なんというか、最下層の吹き溜まりみたいになっていて、まず、銭湯では若い人、特に女性はいなかった。家族連れ、老人、おっさん、おばはんばっかりだ。そして牛丼屋も。牛丼屋はヤンキーが加わるくらい。富裕層と若者はどうしているのか? とても疑問に思った。まず富裕層は家が壊れない、壊れるような家ではない、のか? またはホテルなんぞに隠れていると推察した。若い人はアパートやマンションでこれまたあまり被害が無かったのか、あっても友人などの家にしけこんでいるのか?と推察した。築何年という家に住み、ガタが来ている家に住んでいる家族。つまり俺達のような家族。息子・娘が出ていった、老人だけの家。そんなところが銭湯や牛丼屋に集ったんだろう。 加えて、そういう風情を見るに、この国は老人に優しくないことを感じた。自販式チケット販売や、マニュアル口調の接客は老人が戸惑うばかりだ。文字も小さいし。銭湯ではチケット購入方法が分からない老人を何人も見たし、牛丼屋では精算方式が分からない老夫婦を見た。惚け、ということもあるかもしれない。 あ〜、老人はいたわらんとな〜、と思っていたのに、昨日、精神科の後に行った皮膚科で、爺さん(お、を付けねーぞ!)が看護婦を捕まえて自慢話やらうんちくをひけらかしていたので、ものすごく不快だった。あんな爺さんには成りたくない、または俺の年金はあの爺さんには払われていない、と強く念じた。 いろんな事が起きたこの数日間。これらを相対化するためするためする道のりは遠い。 明日は国金の面接だ! |
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コメント
幸運を祈る 前に家の前でお爺さんがいて長い話をされました・・・友達が (04/09/13 00:27)
忍者 >一般人さん、ごめんなさい。普段は趣味で来るお客さんが多いのですが、罹災した場合の例えのつもりでした。言葉がきつすぎてすみません。 (04/09/12 20:29) 一般人 台風の被害お悔やみ申します。私もスーパー銭湯が好きでよく行きますが時間帯にもよりますが、若者から家族連れ・ご老人まで幅広いです。最下層の吹き溜まりはちょっとひひどいなぁ。 (04/09/12 14:06) 韮山 災害時の暴動云々については、全くその通り。まだまだ日本人は棄てたものじゃありません。 ちなみに、高田馬場の牛丼屋には、最初から家を持たない人々が・・ ホームレス仲間としては高級な食事をしているといえるのかもしれませんが、ホント庶民の溜まり場ですね。 (04/09/12 13:45) |
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