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無色の妄想日記

タイトルを変更しました。

現在、福島県郡山市に仮寓させていただいている。
ありがたいことです。

旅をしている時の状況が時に思い出される。泊まる当てもなく、地図を片手にひたすら歩いた。雨の中、強風の中、雪降る中、そして、暴風雪の中。ひたすら歩いた。歩いている時には不思議に恐怖感や切迫感は無かった。何とかなるという気持ちですね。

今、雨、露、雪、風を凌げる部屋を提供していただいている。このことがどれほど嬉しい事か。実感している。

残された時間がいくらほどあるかは判らないが、残された時間を、自身の身魂を磨くために使おうと思う。スピリチュウアルを学んできているのだから、自身が信じる道を進む。    ただ・・・それだけ。

 ■ 2015/06/04 (木) 聖書は寛容!?不寛容!?人間的欲!?


宗教とは・・・!?
信仰とは・・・!?

不思議なものです。
橋爪大三郎 著 「世界は宗教で動いている」 を読んでいると、まったく不可思議な感覚にとらわれる。現代人は、”現代”という名称がついているだけで、古代人、中世代人の意識のままなのではないかと感じる。以前、一神教の人たちに意識状態は、古代人、中生代人のままのかと書いたことがあるが、まったくその通りなのではないか!?と言うより、より”ずる賢く”なってきているように感じる。要は、宗教、信仰を利用している・・・と。
特にキリスト教の教会の聖職者諸氏、信者諸氏に対してね。

橋爪氏の著作を読んでいると、

その社会、その地域で通用している世俗の法律を守る。これが、当初からのキリスト教徒の習慣。

ユダヤ教には、日常生活を拘束する宗教法(律法)がある。それは、地元の世俗法と衝突する場合が多い。

イスラム教は、その最初から、預言者ムハンマドが政府をつくる。ムハンマドは、軍司令官と政治家と裁判官を一新にかね、預言者としても活動を続け、イスラム共同体(ウンマ)のすべての責任をおいました。

キリスト教徒は、その時々の力のある統治者に政治を任せる。その統治者はキリスト教徒であることが望ましいが、絶対と言うわけではない。その統治者に協力する条件は、信仰が守られること。これがキリスト教の政治との付き合い方です。その結果、世俗の権力は国王が担い、宗教的権威は教会が担うと言う二元的なシステムになった。これを「二王国論」と言う。こうして、政治と宗教の二元論、言葉を変えれば、政教分離が西欧キリスト教の原則となった。

カトリック教会とプロテスタント教会

ペテロは初代のローマ教皇に任じられた。
それ以降、代々の教皇は、教会のトップであると同時に、イエス・キリストへのとりなしもできると言う大きな権限を持っているとされる。この「とりなし」とは、最後の審判のときに、「この人はぜひ、救われるほうに入れてください」と、イエスに口ぞえすること。
そんな権限があるなら、人々は、ローマ教皇に従わざるを得ない。
それはおかしなことではないか。聖書のどこに、そんなことが書いてある。と、疑問を持ったのがプロテスタントの始まりです。
プロテスタントは、宗教改革とともに生まれた。
宗教改革を唱えたのが、マルチン・ルター。

ローマ・カトリック教会は、教皇のとりなしの権限を証券化して売り出した。これが「贖宥状(いわゆる免罪符)」です。これだと、救われる/救われない、はイエス・キリストの専権事項ではなく出、金次第と言うことになる。

贖宥状の考えは事態は、今もあります。
つまり、神への「とりなし」の権限が自分たちにあると言う主張を、ローマ・カトリック教会は崩していない。

プロテスタントのカルヴァン派
ピューリタンは、カルバン派で「救済予定説」の考えに立っていました。
神が人間を救済する。
これは神の恩恵で、誰を救済するか、しないかは人間には何の発言権はない。この考えは、いくつかの帰結をもたらす。

・第一は、徹底した個人主義
 法を守れば、何をやってもいいと言う思想。
・第二は、徹底した人間不信
 親、兄弟、神父さんも、成功した人、お金持ち、人格者・・・誰も信用しない。

ローマ・カトリック教会とプロテスタント教会の信者さんたちは百年以上も殺し合いをしてきたと言われている。相手を「悪魔」として、殺すことが、相手のためであり、自分たちのためであるという信条ゆえに、情け容赦ない殺し合いが繰り広げられたと言われる。

このプロテスタントの帰結の二条は、今の、アメリカ社会に反映されているのではなかろうか!?裁判社会であり、相手を攻撃することには容赦ない(デイベート手法)。個人主義を尊ぶがゆえに、非常に危ない、お金のかかる社会情勢を呈している。また、アメリカンドリームを標榜し、成功した人は「神の加護がある」と言う考えを持っているらしい。多神教の民族である私には理解困難なことだが、グローバル化により、この思想を世界中に広めている。

さて、この思想がアメリカに行くのは、一応1620年のメイ・フラワー号のアメリカへの到着からであるらしい。メイ・フラワー号以前にも移民者はいたようだが、無視されているようだ。このメイ・フラワー号の避難者(宗教的迫害、弾圧を受け、自由な信仰の地を求めて、北アメリカ大陸を目指したらしい。このことは、北アメリカ大陸の先住民には迷惑千万なことであるがね。この事実は、日本と言う国の建国とアメリカと言う国の建国の相似性を妄想している。このことはまた別の項でメモする)は、北アメリカ大陸の先住民の好意(私の知る限りの知識)で、土地を分けてもらい、厳しい中にも生き抜いてきた。しかし、その土地がきっかけになり、欧州からの移住者が増え、先住民との争いを招き、避難者が侵略者となる。アメリカが広めている先住民の残虐性は、侵略者の残虐性です。

メイ・フラワー号で避難して来た人たちは「ピルグリム・ファーザーズ」と言う、今で言う結社を作ったようです。

さてさて・・・。
ここで、現在進行中のアメリカが中心となっている「TPP(環太平洋パートナーシップ・環太平洋戦略的経済連携協定)」に繋がる。

アメリカと言う国は、
・個人主義の国
・人間不信の国
・裁判の国
・・・
と言われるようにピューリタンの国と化している。グローバル化により、自分たちの習慣を他国、他民族に強制してはばからない国。このことも、ワン・ワールドの布石のひとつであることが否めない事実だと思う。

・TPPでは、交渉内容の開示は数年後。
・気に入らなければ、相手国を訴えることができる。

本当に、なんでもありのTPPですね。
個人主義、人間不信、デイベート手法に長けた国。その上、ギャングもどきの裏の手法にも長けている。

最近の世界での大きな紛争を見ていると、個人主義、何をやってもいいと言う思想が如実に出ているのではないか!?
歴史の事実として、事実だけを積み重ねる。その事実の新の事実にはふたをし、明るみになっても知らん顔をする。

雑談でもよしが・・・のスレッドからコピー

「坂田昌一 原子力をめぐる科学者の社会的責任」 樫本喜一 編 を読む。・・・十分な調査費を獲得するには、新しい政府機関を作らねばだめだという考え方は、零細な科学研究費を一挙に数十倍に増大せしめる手段として、科学技術庁を設置すべし、という行き方と軌を一にするものであって、一歩間違えば、学問の独立を自ら放棄して、政治の奴隷となし、学問の魂である自由を代償として研究費獲得せんとする科学者の恥ずべき自殺行為となる危険性をはらんでいる。過去において、日本の科学者は、政治家や軍人の意のままに動く、一回の職人に実を落とし、犯罪戦争に居力して、巨額の研究費を稼いだが、日本学術会議はその発足に当たり、このような卑屈な態度を強く反省したはずであった。私は、日本の科学者が学者として節操を曲げ、不浄の研究費によって学問の尊厳を汚すことが二度とあってはならないと切に願うものである。・・・1952年 p16−17原子力開発における当時の日本のトップレベルの科学者の見解です。現在の科学界の実情を見事に言い当てている。「たこ」の吸盤は、政府に、科学界に張り付いている。当時の科学技術庁の長官は正力松太郎氏。アメリカ政府のスパイという公式の記録にある人物。これぞまさしく、自作自演です。当時の心ある日本の科学界は、原子力開発を、日本独自で行いたいという考えを持っていた。しかし、大臣(アメリカのスパイ)の意向は、原子力の輸入である。それも、不平等契約によるものであった。いくら、心ある科学者が意見を述べても、トップの意向とは合わないのだから、排除されるのは当然です。当時も今も、先に結論があり、その結論にあわせるかのごとく、過程が捏造されている。現在の政治家は、数十年後スパイであったという事が暴露されても、現在の状況とあまり変わらないでしょうね。反日民主党の議事録は、数十年後まで封印されるらしい。すべての動きが、隠蔽されているのです。タコの足はあらゆる所に伸びていて、その足の吸盤はあらゆる所で機能している。no.6924 ( やまと13/02/25 03:58 )
コピー終わり。

戦争、紛争の経緯を見てもそうです。マスコミを支配し、相手の悪役に仕立ててのやりたい放題。過去のことは過去のこととしているが、こと、「日本」に関してはそうじゃない。
「歴史認識」と言うことを繰り返し近隣の反日国家に叫ばせている。アメリカも注目しているということを言う。(なぜ日本がこのような状況下におかれてい折るのかの妄想は、前回までにしている)

TPPの交渉内容が数年後開示されても、アメリカの大統領は変わっているから、「そんなこと知るか!」と言う態度で、歴史的事実として、その土台の上に新たなシステムを作り上げる。それも、かの勢力に都合のよいシステムをね。

ピラミッド。
ハリー・ポッターの映画にも登場したピラミッド。一部の勢力が頂点になり、多くの階級の人々が支えているピラミッドと言う構図。ワン・ワールドの陰謀論でよく登場する構図です。

TPP・気候変動・・だけじゃないが、現在、大きな分岐点に来ていると感じる。

だからこそ、今までの依存・責任転嫁意識から脱却し、自立した意識へと向かう人が一人でも多く必要な時に来ていると思う。


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