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Author:ゆーと ( Profile )

 ■ 2012/05/15 (火) Thanksgiving


食事を見てふと思う。
自らが食べるそれは、過去には生きていたのだということ。
そう。僕はそれらを殺したのだということ。
動物であれ、植物であれ。
何かの実であったとしても、それは地にあれば命となりえた存在。

僕たちは生きている。
他者を殺して、その屍の上で生きている。
生きるためには避けられないこと。
「いただきます」は、糧となるその命に対する感謝の言葉。

輪廻のごとく続く生命の連鎖の中、
僕たちは、死ぬ時にその命を誰に与えているのだろう?
燃やしつくし、容器に入れて、墓の中。
誰にも与えられることなく、消え行く記憶のために留め置かれる。

生も死もそこにあり、僕の存在の表と裏。
この命は誰に与えることなら叶うのだろう?

仮にドナーとなったとして、表と裏は出会えるのだろうか?
その存在は雪がれるのだろうか?




…そう。僕はただの下衆な偽善者なんだ…



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ゆーと >通りすがりさん ご無沙汰してしまいました。元気で頑張って、少しずつ幸せになってるといいな・・・ (12/07/30 00:32)
通りすがり ゆーと氏<アタシの戯言にコメントいただいて、ありがとうございました。仕事は決まりまして、今後1年が自分なりの分張り時となりそうです。この場をお借りして恐縮ですがご報告まで。あなた様へ幸あれ。お元気で・・^^ (12/06/10 00:02)
通りすがり ふと思う。人間のエゴはどこまで?って。弱肉強食は自然の摂理。。だけど君の言う通り、人間は摂理に殉じてはいないね。。そして自分も、その中の一人。どれだけ抗おうと。 (12/05/18 21:44)


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