アラ還の愚行記。

昨日の夜遅く、多分5年くらい前にメルカリに出品した本が購入されたというメールが届いた。
『この手のひらほどの倖せ』という本で、亡き母がこの著者のファンであったため、母が癌で闘病中の時期にこの本の存在を知った際、母に聞いてみたら読みたいというので取り寄せて購入したものである。
そんな想い出もあって母の部屋を引き払う際に取っておいた本だが、このまま自分で持っているよりも、この本を欲しいという人、さらに、大切にしてくれそうな人の手に渡ってほしいと考え、新品の税込価格と同じ金額で出品し、その額で購入してくれるのなら期待できると思い、ずっとそのまま出品しておいた。
購入してくれた方は海辺の町の女性である。母と同じく著者のファンなのだろうか。大切にしてもらえるものと信じることにする。