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日々の記録


 ■ 2004/02/28 (土) 部屋の整理、趣味の物について


 
 今日はどうしても書かなければならない事があって書きます。私の住んでいるマンション(公団経営)では、BSデジタル放送の受信を可能にするための工事が各部屋ごとで昨年12月から行われています。私達が住んでいる部屋は来週の火曜日にその工事が行なわれるのですが、私の部屋には受信するためのコード接続の端子が設置されているために本日私の所有物全ての部屋からの撤去(工事関係者が作業しやすくするため)を行ないました。

 しかしその撤去は、私のプライバシーを剥ぎ取るかのようでプライドをズタズタに傷つけてしまいました。あたかも人前で裸にされたように。前にも書きましたが、私は整理下手で欲しいと思った物は何でも買い込んで端から積み上げてきたために自分でも物が何だか解らなくなっていました。前に父親がゴミの山に埋もれていると私を叱りつけましたが、今回の撤去では自分の恥部をさらされた気がして本当に心苦しいです(実際に撤去を行なったのは母親で、私は自分の趣味の事で何度も母親と衝突し、撤去どころではありませんでした)。

 私の買い集めた物は私がアルバイトして購入したものではない事は重々承知しています。ほとんど全て他人が汗水たらして働いたお金をもらって買っていたわけです。しかしそれでも私の買った趣味の物でも人格形成には大きな影響を与えました。そしてこれからも何らかの影響は与えつづけていくでしょう。そういった物を偏見の目で見られるのは屈辱この上ありません。

 私が今までやってきた趣味を将来もずっと継続してゆく事は、果たして幼稚極まりない事なのでしょうか?社会人になるにあたっては、学生時代の趣味から卒業しなくてはならないのでしょうか?古い物を抱え込んだ上に新しい物を積み上げていくのは、未来を生きていくにおいて負担を増やしているという事になるのでしょうか?

ここで私が買い集めた趣味の物のいくつかをリストにしてみました。書籍だと雑誌のバックナンバーも含めて1500〜1600冊近く、音楽CDは150枚近く所有しています(正確な数は把握していません)。

私の趣味の物リスト(順不同、敬称略)
SF関連
アイザック・アシモフの書籍(「銀河帝国興亡史」他)
宇宙英雄ローダンシリーズ
スター・ウォーズ関連の書籍(小説、設定資料集他)
E・E・スミスの書籍(「レンズマン」シリーズ、「スカイラーク」シリーズ)
SFマガジンバックナンバー
小松左京の書籍(「果てしなき流れの果てに」、「虚無回廊」他)
田中芳樹の書籍(「銀河英雄伝説」、「タイタニア」、「創竜伝」、「野望円舞曲」、「薬師寺涼子の怪奇事件簿」、[「銀河英雄伝説」関連の同人誌も含む])
眉村卓の書籍(「司政官」、「消滅の光輪」他)
光瀬龍の書籍(「百億の昼と千億の夜」、「宇宙年代記」シリーズ他)
デヴィッド・ブリンの書籍(「知性化」シリーズ)
キャサリン・アサロ「スコーリア戦史」シリーズ
アン・マキャフリィの書籍(「九星系連盟」シリーズ、「歌う船」シリーズ)
「装甲騎兵ボトムズ」関連書籍(「ボトムズバイブル」、「ボトムズアーカイヴ」、同人誌含 
 む)
「超時空要塞マクロス」関連書籍
スティーヴン・バクスター「プランク・ゼロ」、「真空ダイヤグラム」、「虚空のリング」
ヴァーナー・ヴィンジ「遠き神々の炎」、「最果ての銀河船団」
イアン・M・バンクス「ゲームプレイヤー」
永野護「ファイブスター物語」関連書籍(同人誌も含む)
森岡浩之「星界の紋章・戦旗」シリーズ関連書籍(同人誌も含む)
秋山完の書籍(「ペリペティアの福音」、「吹け!南の風」)
茅田砂胡の書籍(「スカーレットウィザード」、「桐原家の人々」)
上遠野浩平の書籍(「ブギーポップ」シリーズ他)
笹本祐一「ARIEL」シリーズ
佐藤大輔の書籍(「レッドサンブラッククロス」、「皇国の守護者」、「地球連邦の興亡」他)
庄司卓「それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ」シリーズ
新木伸「星くず英雄伝」
秋津透「放課後宇宙戦争」
新城カズマ「ジェスターズ・ギャラクシー」シリーズ
中里融司の書籍(「メタリックエンジェル」、「オートマチックインターセプター」他)
倉田英之「TRAIN+TRAIN」
長谷川裕一の書籍(「マップス」、「クロノアイズ」他)
星野之宣の書籍(「2001夜物語」、「ベムハンターソード」、「メガクロス」他)
真鍋譲治の書籍(「銀河戦国群雄伝ライ」他)
竹宮恵子の書籍(「地球へ・・・」、「アンドロメダストーリーズ」他)
萩尾望都の書籍(「11人いる!」、「スターレッド」他)
道原かつみの書籍(コミック版「銀河英雄伝説」他)
Winゲーム「シュヴァルツシルト」関連書籍
「天地無用!」関連書籍

宇宙関連の書籍
カール・セーガンの書籍(「コスモス」、「惑星へ」、「サイエンスアドベンチャー」他)
スティーヴン・ホーキングの書籍
海部宣男、福江純、藤井旭、岡村定矩、尾崎洋二などの書籍
日本語書籍、洋書の宇宙の百科事典(藤井旭「宇宙大全」他)
金子隆一「新世紀未来科学」、「ファーストコンタクト」
「宇宙・未知への大紀行」関連書籍
「銀河宇宙オデッセイ」関連書籍
Newton別冊(当然Newton本誌も)
地球外知的生命体、地球外文明関連書籍

音楽・芸能関連
TMN関連の書籍(「4001」、「CAROL GRAFFITI」他)
THE ALFEE関連の書籍(「ALFEE BOOK」)
声優系の雑誌のバックナンバー他

アニメ・ゲーム関連
「サクラ大戦」関連書籍(同人誌も含む)
アニメージュ、ニュータイプバックナンバー
ログインバックナンバー他

歴史
ドイツ現代史関連書籍

コミック
あずまきよひこ「あずまんが大王」(同人誌も含む)
かわぐちかいじ「沈黙の艦隊」(コミック文庫版)
CLAMP「カードキャプターさくら」、「エンジェリックレイヤー」
桜野みねね「まもって!守護月天」、「まもって!守護月天 再逢」
藤島康介「ああっ女神さまっ」、「逮捕しちゃうぞ」)
貞本義行「新世紀エヴァンゲリオン」
天王寺きつねの書籍「オルフィーナ」、「エデンズボウイ」
中山文十郎・ぢたま某「まほろまてぃっく」
文月晃「藍より青し」
富沢ひとし「エイリアン9」
園田健一「砲神エグザクソン」
平野耕太「ヘルシング」
林家志弦「おねがい・ティーチャー」
田中ユタカの書籍
うるし原智志「プラスチックリトル」、「キラリティー」、「ダーククリムゾン」他
ひろせみほの書籍
成年コミック多数
18禁同人誌多数他

音楽CD
TMN、BOOWY、THE ALFEE、access、CHAGE&ASKA、氷室京介、
布袋寅泰、吉川晃司、尾崎豊、COMPLEX、TWO-MIX、Iceman、林原めぐみ、
井上喜久子、丹下桜、坂本真綾、川澄綾子、I’ve関連他
マイケル・ジャクソン、a-ha、アース・ウインド・アンド・ファイアー、
ペットショップ・ボーイズ、デュラン・デュラン、デペッシュ・モード、
ボン・ジョヴィ、ベリンダ・カーライル、プリンス、ガンマ・レイ、
アイアン・セイヴァー、ジャン・ミシェル・ジャール他
「銀河英雄伝説」関連、「装甲騎兵ボトムズ」関連、
「星界の紋章・戦旗」関連他
リヒャルト・ワーグナー「ニーベルングの指輪」
東儀秀樹「宇宙〜未知への大紀行」オリジナルサウンドトラック

DVD
「宇宙・未知への大紀行」BOX1,2
「宇宙デジタル図鑑」5,6,7,8,12巻所有
「宇宙大百科 コンプリート・コスモス」全3巻
「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」
「劇場版・ファイブスター物語」
「星界の紋章」、「星界の戦旗」
「スター・ウォーズ エピソード1」、「スター・ウォーズ エピソード2」
「未知との遭遇・特別編」
「ガルフォース エターナル・ストーリー 」、「ガルフォース2 ディストラクション」、「ガルフォース3 スターダスト・ウォー 」
a-ha「THE HITS OF a-ha」
BOOWY「LAST GIGS」、「SINGLES OF BOOWY」、「1224」
TMN「DECADE」
丹下桜「New Frontier」他


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しっぽ 3/2までの日記を読ませてもらった感じでは、「恥ずかしくないようにする」方向で動かれているように思えますよ。 (04/03/02 02:16)
MOTOAKI そうと言いたいのですが、ろくな収入もないくせに趣味に没頭して現実を忘れると将来が保証されないような気がしてなりません。収入も無く趣味のものに囲まれて餓死するのは恥ずかしくて・・・。 (04/02/29 22:52)
しっぽ 「好きなものは好き」と正々堂々としていればいいと思いますが… (04/02/29 05:30)


 ■ 2004/02/27 (金) 私がたどってきた人生と今直面している危機


 まず今までの自分の人生について振り返ってみたいと思います。

 自分は幼少の頃から人の話を聞くのが苦手で、聞いた事をしょっちゅう忘れていました。それがもとでしでかした失敗は数知れず。また周りと合わせる事も下手でした。おまけに要領が悪く、計画性はほとんど皆無。小、中、高、大そして大学院と周囲の状況に対して関心を持つ事はほとんどなく自分の世界に浸る事20数年、ダメの限りを尽くしてきた人生でした。人からキツイ事を言われると、すぐにうるさい声をあげて口答えをしたり、相手を説得させるのにやたらと声の調子を高くするなど今でもなかなか直す事の出来ない性癖があります。

 自分は今まで好きな事、興味の持った事以外の事には何のやる気を見せもしませんでした。好きな事に浸って一生生きていたい、そう考える事も度々ありました。小学生の時はファミコン、中学・高校はJポップやラジオの深夜放送、大学以降になるとSFに歴史、音楽、さらにはアニメ、コミック、ゲームとなりました。

 自分の趣味は何かと聞かれたら、私は読書、音楽鑑賞と答えます。人並みな趣味かと思われますが、今の私はこれ以上のものしか答える事しか出来ません。読書の主要なジャンルは、SF、宇宙、歴史、ライトノベル、政治、国際政治、軍事、サブカルチャーです。一見したところ広く読んでいるかと思われますが、主に力を入れているのはSFと宇宙、ライトノベルそれに歴史です。ここにコミックやアニメ・ゲーム関連書籍も入ります。コミックに関しては、私は主にSF系を中心に読みますが、少し前くらいから「萌え」系の作品にも手を伸ばすようになりどちらかというとこちらのほうに力を入れているようにも感じています。音楽に関して言うとJポップ・洋楽問わず幅広く聞いていますが、これといって特記すべきものはありません。

 しかし私の趣味は親に止められる事がしばしばあります。それは偏見ではなく私の性格に問題あるからです。前述のように好きな事に浸る癖がある私は、それがもとで本業、要するに学業、をおろそかにしてきました。そのため今となってはこれ以上学問的生活を送る事が困難になっています。今考えるとこんな自分にも趣味は必要である事は否定しません。しかし限度をわきまえなかったために今の状況は苦しいものになっています。

 とりわけ大学院時代はひどいものでした。ほとんど学部時代の趣味を続けたいばかりに大学院進学を選び、研究そっちのけで趣味にうつつを抜かしていました。私は文系院生で、文系院生は就職が厳しいと言われていたにもかかわらず、奨学金にまで手を出して趣味の物を買いつづけていました。それが親に発覚したのは、留年1年目の2002年7月。きっかけは大学の夏期休暇前に関西の方に一人で旅行に行こうかと親に言って、親から貯金について聞かれた時でした。その時は地獄に叩き落されたかのような気分で自殺してしまいたいと思ったほどです。その後親と話し合って奨学金を使い込んだ趣味の物を処分する旨を親に言いましたが、今現在でも少しずつ古本屋に売却して、新刊書店や古本屋に行った際にはあまり気付かれないように趣味の本も買う事があります。またこの時期、図書館の有効な使い方を認識しました。ここならば趣味関連の本やCDなどもタダで借りられますので、通学の路線にある図書館は全て利用するように心がけるようになりました。しかしながら本業の研究をしっかりやったのは2003年に入ってからです。2002年は結局ろくな修士論文が書けず、翌年になって、つまり除籍寸前になってやっと書き始め今年1月になんとか駄目駄目なものですが論文を提出し、修了出来る所まで来ました。

 ところが私は大学院時代、自分が将来一体どういった仕事に就きたいのかまともに考えた事が無く、ただ漠然とドクターコースに進みたいと思っていましたが、指導教授にあっさりと断られてしまいました。しかもこれといった資格も無く、就職活動も恐ろしく遅いスタートであるため、2004年4月入社の民間企業や経済団体などの求人は少なく、就職活動に四苦八苦しています。2005年4月入社で既卒もOKなところをいくつも探しておりますが、そこのエントリーシートを見ると唖然としました。それは自分が今までロクな事をやってこなかった事実を痛感したからです。只でさえ要領が悪く、計画性の無い、周囲の状況がどうなっているのかさえ読み取れない私が遅い社会人デビューを果たすまでには困難を伴っている事を認識しました。

 とりわけ今、私は親から自分がため込んできた趣味の物を処分しろといわれて気分が重い事この上ありません。私は整理が相当下手で、親と同居しているそんなに広いとはいえないマンションを前述の趣味の物だけでなく買い集めた雑誌のバックナンバー(これも大抵が趣味関連)や撮りだめてほとんど見ていないビデオテープが山のようになっていて他人にすら見せられない状況にしてしまいました。このままでは駄目だとは思っているのですが、それでも趣味をライフワークにしたいと思っている私は、思い切って処分したり封印したりする事が出来ません。このままでは親に厳しく言われて不承不承ながらに処分してしまいそうな感じです。

 今の自分は生まれてから最大の危機に直面しています。実際の社会生活ではあまり役に立たないものに囲まれて無様な最期をさらすのか、そういった物を捨てた上で社会人として新しい人生を送るのか、私に対する選択肢はもうこの二つに絞られているといっても過言ではありません。それでも趣味は続けていきたい、私の願望は単なる甘えなのでしょうか?様々な苦しみにもがきながら私は就職活動をしています。



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 ■ 2004/02/19 (木) よろしくお願いします


はじめまして、MOTOAKIと申します。今年3月で26になります。
現在大学院修士4年、今年の4月以降の進路は未定。無業者予備軍と言ってもいいでしょうか。
2月も半ばに差し掛かった頃にようやく就職活動を開始しましたが、条件はかなり悪いものと思っています。それでも今、何とかして将来の進路を見つけなければやっていけないと思い、また自分の文章能力のアップも含めて「無職日記」となっていますが日記を書く事にします。

それではみなさん、よろしくおねがいします。


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