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不信のとき

Author:伊藤 博文 ( Profile )
心に愛がなければ、いかなる言葉も相手の胸に響かない。
    〜聖パウロの言葉より〜

 ■ 2015/09/20 (日) ビア・ジン・コーク


氷を入れた大ぶりのピッチャーにビールと小瓶のジンとコーラを一本づつ注いで掻き混ぜるだけのカクテルは安上がりで、味も悪くなく、飽きることがないので重宝する。

「例えばこういう歌詞がある、人生は学校のようなもの、苦しまずに生きる術を見につけるための・・・・ジルベルトのように歌えるといいんだがね」
「素敵ですね、でも苦しい時間のほうが多い場合もあるでしょう」
「だから彼らは歌うのさ、落第生が多いからね」

チェーホフは書いている
「そもそも人間の不幸というものは良心の不足から生じるものです」
するとわたしの不幸の原因も良心の不足かしら、と早苗は思った。

安楽椅子に沈みながら、彼女は長い吐息をついた。むくむくと湧き立つ業腹から数杯目のグラスを呷ると、カクテルはジンが顔をだして混濁の味が濃くなっている。
ビアのほろ苦い快感とコークの分別に早く変わってほしいと思い、読みすすめていると
果たしてチェーホフは答えを用意していた。

「悪がどんなに大きかろうと、夜はやはり静かで美しく、この世には同じように静かで美しい真実というものが現在も未来も存在する。そして地上の一切のものは、月の光が夜と溶け合うように、その真実と溶け合うことをひたすら待ち望んでいる」



追伸
ここのサイトが現在、無職の方を対象とした趣旨のものであることはじゅうぶん理解しております。
私自身至らない人間で好ましくない言動が多々あることも反省しております

ただ、職の有り無しにかかわらず、私も今という時代を悩み苦しみながら生きているのは他の人と同様であります。
他の人と同じように幸せになりたい、幸せに生きていきたいと願っているのは同じです。 それだけはわかってください








お名前   コメント

めとろん つまり、レスが絶賛でないにしろ、なんら疎外感を感じる必要がないくらい平常運転だと思います。対峙せずふつうに語り合いましょうよ。 (15/09/23 01:21)
めとろん 私思うんですけど、コメントを残す人は、日記作者に何らかのリアクションを期待してるんですよね。日記を読んで疑問やその他何らかの感想をもっている状態。レスがないということは、そのひととは無関係。 (15/09/23 01:09)
お疲れです 俺も働いてるよ。しかも酒好きw (15/09/21 20:26)
佐藤夫人 ジンとコーラは合うでしょうけど、ビールを入れるとおいしいのかしら。 (15/09/21 10:02)
めとろん 私も有職者です〜 (15/09/20 23:24)


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