韮山城籠城記

＞高木様
回転月数は不変で。
まぁ、即席で作った問題なので、長期借入金の約定弁済を想定していないなど問題のほうが荒いですが（＾＾A)
お察しの通り、経常運転資金の算定がこの問題のメインです。
けれど、わざわざ社長との会話も入れているし、そもそも「実習編」なので、いろいろな解答がありうるということは言っておきます。
いま解答をすべきかは、総裁殿ほか周囲の銀行志望の人たちに訊いてください。
そのあたり、了解済みならＯＫです。

先輩たちは、優しい人と、そうでない人の落差が激しいと覚悟してください。
「支店長は天皇」といわれる業種ですので、権力欲の強い人がその強大な権限を手に入れるためにしのぎを削っている職場です。
金融庁からのお達しで、役員送迎車が廃止される昨今ですが、支店長たちはコスト削減を迫られたとき、支店長車の廃止ではなく、人員削減を選択します。
なぜか？それに乗るために必死で出世競争してきたからです。
お世辞にも良いとはいえない人格を持っている人が生き残っている可能性は大です。
目上である以上、取り入るしかありません。
銀行の仕事は、営業に上がったら一人ではできません。
何をやるにも役席者の印が要り、そうしたしくみを使って、あからさまに特定の職員を叩こうとする上役もいます。
そうなったら終わりですから。
支店内の雰囲気は、上の人たちの力関係で決まります。
力関係とは、ずばり「支店長の寵愛度」。
業績好調等で、支店長の評価を得ている人間が、支店長名でその他の人間に様々なことをやらせる権限を得ます。
支店内の人間構成がほとんど同じでも、こうした微妙なバランスの中で、優しい先輩が発言権を失ったりするのは、日常茶飯事です。
逆に、優しい先輩が支店長の寵愛を受けてくれると、だいぶ仕事がやりやすいのですが・・
「この先輩が優しいから大丈夫」というのはありません。銀行の場合。
気をつけてください。

旧Ｓ友銀行、旧Ｓ和銀行などでよく話題になる鉄拳制裁ですが、間違いなくあります。
Ｓ友、Ｓ和のは、同業界から見ても異常とのことで有名になっているだけで、業界全体の平均は、やはり金融ですので相当暴力的だと思います。
入行初日にグーで殴られた同期、シュレッダーに手を突っ込まれて指を切断した同期・・・
私自身も、蹴られたむこうずねの傷が、退職後２年を経た今になっても消えていません。
人間関係、及び営業実績の管理には注意が必要です。

教授やその他の人が心配しておられるのは、恐らく合併旧銀行間の派閥争いなのでしょうが、あなたたちの世代の男性には関係ないと思っていいでしょう。
激しいのは、本部（手続き制定をめぐる主導権など）及び、統合支店の女性間です。
女性間の抗争は熾烈（且つ陰湿）ですので、どちらかの派閥が全滅するまで続く可能性が高いです。
恐ろしい・・・
絶対に、巻き込まれたらダメですよ。これは、等距離外交で。
最初の数ヶ月は預金課配属だから、特に気をつける必要があります。