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Author:じょうちょ。 ( Profile )

 ■ 2008/11/14 (金) 母


幼い頃、母によく叩かれたり、ときには蹴られたりしていた気がします。

"体罰"とかそうゆうニュアンスではもちろん無く、"しつけ"のためです。
私自身にも"体罰を受けている"という認識はなかったので、(そのように記憶しているので、)あれは紛れも無くしつけでしょう。

"よく"と書きましたが果たしてそう書けるほど頻繁だったかはもう思い出せません。
記憶とゆうのは曖昧なものですね。

ただ、今でもはっきり思い出せる出来事があります。
思い出すとなんとも言えない気持ちになるような出来事。

子供の頃の私はすごく泣き虫で、叱られるとよく泣いていました。
その日もいつものように泣きながら布団にもぐりました。
どのくらいそうしていたか分かりませんが、母が寝室に来ました。

母の寝る直前に私は叱られたのか、
私が長時間泣いていたからその時間が訪れたのかは分かりません。

ただ、まだ泣き止んでいない私に、
母がびっくりしていたのを鮮明に覚えています。

ごめん、ごめんな。と言って頭を撫でられました。


今思い出すと胸がギュッとなるのは、
当時の母の大変さが今は分かるから。

必死だったに違いない。
思うように行かないことばっかりだったに違いない。
勢い余って叩いたこともあったに違いない。


私は母みたいにはなれない。
なりたくないというより、なれない。

同じ立場だったら、
勢い余ってもっとキツイことしてしまいそうです。
謝ったりも出来ず、今の母と私みたいな親子関係は築けないでしょう。


母の事は、どちらかといえば尊敬していると思います。
なのになんでいま、優しく出来ないんでしょうね。


お名前   コメント

サイコロ 人の親になって自分も成長するんだよ^^ (08/11/15 23:37)
ホームレス 貴方は間違い無く優しい方です。「どちらかといえば」なんて入れなくてもいいじゃないですか。 (08/11/14 08:12)


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