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爺放談 |
■ 2014/06/07 (土) 夫婦関係 |
私の家系は俗にいう「男尊女卑」になるのかもしれない。
そう思うのは私の友人や知り合い達に夫婦の有り方を語り合うとき何時もそう言われるからだ。 そう思われる理由を列挙してみる。 1、子育てはほぼ手伝わない 2、家事(掃除、洗濯、買い物、炊事・・・)は一切手伝わない 3、夫婦での買い物における荷物は一切持たない 4、私の仕事中にはよっぽどの理由でない限り電話はさせない 5、どの様な状況であろうと私への来客には笑顔で対応する事 などなど・・・・ ま〜言わば昔の夫婦の有り様だと思う。 しかし現在ではこの有り様は特殊なのだろう・・・ 周りの人達は私を「特別天然記念物」のように言っているし、それより「そんなんで良く奥さんが着いていっているな〜」と不思議がられる。 確かに今のご時世ではそうなのだろう。 しかし、私から見れば逆に思う事がある。 私を不思議がる彼等を見て、「そこまで奥さん達に迎合して何かいい事でもあるのか?」 と本当に思う。 私の家系、いわゆる兄弟達は男も女もこのしきたりを常時守っている。 それは当然私達の親がそうであったからだし、そこに何の疑問も持っていないからだ。 彼等が言うこの夫婦分担制を正当化するロジックの代表的言い分は「夫婦共働き」が一番大きいだろう。 昔は旦那は外で働き、家内は家を守る。 だから昔はその様な夫婦の有り方が当然だったが今は共働きが当然で女性側に大きな負担が掛かりアンフェアだという理由だ。 何を言っているのか? サザエさんの見過ぎか何か分からないが少なくとも私の世代の両親達はそのほとんどが共稼ぎであった。 戦後焼け野原で日本人のほとんどが飢えと寒さで凍えて一億総貧乏人の時代である。 そんな中で専業主婦でやっている家庭はほんの一握りの富裕層たちだけで、やもすると現在より共稼ぎ率は多かったかもしれない。 しかも当時は「貧乏子だくさん」と言う時代で、その時代の奥さん達は仕事も家庭も子育ても全て一人でやりこなしてきたのだ。 更に言うなら。 現在みたいに炊事も洗濯もその他すべての事に便利な電化製品など何もなく、すべてを手作業一つでこなしてきているのだ。 これはどう考えても昔の女性達の方が現在の数倍忙しく、しかも一人でこなしているのだ。 また、昔の女性達はその事を当然のように受け入れ、ましてやそれを旦那に押し付けるなどもっての外で、むしろ旦那側がそれに見かねて手を出すようものなら「女性の恥」とまで思い、旦那の手を出すことを拒んだぐらいだ。 私の両親も同じで共稼ぎだった、途中からは親父は寝たきりでお袋が一切の家事や生活費に至るまで女手一つで頑張っていた。 そんな家庭で育った私や兄弟達は、その有り方を今も踏襲している。 2人の姉も嫁いだ先で共稼ぎであったが二人の子供も家事も仕事も見事やりこなすし平和に過ごしている。 私は時に思う・・・ 現在の巷にあるこの夫婦の有り方、これは正しいのか?と思う。 女性達への配慮?と言うべきかなんなのかは分からないがこの形に違和感があるのだ。 私との仕事の話の最中に相手の携帯が鳴り、その用件を聞くと相手の奥さんからの電話で、その用件は「仕事の帰りに〇〇を買って来て!」 また他では「仕事の帰りに子供を迎えに行って!」 また、街ではコンビニの帰りか旦那が両手いっぱいのビニール袋を下げ、前を奥さんが手ぶらで歩いている・・・ 台所に立つのは分担制、掃除も分担、もちろん子育ても分担は当たり前・・・・ これでは「男」としての役割はいったい何なのだ? 逆に「女」としての役割は? まさか本当に「男女平等」など本当に思っているのか? 私を知る多くの人達は私の夫婦関係を羨ましがる旦那方がたくさんいる。 「良く○○さんの奥さんは言う事聞いていますね」 「どうすれば○○さんのようになれます?」 「よくそんな関係で奥さんに離婚されませんね?」 そう言ってきた人たちに向け私はいつも同じことを言う。 「出来ないって言えば良いじゃないですか!」と・・・ そうすると概ね皆は同じことを言う。 「奥さんに怒られる」 「喧嘩になる」 「へたすると離婚にまで発展する」と・・・ そうするとまた私は同じことを言う。 「じゃ別れればいいじゃないですか!」と・・・ そうすると皆一様に 「それはまずいですよ!」 は?何がまずいのだ? 我慢して、無理をして、そこまで奥さんに迎合して何が良い事があるのだ? 奥さんの機嫌を損ねる事がなぜそんなに怖いのだ? なぜそこまでして下手に出なければならないのだ? 「妻にも働いてもらっているから・・・」 それがなんなのだ? そんな事は昔も今も変わってはいない! それどころか現在は電化製品の進化で昔に比べ格段に楽になっている。 なぜそんな事が弱点にならなければならないのだ? なぜここまで「男」は弱くなったのだ? それとも「女」が強くなったのか? ま〜どちらにしてもこの夫婦関係は私には全く良好には見えない。 どちらもどこか気を遣い、互いにおもねいて本音が見え隠れするような夫婦関係。 「父性の消失」「母性の欠落」 この様な家庭で育つ子供はまた今以上に、どちらが母親でどちらが父親か分からなくなるような夫婦関係。 お互いが尊重しあう事の無い機械的な分担制のの中に、これからの若者はどのような「夫婦関係」を築いていくのだろうか・・・・・ |
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コメント
はいむるぶし LIFEさんがお幾つかどうかが分かりませんが所詮人間という物は万能ではないという事です。理想という物は素晴らしいものですがそれを当てはめていくといずれは破綻するという事です。理想と現実はやはり区別しなければどんなものにも軋轢が来るという事です。先進諸国はこのジレンマの狭間に立っているのです。フランスなどが良い例でしょう・・・ (14/06/09 21:53)
LIFE …なんか書こうと思いましたが、もう辞めておきますね。何を持って間違いだ と言うのかは賛同致し兼ねますが。 (14/06/09 21:42) はいむるぶし LIFEさん お〜初めてのコメント有難うございます!お返事を書くとすれば、男か男である意味と女性が女性である意味だと思います。今の時代は特に先進諸国に見られる間違った平等意識が離婚率を上昇させ、少子化に拍車をかけていると思います。男には男の役割があり女には女の役割がある。これが現在では全てがごちゃ混ぜになっており、その結果、双方が求めるものが曖昧で尊重する心が失われていると思います。 (14/06/09 21:31) LIFE いつの時代からなにを取り戻すのでしょうね。江戸の町では秋から春まで妻子は田舎にかえし、男は自分のことは自分でやったそうです。江戸は火事が多かったから。何時代をお求めですか? (14/06/09 21:02) はいむるぶし 知らぬ間にコメントの嵐〜〜〜!全ての記入なしさん、まりあっち、サイコロさんへ・・・そうなんです!私は時代遅れの生きた化石です!でもそれでいいのです!私は本来夫婦とはこんなもんだと思っております!世界的に見れば私の夫婦関係が圧倒的多数ですよ!エセ男女平等など先進国だけの産物です!もし私がナプキンなど買ってきたら逆に嫁に叱られます!「みっともない!」とね!世の男性諸君!父権を取り戻せ!強くなれ!^^ (14/06/09 19:46) 記入なし まりあさん 激しく同意です。 (14/06/09 10:29) 記入なし ちなみにこちらのソースは「福翁自伝」です。慶応の幼稚舎を受ける家庭では事前に読んでるとか聞いたような・・・ (14/06/09 07:30) 記入なし 咸臨丸中で海舟と不仲だったという福沢諭吉も、彼の教育論で「獣の体を作ってそこに人間の心を入れろ」と言ってたようです。自分の息子にも、「青白い頭でっかちになるぐらいなら、筋肉ムキムキで無学のほうがいいからな」と言ってたみたい。時代と言えば時代ですが、ガリ勉よりヤンキーがモテるのはまあ今もそうですね。 (14/06/09 07:28) サイコロ ありがとうございます。すごく参考になりそうです^ところで、下記の明治の男性らしく、と書いた趣旨は明治期に活躍した方々ということです、勝は幕末から明治期にかけてということになりますでしょうか・・・そうなると、やはり乱世の方が男性に分がある、ということになりますか・・・ (14/06/08 23:04) 記入なし 連投ですみません、講談社学術文庫でした(岩波のはちょっと不明) (14/06/08 22:32) 記入なし ちなみに勝海舟のセリフのソースは、勝自身による「氷川清話」(岩波)です。興味のある方はぜひ一度。 (14/06/08 22:30) 記入なし 明治の男性と言えば、江戸の男性だった勝海舟は「明治のやつらは屁理屈をこねてばかりだ。もっと体を鍛えろ!」としつこく言ってたようです。上の世代が説教したくなるのは伝統みたいですね(笑)。 (14/06/08 22:16) サイコロ 肝っ玉母さんという言葉があるように、男は女性の掌の上で転がされているだけの存在なのかもしれません・・・今の総理でさえ、夫人には頭があがらないとか^しかし、その中で、はいむるぶし様のように明治の男性らしく生きようとしたい方もいますから・・・そのような人にぜひ、男性代表としてガンバっていただきたいものです^ (14/06/08 21:52) サイコロ 江戸時代もそうですが、平和期には、女性が強くなり男性が弱体化する・・・まさに、記入なしさんの言うとおりでしょう (14/06/08 21:45) サイコロ 一方女性は、40才を越えたころから、更年期に向けて、女性ホルモンが減っていき、それまで、女らしさを保っていたホルモンが減っていくことで女らしさが失われ、時代もあいまって一層、男性化されることになります。 (14/06/08 21:43) サイコロ 男が弱くなったのでしょう^それは、歴史が証明しています。ところで、男性は40才を越えたころから、男性ホルモンが徐々に減っていくのが見受けられます。すなわち、テストステロンが歳をとるにしたがって減っていき、男らしさが徐々に失われていきます。 (14/06/08 21:40) まりあ ウチの夫婦関係ですが、旦那サマにナプキンを買ってもらっています。最近では旦那サマのほうが製品コードまで覚えていて、私以上に詳しかったりします。。とっても理系な旦那サマでしょ(^_^;) はいむるぶしさんも、奥さまの体調が悪い時は、ネットじゃなくて店頭で買って、プレゼントしてあげてね(^O^)/ (14/06/08 20:45) まりあ はいちゃんって、昭和の方ですねぇ( ´艸`) たくさんのさとり世代の女性に好かれるようなはいちゃんになってね。 (14/06/08 20:43) 記入なし かつて兵役(徴兵)があった時代男は命を賭けて国家や家族を守るのが当然であり、何時死ぬか解らなかったから、母親は自分の息子に対しても敬重の念を持って接してました。だからこそ女達は命を賭ける男を大切にし、家事など女手で出来る事は極力男に頼らずやって来た訳です。つまり、平和ボケした時代に男も女も同じ土壌で生まれ育つ様になった結果が、今の男女関係に現れているのでしょう。 (14/06/08 12:37) ( 20件を超えるコメントは省略表示されています - コメントを全部読む ) |
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