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放蕩騎士の徒然語り。


 ■ 2008/02/03 (日) 我、悪徳と貪欲の大愚なり。されど改める事けして無し。


菜食主義者殿の日記を読んだ……。
なるほど「食糧資源の浪費」を危惧しての「肉食反対」は合点がいった。
それは彼の者のいうとおりやもしれぬ。

しかし人間というものは他の生命を、蹴落とし、屠り、生きているのだ。
もの言わぬ植物を喰らい、泣き叫ぶ動物の命を啜り生を長らえるのだ。
そういう存在だ、我々は。そこで植物のみを殺すようにしたところで業は収まらぬよ。

誰かが口にしなかった肉はどうなるか、塵になるだけだ。それよりは腹に収めて血肉に換えたほうがよほどいい。

それに……我々は長い年月をかけて野生の猪から牙を抜き、鳥から羽を抜き食料にしてきたのだ。いまやめてしまえば原始の動物たちから奪った彼等の誇りはどうなる?

私はラム肉が好きだ。学生時代からラムとワインは私の燃料だ。それが無くなってしまうとは……なんとも寒々しい世界ではないか?



なお、私は捕鯨反対派であるが、鯨が可愛そうなどと思ったことはけして無い。オーストラリアと喧嘩になってもつまらぬから反対して居るだけさ。




ところで…………世の科学者諸兄、早いところ人間の身体を機械に置き換える技術を完成させてくれぬかね?脳と脊髄以外を機械にしてしまえば、かような論議をせずともよくなるというもの。


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由香里 菜食主義者氏の日記を読んで正直、考えられさせられました。今まで肉を食べていて、残酷なことを考えたことはありません。肉を食べることに生きているものが殺されて食肉になることなど・・・人間は残酷です。しかし、矛盾していますが、野菜、魚、肉、穀物は、それぞれ人間のエネルギーや血、骨、筋肉になります。生きるために動物を殺し食すというのは仕方が無いことかもしれません。そうしたのは人間です。できることなら、死亡した動物の肉しか食べられない世の中になるといいのではないでしょうか?・・・うーーーーーん、微妙ですね・・・・どちらにしても残酷なことは変わりません・・・ (08/02/03 21:46)
めとろん 菜食主義者さんの意見や気持ちは多いに察する所ですが、私もアズール卿さんに近い考えです。アズール卿さんの意見のどこが一番重要かというと「人間というものは他の生命を、蹴落とし、屠り、生きているのだ。もの言わぬ植物を喰らい、泣き叫ぶ動物の命を啜り生を長らえるのだ。そういう存在だ」コレだと思います。「悪徳と貪欲の大愚なり」この自覚を持つようにしようと最近はおもっています。 (08/02/03 21:32)
アズール卿 予想を裏切って悪いが私の好きな時代小説はローズマリー・サトクリフの作品だw。 (08/02/03 21:31)
木馬 吉川三国志とか好きでしょw (08/02/03 21:18)
アズール卿 だから菜食主義の御方々、『弱い存在を守るための』菜食などなさいますな。『資源がもったいないから』というのであれば合点もいくし、考えてみようかという気にもなろうというもの。 (08/02/03 21:18)


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