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大学高校新卒採用、大きく改善 厚労・文科省調べ
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大学高校新卒採用、大きく改善 厚労・文科省調べ
この春、大学、高校を卒業した就職希望者の就職状況が大きく改善していたことが12日、
厚生労働、文部科学両省の調査で分かった。大学卒は調査を始めた平成9年以来最高、
高校卒も10年並みの就職率だった。厚労省は「就職環境の改善の動きがはっきりしてきた」
とみている。
大学卒の就職率(4月1日現在)は95.3%(前年同期比1.8ポイント増)で、平成9年に調査を
始めて以来、初めて95%を超えた。男女別では男子が95.5%(同2.2ポイント増)、女子が95.0%
(同1.2ポイント増)だった。
高校卒の就職率(3月末現在)は95.8%(同1.7ポイント増)で、四年連続で増加した。男女別
では男子が97.2%(同1.4ポイント増)、女子94.1%(同2.0ポイント増)。求人数が前年同期に比べ
14.2%増えて29万3000人あり、求人倍率は1.61倍(同0.18ポイント増)になった。
厚労省若年者雇用対策室は「欲しい人材がいなければ採用しない厳選採用が続いていた
大卒採用にも改善の動きがみえる。団塊世代の大量退職期がいよいよ間近に迫り、景気回復
傾向に乗って採用に前向きになってきたのでは」と分析している。
投稿者 : 記入なし 日時 : 06/05/14 14:31