小泉純一郎首相は31日、内閣改造と自民党役員人事を行った。官房長官に安倍晋三幹事長代理、外相には麻生太郎総務相が起用され、谷垣禎一財務相は留任した。与謝野馨政調会長は金融・経済財政担当相に起用され、竹中平蔵・経済財政担当相は総務相に回り、郵政民営化担当の兼務を継続した。
また、自民党三役のうち武部勤幹事長と久間章生総務会長が留任し、与謝野氏に代わる政調会長に中川秀直国対委員長が起用された。
来年9月の自民党総裁任期切れで退任を公言する小泉首相にとって今回が最後の人事とされ、ポスト小泉を占うものとして注目された。ポスト小泉の有力候補のうち安倍、麻生、谷垣の3氏が閣僚で処遇されたが、福田康夫元官房長官は起用されなかった。同日夜、第3次小泉改造内閣が正式に発足する。
安倍新官房長官が閣僚名簿を読み上げた。新閣僚は次の通り(★は留任)
▽総務相・郵政民営化担当相・竹中平蔵
▽法相・杉浦正健
▽外相・麻生太郎
▽★財務相・谷垣禎一
▽文部科学相・小坂憲次
▽厚生労働相・川崎二郎
▽農相・中川昭一
▽経済産業相・二階俊博
▽★国土交通相・北側一雄
▽★環境相・小池百合子
▽国家公安委員長・沓掛哲男(参院)
▽防衛庁長官・額賀福志郎
▽金融・経済財政担当相・与謝野馨
▽規制改革・行政改革担当相・中馬弘毅
▽科学技術担当相・松田岩夫(参院)
▽男女共同参画担当相・猪口邦子
(毎日新聞) - 10月31日18時16分更新
投稿者 : 記入なし 日時 : 05/10/31 22:04