ニートには4類型…対策に厚労省やっと本腰
厚生労働省が、ようやく「ニート対策」に本腰を入れ始めた。来年度から相談員による家庭訪問を柱とする新政策を導入する方針を6日までに固めた。各地に「地域若者サポートステーション」を設け、専門家を配置。親の相談に応じるなどして、引きこもりの若者を社会に導き出す。
平成18年度の予算要求に、11億円を盛り込んだ。市単位で全国64カ所に、事業の核となるサポートステーションを設け、NPOや商工会議所などに運営を委託する。さらに学校、保健所、社会福祉事務所などと連絡体制を整備し、情報を収集。若者の親を直接訪問することで、就業と自立を促す。
ニートには、享楽的な「ヤンキー型」、 「引きこもり型」、考え込んで職につけない「立ちすくみ型」、就職に挫折し立ち直れない「つまずき型」−の4類型があるとされる。
事業では、相談員と親の後押しで、若者を自治体主催の行事に招くほか、職業情報を集めた国の「ジョブカフェ」などでの交流を促す。最終的にはハローワークでの求職に導く。ステーションには臨床心理士なども置き、心の問題に対応する。
ZAKZAK 2005/10/06
投稿者 : 記入なし 日時 : 05/10/14 21:07