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新・ぢゃんく屋日記

Author:th1969 ( Profile )

 ■ 2006/10/18 (水) ローマで「騙される」


注:ヨーロッパでは1つのビルの中に複数のホテルが入っている
  ことが珍しくありません。 このことを念頭に置いて下さい。

ローマにお昼過ぎに着いて、ホテル探し。
某ガイドブックに載っていたホテルをまず探してみようと考えた。
駅からほどない通りの角でビルを見つけたのだが、入ろうとすると下のフロント氏に呼び止められた。
「僕はこのホテルに泊まりに来たんですが(とガイドブックを見せて指差す)」
「このビルは全てこのホテルだ」
「そうなんですか、では部屋でインターネットにブロードバンドで接続できますか?」
「できる」

フロント氏の返答は、全く嘘でした。
目的のホテルを含めて三軒のホテルが同じビルの中にあり、その中でも一番高いホテルに泊まってしまったのです。
三つ☆ランクのホテルで、お値段は2泊で160ユーロ!(これですらまけさせた)
目的のホテルの一番高いシングルと比較しても25ユーロ/泊の差。
まぁ首都だし2泊して100ユーロ前後は覚悟していたのですが、50ユーロ以上の無駄遣いは貧乏旅行には痛すぎます。 基本的に寝る場所と充電用の電源さえあれば、シャワーもトイレも共同でいい人なので、この部屋はオーバースペックです。

しかも部屋に通されて「インターネット用コネクタは?」というと「これだ」と言って電話機を外す。
‥‥それってアナログ回線、いわゆるナローバンドなんですけど(-_-#)。
無理やりLANコネクタにつなげて「OK」とか言ってるんじゃないよ。
当然ブロードバンドでのインターネット接続は無理で、内蔵モデムとiPassローミングソフトの0発信で、Windows95時代の速度でやっとつながる有様(この日記もそれで更新)。
当然腹を立てて「キャンセルしろ!」と要求したが「金はもう払ったから無理」「ネットにはつながるんだから文句ないだろ」と、とぼけられる有様。
おかげでその後の観光の面白くないこと、ないこと。
さっさとホテルに戻ってこの愚痴テキスト打ってます。

まぁイタリアには「騙すほうが格好いい」という言葉があるらしいですからね。
騙される方が悪いのですよ、たぶんね :-p。
でも「次はイタリア抜きで」というジョークを創った人の気持ち、よくわかりましたよ。



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