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ヒモと呼ばないで9年ぶりに帰ってきました。誰か助けて。 |
■ 2013/04/08 (月) 擬音 |
公休。
っていうか研修の合間。 昨日帰宅し、着替えてたら、スーツの股が擦り切れてるのに気が付く。 かなり広く擦れてる。 いつからこんなになってたんだろう。 今の会社はスーツ通勤が義務。 ミリタリージャケットとチノパンで通える有難さに今更気づく。 スーツは嫌いだ。 その嫌いなものに金を出す。 それも休日の時間を消費、じゃない浪費・・・でもない空費して散財するなんて。 で、見つけたよ。 殆ど意地で。 \7900、安っ。 でも充分。 どうせクールビズまでの2ヶ月くらいだ。 驚く程に安っぽく、薄い生地だが、もし穴でも開いたらまたここに買いに来よう。 今度は悩んだ挙句に捨てたストライプのグレーの方にすればいい。 すそ上げまで1時間あったから、気持ちのいい公園のベンチで、出がけにコートのポケットに捩じ込んできた文庫を開く。 「ジオラマ/桐野夏生」の、「蜘蛛の巣」「黒い犬」そして「夜の砂」。 特に最後のは官能小説だ。 ネタバレだが、死につつある老婆が、その孤独の先に現れた幻の(?)男性を交わるという話。 死に直面した者は皆苦しいはず(だから可哀想)という思い込みをぶっ飛ばして、その模写も何処か品のある(?)言葉で綴られている。 ・・・。 いつか、俺も官能小説書いてみようかな。 実は今まで本屋で立ち読みしたことがある。 人(特に女性)の目を気にしながらも勇気を出して読んだのに、すぐに棚に戻したのがほとんどだ。 理由は、その「擬音」。 「ピチャピチャ」だとか「クチュクチュ」だとかに、妙に引いてしまう。 官能小説にはその音が必須なのだろうか。 もしそうだとしても、何とか読者が自ら自分の頭と心にその音を響かせるような描写って出来ないもんかな。 この桐野夏生さんみたいにさ。 ・・・。 今日に限っては、この袖の擦り切れたステンカラーコートのポケットは、ドラえもんのそれと同等に頑張ってくれた。 この俺が「〜してみたい」と思うことなんて、そうあることじゃない。 嫌いなモノを買わなきゃならない時間だったけど、すそ上げの待ち時間のお蔭で、空費・浪費どころか、投資時間になったかも。 ・・・なんか、ドキドキしてきた。 それが、「夜の砂」の艶めかしさのせいなのか、それともよしゃあいいのに「書いてみようかな」なんて言っちゃったせいなのかは分らない。 ・・・って、「ドキドキ」ってのも一種の擬音か。 だとしたら、俺がそんな風に感じてるっていうことも、その言葉を使わずに読んでくれてる人に伝えないとダメってことか。 やっぱり難しいな。 もう一度「夜の砂」読み返してみよう。 ・・・ダメだ。 そう思うだけでまた「ドキドキ」してきたよ。 |
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コメント
B級主夫 腐敗官僚様、コメントありがとうございます。上手く言えませんが、エビバーガーのエビが、完全にすり身のものより、少しエビの身を残したものを混ぜた方が美味しい、って感じ分って頂けますか?擬音は、その時の「身」そのものの存在が大きすぎて「すり身」とのバランスを崩し、結果「旨さ」を欠いてしまう感じがするんです。とはいえ、その「擬音」に代わる表現が自分に出来るとも思えないのですが。 (13/04/10 20:07)
腐敗官僚 「クチュクチュ」がグロいと? ならば、「カニが泡を吹くように泡立ってきた」って表現はもっとグロいと思うのですがw (13/04/09 20:37) B級主夫 モバイラー狸様、コメントありがとうございます。大丈夫です(笑)。ご心配痛み入ります。 (13/04/09 16:36) B級主夫 警備も視野に入れて様、コメントありがとうございます。一般的に社則ではスーツでも、実際はカジュアルOKがほとんどです。現場の特徴によって変えるということはあまりないと思います。 (13/04/09 16:34) モバイラー狸 ヤバい気がしてきた。今日の記載内容とリアル学校をリンクさせて、いないことを祈ります (13/04/09 15:56) 警備も視野に入れて 警備会社ってスーツ出勤なんですか?学校だからですかね。 (13/04/09 11:15) |
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