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ヒモと呼ばないで9年ぶりに帰ってきました。誰か助けて。 |
■ 2013/04/05 (金) 4時起き前日 |
公休。
というか、研修の合間。 起床時、今まであった軽い腰痛がないことに気づく。 妻が用事で外出するのは知ったが、子供たちも一緒に行くのか。 何だか拍子抜けで、ダルビッシュの完全試合目前のスポーツニュースを今更見ながら、ストレッチ。 身体が目覚めたところで、腸内環境回復の為、数日前から続けてるkagomeのラブレなる植物性乳酸菌のドリンク、3本組のうち2本を飲んで、外出。 池袋へ行く。 理由はない。 本当に適当に歩いて、来た電車に乗って降りただけ。 でも、駅に着いてみれば、行くのはいつもと同じBOOKOFF。 いつもと同じ105円コーナーで小説を買う。 「グロテスク/桐野夏生(上・下)」「東京奇譚集/村上春樹」「走るジイサン/池永陽」。 そのうち短編集である「〜忌憚集」の中の「ハナレイ・ベイ」だけ、近くのロッテリアで一気読みした。 小一時間で完読。 最初こそ、喪失感や焦燥感に感情移入し読み進めるも、途中で主人公が必ず一年に一度3週間ほど何もせず外国に滞在出来るほどの「生活力」をもち、それを支える十二分な「才能」に恵まれていることまでたどり着くと、今まであんなに入り込んでたその世界が、一気に他人事になる。 「何かを失った」「取り返せない」・・・ままの俺と。 それは同じでも、「にもかかわらず」強く、自分を持ち、自信を持って仕事している主人公。 ・・・そうなんだ。 その「にもかかわらず」、が得られない。 それを笑い飛ばせる、それに真正面からぶつかり跳ね返す、それを糧により進む・・・そんな後続を引き出すBGMが俺の生活には流れない。 完全試合をあと一人のところで逃したダルビッシュは、笑ってた。 その時、彼の心に流れてたBGMはどんな曲なんだろう。 その「時」も「流れ去る」時間じゃない、もっとどっしり、身体から離れずしっかり進む「スタンス」としての時間。 それは彼にしかわからないのだろうけど、きっと彼の生活≒作品全体を明るく照らす、印象的な曲に違いない。 一方「にもかかわらず」にいつまで経っても辿り着けない俺は、「流れ去る時間」をフルに使い、どこかで聞き齧ったサビだけのCMソングをエンドレスでリピートしてるだけ。 まるで酔っ払いだ。 一滴も飲めないっていうのに。 あるいは、ロバート・キヨサキのいうところの「ラットレース」。 同じところをグルグル回るだけで、資産は永久に作れない。 ・・・。 明日は4時起き。 もう横になろう。 きっと気が付いたら朝になっているだろう。 早起きに慣れて、新しい仕事を覚える。 ストレッチと読書と・・・後、ラブレを飲んで腸内改善。 これが「スタンス」という城壁の石垣になりえるとは到底思えないが、今はこれをやるしかない。 他にないんだ。 しょうがない。 ・・・。 明日から4時起き。 しょうがない。 でも、きっと気が付いたら朝になってる。 ・・・おやすみなさい。 |
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コメント
B級主夫 腐敗官僚様、コメントありがとうございます。いえいえ、皆さんからの影響でここ最近から読み始めたのです。新しい時間の使い方を頂きましたこと感謝しています。 (13/04/08 21:51)
腐敗官僚 やはり、この驚異的文章表現力は日々の読書量に裏付けされていたようです。 (13/04/07 20:57) |
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