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ヒモと呼ばないで

9年ぶりに帰ってきました。誰か助けて。

 ■ 2004/01/10 (土) 送信


明日が休みだと夜が長い。

せっかくの長さをネットを上滑りする贅沢に費やす。
始めた瞬間に、前に放送大学のWEB出願にパソコンの不調により失敗したことを思い出す。

そして再チャレンジ。
ものの5分とかからず終了。

あとは学校側からの反応待ち。

今回選択した科目は共通科目(主幹科目)の「表象としての日本(04)」。

講義概要は以下の通り。

「明治以降、西洋人が読み解いた日本文化の表象は、同時代の政治的・経済的な力関係と西洋世界にとっての文化的「外部」が発散する幻想とが複雑に入り混じって、従来の日本人が自らの文化について抱いてきた表象とは大いに異なる表象を、しばしば新しい価値として打ち出してもきた。
                 (略)

こうして西洋人の「眼差し」を通して形作られてきた「近代と伝統の文化的重ね絵」は、現代の日本人論にも様々なレベルでその痕跡を残している。
「表象としての日本」を分析することは、日本人論の歴史的な系譜学としても、また現代の日本人がみずからについて抱く表象を批判的に捉え返すためにも、極めて有効な作業であり、また、学際的なチームワークによって初めてその成果を挙げうる研究であって、本学の主題科目として相応しいものと考えられる。」

面白そうだ。
これをやってからもう一度「ラストサムライ」見たら、思うことが変わったりして。
自分の意思で「面白そう」なことを始めるなんて本当に久しぶりだ。
それで考えが変わるなんてことがあったら、なんかすごくいいじゃないか。

早く返事来ないかな。

そうしたら「第三点」を獲得するんだ。

両手だけでロープにぶら下がっていた、点と点で作られた「線」状態を脱し、足を岩の出っ張りに引っ掛けた「面」に世界が広がる。
そうしたら、次はもう片方の足を同じように「支点」に引っ掛けて、3点で安定した状態で今度は手の近くに新たな「支点」を見つけて、上に少しずつシフトする。

そして、なるべく早くこの苦しい「ロッククライミング」から解放されて、「WALKER」に戻るんだ。

そのうちに平らな地面に出て、そこを両足をべたっと付けて歩けるようになれるさ。
きっとなれる。

そうしたら、その次は里山散策だ。

俺は「WALKER」でも「里山WALKER」なんだ。
最後には自分の好きな場所を歩けるようになる。
きっとなれる。
なるんだ。

新緑の頃の力強さも、真夏の日陰も、落ち葉の絨毯も、そして冬枯れの乾いた風も、全部そこにある。

そこに行くんだ。
きっと行けるさ。


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