脱・非正規

今日オーナーから電話がかかってきた。


実質店を仕切っていて一緒に働いたのは奥さんだけだが、採用してもらったのはこのオーナーだった。

今回、体調を崩して一ヶ月も休みをもらい（しかもメールでの連絡、返信はなかったが休んだ）、挙句の果てには給料だけ貰いに行った。

オーナーは昨日、自分も奥さんもいない時間帯に私がカギだけ渡しにきた事について、それはおかしいんじゃないかと言っていた。

その通りなので何も言えなかった。

ただすいませんを繰り返すだけ。

給料は振り込むと言って来た。

一緒に働いた奥さんや店長には顔を出しに行ったほうがいいよと諭された。

君がこの街を離れるのなら無視してもいいが、そうじゃないなら挨拶に行くべきだとも。

そんなに小さい街ではないが、それとは関係なく、これもその通りだと思う。


昨日までは退職の挨拶をしたい旨のメールしても返信しない奥さんにも問題があるからいいや、なんて思っていた。

情けないし恥ずかしい。

大事なことをメールで済まそうとした自分が間違っている事に気づいた。

電話したり、奥さんが確実にいる時間に出向くなど、色々方法があったわけで。

ただ逃げたい一心だった。

ウツでも責任はあるんだから最低限のことはしなくてはいけない。

どこかでウツを言い訳してた。

このままでは一人前の大人にはなれない。

いい年こいて、この調子じゃだめだ。



ともかく、これで仕事を辞める事になった。

今回も、色んな意味でまた一つ社会に不義理をした。

これはいつか自分に返ってくるだろうな。