人生30年リベンジ

プリンターのインクが切れたので、これじゃぁ書類印刷出来ん。
というこで、市内の家電量販店に行った帰り駅の待合室で
ヘットドホンで曲を聴きながら次の電車の発車時刻まで待っていた時
ふと気が付くと俺と隣に座る少年の周りの席だけが空いていることに
気付いた。

ココ以外の座席は結構詰めて座っているってのに
不思議に思うと何やら向かい合わせて座る男女二人が此方をチラチラ
見ながら、話をしている様子が伺えた。
まぁヘットドホンしてたので、話し声までは聞こえてませんでしたが
仕草というか視線というか感じたのは確かだ。

俺は、ヘットドホンを外し彼等の話しに耳を傾けたがその内容
聞いて呆れてしまった。どうやら俺のことではなく、隣に座っている
少年のことについて明らかに軽視した戯れ言を･･･ね。
こいつ等赤の他人に対して良くそこまでのことを言えるなぁ〜と
気になったので少年の方を見やると明らかに奇行が目立つ何やらブツブツ
独り言もいっているようだった。

曲に聴き入っていたので、全く気が付かなかったが何処かの施設の人だろう
徐々に周囲も気付き始めている様子だが、如何せん視線が痛い。
俺は、身内にそういった障害持ちと生活を共にしていた経緯があるので
その少年に対して差別めいた感を抱くこともないし、普通よりちょっと???
な位でそれ以外は自分と変わらんよと思っているのだが、未だにそういった
特異な者に対して理解が得てない人がいると思うと悲しくなった。