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人生30年リベンジ

Author:cyrno ( Profile )

 ■ 2010/03/07 (日) 窓夢


依頼された仕事も一段落し、23時過ぎに床に付いたのだが
今夜は滅多にむ見ない夢を見たのでこの日記に書き残しておく
俺が、眠りについてしばらくと言っても恐らく小一時間以上は経った頃
部屋の中に誰かがいる気配を感じ、辺りを見回すが誰もいない
気のせいかと再び床に付くもどうにも気になって眠れずに
布団を頭から被り、うずくまっていると今度は背中をつつくかれる
この感触は丁度人間の指先の感触に似ている。
それでも気のせいと強引に目を閉じ何とか眠る努力をする俺

しかし、背中を何度もつつかれとうとう我慢の限界が来た俺は
見えないそいつの腕を掴もうと背中をつつかれている
最中にタイミングを合わせてベットから起き上がると同時に
そいつの腕を鷲掴みする・・・その瞬間、そいつは俺の手を振り払おうと
必死に抵抗する。俺は、やっぱりこの部屋には
自分以外の誰かいたんじゃないかと安堵するのも束の間
掴んでいる筈のそいつの姿が見えない。確かに腕を掴んではいる
感触はある しかし姿が見えない。この期に及んでまだ寝惚けてる
訳もなくはないが、何度も眼を擦って見ようとしてもやはり姿はなく
唯一、掴んだ腕の感触だけが確かに誰かがいる事を脳が教えてくれている。

突如として、安堵感は恐怖に変わり震えで、腕を放してしまいそうに
なったが、ここで逃がしたら次は何をされるか分からないと堪え
何とか外に出そうと、強引に玄関までそいつを引っ張って行こうと
するももの凄い力で、部屋まで引き戻される。
格闘の末、そいつの力が急に弱くなり俺はこの期を逃すものかと
玄関からそいつを外に放り投げ、急いで部屋の窓の鍵を掛け
興奮覚めやらぬ自身を落ち着かせる為、冷蔵庫にあった
ミネラルウォーターを一気に飲み干し、一息付いて再び自分の部屋に戻り
床に付くが、何処からか冷たい風が入ってくる。

ちゃんと戸締まりした筈なのにともう一度、部屋の窓を確認すると
何と閉めた筈の窓が開いているではないか!
俺は、ヤバイ!アイツが中に入ってくると急いで鍵を掛け直し暫くは
寝ずに注意深く辺りに眼を凝らしていたが、見えない者との格闘の疲労
からか遂、そのままうとうとと寝入ってしまった。
暫くして、カラカラと窓の開く音に目を覚ました俺は、恐る恐る音のする
方へ眼をやると窓越しに、赤いランドセルを背負った妹が寂しそうに
外を見つめていた。俺は危ないから直ぐ窓を閉めるように妹に言い聞かせ
そのままベットに入り安心し目を閉じた。
そういやぁ小学生の頃は妹を連れて、良く遊んだものだなと
昔を思い出す。昔!そうだよ!俺たちが小学生の頃はもう20年位前の
ことじゃないか!それじゃぁさっき部屋にいた妹は一体誰なんだ??

そこで目が覚めた・・・妙な夢を見たせいかやけに体が疲れている
しかしリアルな夢だったなと薄暗い部屋の中、ボーっとしていると
何処からか冷たい風が入ってくる。俺は夢で見たのと同じ場面に不安を
感じ、窓の戸締まりを確認すると寝る前に閉めた筈の窓が開いていた・・・。


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toro 面白いシナリオですが、実は背中をつつく指の経験。俺と姉と弟は有ります。不思議な体験でした。ちなみに俺は左手で捕まえてしまいました。怖くて力が抜けてしまい、逃げられてしまいましたが。寝起きながらやけにリアルな感触だったので家族に話すと、姉妹全員が触られたと話しいた経験をしていたので、俺の家では多分夢じゃないとは思います。特に気にしてはいませんけどね。 (10/03/07 16:44)


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