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爺放談


 ■ 2008/11/30 (日) 少し休憩5


賭け事と博打の違いをご存知だろうか?

賭け事は・・・・・それに参加している人たちの所持金がどれほど移動しても、終わった時点での所持金の合計が変わらないこと。

博打は・・・・・その合計が変わること。

要するにその賭け事に胴元が加わってテラを取っていくこと、それが博打だ。

こんな例を出してみる。

その日の競馬に参加した人口が100人でその全ての人の所持金の合計が1億円だったとする、その日は11レースあり、100人全員は1レースから最後の11レースまで所持金全額を賭けていったとすると・・・・・

1レース目の配当は約7500万を分け合う。
2レース目の配当は約5625万
3レース目・・・・・4218万
4レース目・・・・・3164万・・・・・・・・・・

こうやっていくと最後の11レース目にはなんと422万になる。

最初1億あったのが11レースには422万!これを全員が分け合うのだ。

こう見ると賭け事と博打は全く違う事が良く分り、また、この仕組みに勝ち残る事は至難の業である事も良く分る。

そんな事は博打をする方々には当たり前に知っている事で、常識なのでしょうが、それでもこの博打を止めることが出来ないのです。

私も以前は同好の志で、現在はほとんどしなくなりましたが、以前は良くはまっていた者でした。

競馬・競輪・競艇・パチンコ・麻雀・花札・カブ札・・・・・・・

どれもしていない博打はありません、今思うと本当に愚かですね・・・・・

前の日記にも書きましたが、そんな私が仕事だけでアメリカに行く訳がありません。

アメリカでの仕事が終わり、その後そんな私が目指すは。

「ラスベガス」です。

私が博打の集大成だと思っているこのラスベガス!

この博打の殿堂に始めて行った時は、本当に緊張しまくりで、いくら負けたのかが分らないくらい我を忘れて緊張と没頭で終わりました。

しかし2回目はもう要領を得ていますので、1っ回目とは訳が違います。

勝ちにこだわり、選んだゲームは「ブラックジャック」でした。

このゲームは1テーブルに5人の「子」がディーラー「親」との駆け引きで勝負をします。

ここではあまり詳しい事は省きますが、相当の技術と経験が勝負を分けるのです。

結局は、私はいつも、どんなに気合を込めても最後には負けて帰るハメになるのですが、そんな私が言うのも可笑しいですが、私が思う博打の必勝法は・・・・・

止め時を間違わない事!

これに尽きると思います。

そんな事は分っている!と言われるでしょうが、それでもこれ以外ありません!

しかしこれが簡単ではないのです、そもそもそれが出来るのなら博打などに手を染めないでしょう・・・・・・

どんなに不利で、どんなに搾取をされていると分っていても、この「博打」という物の魅力は持たざる者への麻薬のような物なのでしょうね。

「ラスベガス」での事は、いずれ詳しく日記に書いていこうとも思っています。


最後に、博打をこよなく愛するみなさん!


「ご利用は計画的に」!!!!!!^^










お名前   コメント

ホームレス 壺中の天さん そうですか〜!天さんもカジノ行きましたか!私はマカオには行ったことがありませんがマカオもスゴイって聞きますね!「少し休憩」を面白いって言ってくれて本当に有難うございます^^最近仕事がやはり年末が近づくと忙しくなってきて少し大変です!でも合間を縫って書き込みますのでヨロピク!!!^^ (08/12/01 01:55)
ホームレス まりあさん まさかまりあさん!競馬なんてしませんよね?^^ (08/12/01 01:49)
ホームレス 35才の男さん それぐらいの損失なら良いじゃないですか!男なら一か月分ぐらいの勝負をしましょうよ!^^ (08/12/01 01:48)
ホームレス fさん そうですよ!肝に銘じたほうがいいですよ!でないと35才さんみたいになっちゃいますよ!^^ (08/12/01 01:46)
ホームレス ばばりんさん 何を仰るのですか!世の中週休2日の所もいっぱい有りますよ!えっ?なんですって?私はそんな立場じゃない!ですって?そ・そ・そうですよね!そんなぬるま湯は私には向いていませんよね!仰るとおり求刑100叩きの刑!^^ (08/12/01 00:55)
ホームレス ここへさん 有難うございます!皆さんの応援でこの日記は存続しております!今後も応援のほど宜しくお願い致します。^^ (08/12/01 00:50)
ホームレス ミネヤっち!ネタ切れ?何を仰いますか!自分の人生のネタ切れは死んだ時ですよ!^^あっ!と言う事は死ぬまでかくの?^^ (08/12/01 00:48)
ホームレス 通過さん コメント有難うございます!阿佐田哲也の新麻雀放浪記?えっ?新?そんなのがあったのですか?麻雀放浪記なら知っていますが、今度見てみよ!^^ (08/12/01 00:46)
壺中の天 今日は棚卸しでおそくなる? (08/11/30 21:02)
まりあ 馬連 (08/11/30 20:55)
壺中の天 たいして遊んでないんですけどね。スロットマシンが分かりやすかった。 (08/11/30 20:02)
35才の男 ジャパンカップで局部の日給くらい損したよーどーしよー@ (08/11/30 19:40)
壺中の天 いやいや、「少し休憩」なかなか面白いですよ。博打と賭け事の違いって勉強になりました。私はマカオのカジノへ行きました。カジノって心地いいですよね。日本で賭場って言うと暗いイメージなんですけどね。ルーレットやスロットマシンの廻る音が心地いいんです。 (08/11/30 18:14)
 肝に銘じておきますwww (08/11/30 14:59)
ぱぱりん 連続して休憩を取ってはいけませんね! 求刑!^^ (08/11/30 11:14)
ここへ 彼女との今後どうなるか楽しみにしています。 (08/11/30 09:22)
ミネヤ ネタ切れかっ!違うかっ!? (08/11/30 08:52)
通過 阿佐田哲也の新麻雀放浪記を思い出した。 (08/11/30 04:35)


 ■ 2008/11/29 (土) 少し休憩4


先日、NHKの番組でアジアを生きる人々のドキュメンタリーを見ました。

そこに映し出されていたのはベトナムでアメリカによる枯葉剤によって後遺症で悩まされている家族、その子供達が描かれていました。

私はそのドキュメンタリーを見て、おもわず涙が止まりませんでした。

その事を知らなかったわけでは有りませんが、現実にそこで暮らされて、なおかつ後遺症で苦しまれている方々を、多少の脚色はあるのでしょうが後遺症の現実は確かに存在する事で、その現実をテレビを通して見て・・・・・

かくも人間は、ここまで悪魔になれるのだろうか?・・・・と

そのことに、なぜか涙が出て止まりませんでした。

私は「運」という物は平等だと思っています。

「運」には色々な物があり、健康、金、人、色、仕事・・・・・

どんな人も、そのどれかが突出する物があっても、全体でおし並べば、どんな人も平均に「運」があると思っているのです。

例えば、金運のように目立ちやすい物に運があっても健康運が無かったり、金運が無くても目立たないが健康運が有ったり・・・・・・

しかし、この様なドキュメンタリーを見ると、何時も、その考えは違うのでは?と思います。

彼らに、その後遺症を持った子供達に「運」など有るのでしょうか?

そもそも「運」等にうんぬん言っていること事態が余裕の見地なのでしょう。

この無職COMにもありますが、「因果」で物事を推し量る見地も良く見かけます。

しかし、それ自体、余裕の見地でしかありません!常に対岸の火事なのです。

私もこの日記にあるように、その方々とまでは行きませんが、この日本では相当最底辺まで堕ちました。

その時に、「運」?「因果」?そんなことを考える余裕などありませんでした。

私はいまだこの日本で、そこまで貧拍しながらも「神・運・因果」に拘っている人を見たことがありません。

良く、余命を宣言された方々が宗教に入る事もありますが、それ自体も余裕がまだ有るのです。

明日の命が分らない、また、ベトナムでの重度の後遺症の子供達、どう手を尽くそうとも絶対変わらないこと、そんな状況が本当の余裕の無い状態ではないでしょうか?

「神、運、因果」などは少なくとも、まだ余裕があってこその思考と思うのですが・・


話を戻すと、そのドキュメンタリーでは未だにアメリカは枯葉剤の因果関係を認めていないらしいのです。

私は以前仕事でアメリカに行くことが良く有りました。

理由は、年一回、取引企業であるアメリカの企業が世界のその企業の製品を扱っている会社を呼んで新製品発表とその国々のその製品に対する状況を聞く為でした。

私と同僚はその企業の主催に行く事になり、初めて行った時のことです。

私は、日本は世界経済の2位を走っている国なので、質疑は集中するだろうと思っていました。

しかし、主催者側はまったく日本に意に介し無いのです。

質疑の集中はヨーロッパに集中し、アジア諸国はほとんど質疑が来ません。

やがて、質疑も終わり、歓迎の為のレセプションなどもありますが、欧米諸国にとって日本はアジアの一国に過ぎず、アジア勢は隅の方に押しやられ、しまいには自然と有色人種が集まる形となっていきました。

欧米諸国にとっては現在も、世界は白人中心なのを、この時見せ付けられた事を良く記憶しています。

多分!アメリカはベトナムに対してこの先も自らの非を認めることなど無いでしょう。

しかし、この日本でもその様な意識はあります。

私自身、その時、日本を他のアジアや南米、アフリカと一緒にされたことに違和感を持ちました。

人は、人間は、結局は一番愚かで、どんなに冷静に、どんなに慈しみを持とうとも、それはかりそめで、悪魔にもなれる生き物であると思うのです。

間違っても、その人間の習性を「道徳、宗教」などで変えれる事はありえないでしょう。

人間の行き着く先は、いったいどんな物なのでしょうか?


ベトナムでの出来事は人間の本性を表し、そんなドキュメンタリーを見て「かわいそう・・・」などと思っているのは・・・・・・・・















お名前   コメント

ホームレス りこぴんさん 久しぶりのコメント本当に有難うございます。そうですね!所詮人間なんてそれほど大した者ではありませんよね!同じ過ちを繰り返し、過去ほどの分りやすい過ちではなく、巧妙になっているだけでその本質は何も変わらないのでしょう。 (08/11/30 00:43)
ホームレス 下っ端公務員さん 本当に仰るとおりですね、なぜ?多くの人は性善説を信じ、善なる物にこだわるのでしょうか?その善に拘っている方たちが歴史上どれほど過ちを繰り返してきたかを良く考えてみるといいのですが・・・・・ (08/11/30 00:36)
ホームレス まりあさん 甘みやエグみ???どんなコメントだろ?ちょっと楽しみ!^^えっ?私の行き先ですか?そうですね〜、まだまだ見えないですね〜・・・ただなんとなくですが、最後は一人で居るってかんじがするな〜・・・・・・ (08/11/30 00:31)
りこぴん 人間の行き着く先はきっと今と同じ場所だと思います。時間は進んでも人間はひたすら同じ営みを続けていく。だから生死があって善悪があっていいのだと思います。ところでベトナムの戦証博物館を一番気軽に観るのがアメリカ人(笑 (08/11/29 10:54)
下っ端公務員 そうです。人間の本性は「悪」なのです。だから常に「善」になろうと努力しないといけないのです。日本では性善説がにんきあるようだけど、性悪説のほうが人間の核心をついていると思います。 (08/11/29 10:12)
まりあ 今回の日記内容はネット上で気軽にコメントできないですね(^_^;) あっ、今後、その件を含んだ、甘みやエグみ含んだコメントを書きたいなぁと・・・・・ねぇ、ホームレスさん、ホームレスさんの行き着く先は具体的に見つかりましたよね^^ (08/11/29 09:58)


 ■ 2008/11/28 (金) 波乱万丈39


「テレビってつまんないね・・・・・」


彼女のこの一言が皮切りでした。


私はもう、この状況を維持する事に限界を感じていました。

しかし、そうは言っても、今の私の状況ではこの部屋を出て自分だけの生活が出来るほどの資金も余裕もまだありませんでしたが、彼女の出方や話如何でどうなるか分りません。

私は今のこの話し合いがどの様な展開になるか?そして私自身のその後の展開を、今日決定付ける様な展開にならないよう注意深く話をしていかねばならないと、最低な打算の上で話を進行させねば・・・・・それだけを考えていました。


「そうやな〜、つまらんな〜」

「今日は仕事・・・忙しかったの?」

「いや、そうでもないけど、今日!上司から初めて漫画家へ配達が有って、それをしてきてん!」

「ほんと!良かったじゃない!それでどうだったの?」

「うん!すごい収穫があったんよ!ひょっとしたらアシスタントの仕事を紹介してくれるかも知れへんねん!」

「スゴイ!良かったじゃん^^」

「うん!まだ分からへんけどな!」

「そんなことないよ!あんたは大丈夫よ!絶対紹介してくれるよ!」

「それやったらええけどな〜」

「そうよ!大丈夫よ!」


しばらくは・・・・・そんな日常の話題ばかりをして時間も過ぎていくのですが。

それから少しして、彼女の方から・・・・・・


「ね〜○○?」

「うん?」

「わたしたちっておかしいよね?」

「なにが?」

「もう何度もこんな話しているけど、いつも○○はどこかはぐらかして何の結論も出せていないよね?」

「そんなことないやん!何の結論を出すのんよ?」

「もう分ってるでしょ?」

「なにがよ?」

「だって、このまんまじゃ○○もここに居辛いでしょ?」

「そんなことないで!別に何にも無いやん!」

「もういいよ!」

「なんやねん!何が言いたいねん!」

「もういいんだってば!」

「なんやねん!言うてくれや!わからへんやん!」


もう、この期に及んで苦しい言葉しか見つけることの出来ない私は・・・・・

さすがにもう、この天国のような生活にピリオドを打たねばならない、また以前のような地獄の生活に戻らねばならない、せっかく、ようやく開けそうな今の状況もご破算にせねばならない、このことに心臓が張り裂けそうなのを必死に悟られないよう精一杯のやせ我慢と・・・

それでもなんとか何時もの様にはぐらかせれば・・・・・それだけを考えていました。


「○○は、わたしのこと好きじゃないんでしょ?」

「えっ?」

「そうでしょ?わたしのこと・・・好きじゃないでしょ?」

「そんなことないよ!」

「うそ!私には分る!そんなに好きじゃないって事!」

「そんなことないって・・・・・」

「じゃ!なぜ!何にもしないの?手も握らないじゃない!もう一緒に暮らして大分なるわよ!」

「そんな事できる訳あらへんやろ?俺はいそうろうの身やで?」

「そんな事どうでも良いじゃん!」

「どうでも良いって事無いやろ!俺の身になってみ?無理やで!」

「あんたの身になれって!そればっかり!そんなの分んないわよ!」

「でも、ちょっとは分ってくれや!たのむわ・・・・・」


全ては私の保身の為の偽善な嘘ばかりでした・・・・・

それでも、いつも同じ言い訳しか言えませんが恋愛ゲームの強者の強みなのでしょうか?

無理やりの強引な説得も、今の彼女は、それが嘘だろうとなんだろうと聞く以外に術は無かったのです。

しかし、何時もはそうであったのでしたが今日は違いました・・・・・・


「ね〜?」

「うん?」

「やっぱり無理だったのよ・・・・」

「なにが?・・・・・・・・・・・・(やばい!)」

「こんな暮らしは・・・・」

「なんでよ?・・・・・・・・・・・(あかん!本当にまずいぞ)」

「○○!やっぱり此処に連れて来たわたしも悪かったのよ!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・(なんとかせな!このまんまやとまたホームレスやで!)」

「それでね?わたしずっと考えてた事があるのよ」

「・・・・・・・・・・・・・・・・(うん?なんや?)」

「あんたは今は此処を出て行っても、また、前のようにホームレスになるしかなくなるもんね!だから、あんたももう仕事も有るんだしお金が溜まったら此処を出て行って欲しいの・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・(えっ!そうなんか!今直ぐでなくてええんか!それまで待ってくれんのか!)」

「ごめんね・・・・・私の勝手でこんな事になって・・・・私のわがままで○○にいっぱい負担をかけたね、このところは本当に一緒にいて居辛かったでしょう?・・・・本当にごめんね・・・・・」

「なに言うてんねん!ほんまに○○さんの事嫌いや無いって!」

「嫌いじゃない・・・か・・・」

「いや・・・ごめん・・・そんなつもりで言うたんちゃうで」

「いや、もういいの・・・・もうそんなこと・・・・・もう何日も考えて決めたことだから・・・・・・」

「・・・・・・・・・」


結局私は、彼女の家を出ることに決まりましたが、私にとっては不幸中の幸いで、直ぐに此処を出ることは無く、しばらくは此処から出て行ける資金が溜まるまでの猶予を貰う事ができたのでした・・・・・

その日の夜は、私の部屋からでも分るぐらい彼女は寝る事が出来なかったらしく、彼女は明け方まで起きているようでした。

私も彼女が心配で、ずっと起きていたのですが、だからといって様子を見に行ける事もできず、終には私は睡魔に負け寝てしまったのです。


次の朝、彼女の目は大きく腫上がっていたのを今も鮮明に記憶しています。



今も良く思い出します。


この時ほど、私は最低の男であったことを・・・・・・・












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ホームレス 壺中の天さん 男は黙ってサッポロビール!!!なんのこっちゃ!^^ (08/11/29 03:31)
ホームレス 35才の男さん 貴方に言われたくありませんね!よ!イケメンさん!^^ (08/11/29 03:29)
ホームレス 38毒男さん 初めてお目にかかります。コメント本当に有難うございます。これからも続けて書いていきますので飽きずに見ていただければ幸いです。^^ (08/11/29 03:28)
ホームレス ここへさん 初めてのコメント有難うございます。そのとおりです、私は今も忘れた事はありません、感謝って言うことなど超え、後悔と自責の念でいっぱいです。 (08/11/29 03:26)
壺中の天 やっぱり食うべきであった。添え膳だったのですね。ただ、後の展開がどうなるのか分からず怖かったんですかね。 (08/11/28 20:58)
35才の男 良く長い文章かけるなあ^^仕事に生かせない? (08/11/28 20:26)
38毒男 文才ありますね〜毎回楽しみにしています、♪手を出さずでも隣で朝まで寝れば追い出されずに済んだのに、もったいない。 (08/11/28 10:14)
ここへ 彼女とは別れて部屋をでるのでしょうけど、なにはとにあれ、命の恩人でホームレスから再起させてくれた彼女に一生、感謝しなければいけないでしょう。 (08/11/28 09:21)
ホームレス ばばりんさん おっはよーございます!その通りです!最低の男なんです!私が一番それを知っています! (08/11/28 07:15)
ぱぱりん 本当に最低な男だな!フィクションでなかったらぶん殴る!!(感情移入してまっす^^) (08/11/28 07:11)


 ■ 2008/11/27 (木) 波乱万丈38


「お〜い○○!竹宮先生の所へアンプの取り付けと配達があるのだが、君!行くか?」

「えっ!本当ですか?是非!是非行かさせてください!^^」

あれから間もなく、こんな嬉しい事が舞い込んできた!

私は一目散に支度をし、竹宮先生の買ったアンプを手に、地図を片手に車を飛ばしました。

私にとって初めて憧れの漫画家の先生に会えるので、車を運転する手も汗だらけ!気分も緊張しまくりで、何か変な事を言わないように心がけ、何とか無事に先生のアトリエに車を滑り込ませたのでした。

竹宮先生のアトリエは、自宅兼アトリエで、石神井の閑静な住宅街の中にありました。

私は緊張と、震える手で、チャイムを鳴らします。

「ピンポーン」

「ハイ」

「すみません!○○電気の者ですけど」

「あ!は〜い!今出ます!」

「おいおい!出てくるぞ!ええんか?俺!大丈夫か????」

「ガチャ!はい!お待たせ!こちらへどうぞ^^」

「あっ!はい!すみません!おじゃまします^^」


中に入ると直ぐアトリエに通され、仕事場に音楽を流す為これを購入し、仕事場の隅に設置して欲しいとの事でした。


「こちらでよろしいんですね!」

「はい!そこにお願いします!」


私は言われたとおりに、直ぐ作業を開始しました。

作業中も、私はその職場の雰囲気を、そこはかとなく観察しながら、アンプを取り付けていきます。

「多分、あの隅に座っている人が竹宮先生やろな?」

「やっぱり少女漫画家だけあって、女の人しかおれへんな〜」

「せやけど、ここからあの有名な(地球へ)が出きたんやな〜」

「でも、思ったよりアシスタントの数が少ないな〜」


しばらくして、アンプのセッティングも終わり、一応念のため、音出しをする為に何かレコードを借りる事で話しかけました。


「すみません!何かレコードをお借りできませんか?」

「あ!はい!ではこれをかけて見てください!」

「はい!」

「ジャジャ〜ン♪チャンチャラチャラチャラ♪チャラリンコ〜♪」

「はい!オッケーですね!^^」

「キャッ!良い音!スゴイ良いですね!^^」

「ありがとうございます!」

「○○さん?せっかくお出で頂いたのですから何かお飲み物でも出してあげて?」

「あっ!はい!」

「えっ!そんな!おかまいなく!」

「いえ!遠慮なさらず!どうぞどうぞ!^^」

「・・・・・待ってました!^^俺はこれを待ってたんですよ〜!^^遠慮なんてしませんよ〜!^^飲まさせて頂きますよ〜!^^」


私はアシスタントが入れてくれたコーヒーを飲みながら、アシスタントの仕事を食い入るように見ていました。

すると先生が。


「電気屋さんのお仕事も大変でしょうね?」

「いえいえ!先生の仕事の方が数倍大変ですよ!」

「そうですね〜私どもの仕事も大変ですね〜」

「先生の書いた作品!特にやはり地球へは愛読させていただきました。^^」

「まーうれしい!男の方が読まれているのは珍しいですね!」

「いえ!そんな事はないでしょう!あの作品は性別の関係など無い作品で、スゴク面白かったですよ!」

「有難うございます!^^」

「先生!実を言いますと私も漫画家になろうと田舎から出てきたんですよ!」

「へー!そうなんですか!」

「それがなかなか簡単な物じゃありませんね!今は食っていく為に電気屋をやっていますが・・・・・」

「そうですね〜漫画家になるのは難しいですよ!どこかの出版社には行かれたり投稿などされましたか?」

「はい!田舎に居る時から良く投稿はしていましたが箸にも棒にも・・・・・」

「じゃ!誰か漫画家のアシスタントになるのが良いですね!この子達もその為に頑張っていますのよ。」

「そうなんですよ!ですからこの仕事をしながら探したりしているのですが」

「そうですか・・・・・私の所は女性だけなので無理ですが、もし、私の出版社で探しているなら聞いてみてあげますよ!^^」

「本当ですか!」

「はい!^^」


私はそれから少しして、アトリエを後にしました・・・・・・


「やったー!!!!^^」

「ひょっとしたら本当にいけるかもしれへん!」

「竹宮先生ってめちゃくちゃええ人やな〜!」


確かにすごく気さくな方で、初めは竹宮先生と言えば少女漫画家では大御所で、キャリアも長く売れっ子だけに、もっとツンケンした感じをイメージしていたのですが、そんなイメージとはかけ離れた方で、実に素朴で全く偉ぶる所のない、すごく感じの良い方でした。


そして職場に戻り、上司の報告をしてその日も終わりに近づいてきました。

この頃の私は、これぐらいの時間が一番憂鬱になっていました。

家に帰るのが辛いのです、家に帰ると、また、何か言われるかもしれない、そしてなにより、私にとって何か良い事があると・・・・そんな日に限って良く何かがあるように思えるのです。

その日なぞはうってつけの何かがありそうな日に思えるのでした・・・・・・・

しかし、そうは言ってもいずれは帰らなければなりません、しばらくして、意を決して何時もの様に、特別喜ばず、特別落ち込まず、努めて何時もと変わらぬ風に、家へと帰りました。


「ただいま!」

「おかえりなさい」

「あ〜疲れた!お腹も空いたな〜」

「そうね!何か食べに行く?それとも家で食べる?」


私は家にはあまり居たくなかったので外で食べる事を提案しました。


「○○!最近あまり家では食べようとしないね?」

「えっ!そう?」

「そうだよ!ずっと!」

「そうかな〜?あんまり気にしてないけど・・・・」

「ううん・・・・・ずっと外でばっかだよ」

「じゃ!家で食べるか!^^」

「そんな事を言ってるんじゃない!」

「ほんならどないせ〜言うねん!」

「わたしあんまりお腹空いていないの・・・・・」

「じゃ後にしょうか?」

「うん・・・・・・」


それからしばらくは二人ともテレビを無言のまま、何も喋りかける事もなく見ていました。

その空間は、なにか海の底深く、果てしない深海の重苦しい雰囲気に包まれ、何時?この静寂が破られるのか?何時?どちらの方が破るのか?

多分、二人ともそれしか考えていなかったと思います。



そして、その静寂が破られる時が来たのでした・・・・・・・









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ホームレス まりあさん ぜひぜひ沖縄にも来て下さい!^^食べ物はまずいですがそれでも全力でおもてなしをさせて頂きますよ!^^気候が安定しているのは梅雨が終わる6月後半が良いですよ!出来れば本島より離島がおすすめ!まだ珊瑚がいっぱい有ります。^^ (08/11/28 00:41)
ホームレス 豊臣秀吉さん そんな時代から竹宮先生の作品はあったのですか?そうか〜実は古い作品だったのですね!ということは竹宮先生って何歳だ?^^ (08/11/28 00:36)
まりあ 次で東京彼女編終わり?!ですね(^_^;) そういえばまだ沖縄に行ったことがない(・ω・`)  (08/11/27 08:49)
豊臣秀吉 竹と木の宮惠子作品はいいですよぉ。自分は『風と木の詩』に興奮した安土桃山時代でした・・・ (08/11/27 08:20)
ホームレス その友人には沖縄はうってつけですね!^^特にAIRFORS物はたくさん有りますよ!^^ (08/11/27 06:31)
ホームレス 天さん 嬉しい事言ってくるじゃ〜あ〜りませんか!^^なんとか飽きられずに頑張りますぞ!^^イエスタディですか!Cから始めればどうでしょうか?私って結構大雑把で困った時は何でもCからって決めてます!^^次のレパートリーは「悲しみはぶっとばせ」などはいかが?^^ (08/11/27 06:28)
壺中の天 私の古い友人が戦争マニアっていうのか「CONBAT」みたいな武器のオモチャや迷彩服の類をあつめている人がいますが、米軍払い下げなんて、アーミーって言うんですか凄く欲しがります。小判型の金属板に認識番号と名前を掘り込んだプレート。砂漠戦闘用の軍用靴だとか・・。いかにもオタクっぽいですね。沖縄は基地があるから手に入りやすいんですね。教えてあげよう。 (08/11/27 06:26)
壺中の天 最近ホームレスさんの日記が楽しみで目が覚めたらとりあえずパソコンの電源入れますよ。エピフォンセミアコ・・昨日、イエスタデイ弾いてたら傍らの女の子が「いつも同じ曲ばっかりひいてるね」って皮肉をいわれました。レパートリー増加計画中。 (08/11/27 06:10)
ホームレス 壺中の天さん うわー!おはようございます!^^朝早いですね!この時間の天さんのコメントは驚きました。^^そう言えば昨日楽器屋に行きましてエピフォンのセミアコを探したのですが売って無くってガッカリしました。ま〜楽器屋って言っても中古屋なんですが・・・・ついでにもうそろそろ沖縄でも寒くなってきたので古着のジャンパーでも買おうかなと見てたのですが、私の好きなMA1はお古でも高いですね〜!こちらは米軍のお下がりの物も多いのですが・・・・あと、AVIRIXもあったのですがこれまた高い!う〜ん悩んでしまう!買っちゃおうかな〜!^^ (08/11/27 05:54)
壺中の天 彼女との人間関係が佳境に入ってきましたね〜。BGMにテレサテン「別れの予感」あたりがいいかな。 (08/11/27 05:38)


 ■ 2008/11/24 (月) 波乱万丈37


「えー、そうなんだ、漫画家になろうと思って来たんだ!」

「そうなんですよ!」

「だったらうちの店!けっこう漫画家の先生が買いにくるよ!」

「えー!そうなんですか!」

当時はオーディオ全盛の時で、しかもこのお店は品揃えも多く高級オーディオも置いてありますので金持ちの漫画家も良く利用していました。

現在は分りませんが当時、吉祥寺に住んでいたと思われる。

大友克洋  六田 登  梅図かずお  江口 寿  原 哲夫  竹宮恵子  等

「ね〜○○さん!良かったらこの方達が買いに来たら僕に紹介してください!お願いします!」

「おぅ良いよ!また来ると思うからその時ね!」

「やったー^^」

私はそれまで、全く手付かず状態だった漫画家への道がこんな所から!思いもかけない所からの事で気分は上々でした。

「あの!カリスマ漫画家の大友克洋に会えるかも知れへんって凄いわ!」

「梅図かずおってどんな人やろ?怖い漫画ばかり描いてるから暗い雰囲気かな?」

「販売員として喋っていけばいずれ仲良うなって色んな話も聞けるし、上手くすればアシスタントの道も出来るかわからへんで!」

そんな気分を抱いたまま、家に帰ったのでした。


「ただいま!」

「おかえり・・・」

「ねー聞いてや!今日スゴイええ情報が入ったんや!」

「なに?」

「いやな!俺の職場にスッゲー売れっ子の漫画家が良く買いにくるらしいんや!」

「へ〜」

「それでな、同僚がな、来たら紹介してくれるって言うてくれたんや^^」

「ふ〜ん」

「ほんま凄いで〜!大友克洋と喋れるかも知れへんねんで〜、おまけにひょっとしたらアシスタントになれるかも知れへんねんで!^^」

「ふ〜ん 良かったね・・・」

「いや〜!どこにこんな話があるか分れへんな〜!ほんまラッキーやで^^」

「・・・・・・・」

「なんや?なんかあんまり喜んでくれへんのか?」

「そんなことないよ・・・・」

「なんか具合でも悪いんか?」

「ううん・・・」

「そうか?ま〜ええわ、どっちにしろ自分のことやしな!ちょっとしんどいから部屋で休むわ・・・・」

「え?ご飯は?」

「今日はええわ!」

「バタン!」

「・・・・・・・・・」


彼女も私が漫画家になりたくて東京に来た事は知っています、それなのにあまり喜んでくれなかった事に私は腹を立ててしまったのでした。

そして、しばらくして・・・・・


「コンコン!」

「・・・・・・・・」

「コンコン!○○!ごめん!せっかく喜んでいるのに気分悪くさせて・・・・」

「・・・・・・・・」

「本当にごめん!ね〜!気分なおして?本当に謝るからさ!」

「・・・・・・・・」

「寝てるの?寝ていないなら聞いて?わたしが悪かったから!一緒にご飯たべよ?」

「・・・・・・・・」

「ごめん!わたし・・・・もう・・・・・わかんないの!もうだめなの・・・・」

「・・・・・・・・・なにが?」

「もうなにがなんだか・・・仕事をしてても、テレビを見てても、何にも頭に入ってこないのよ!あの日からもう・・・・・わたし・・・・・だめなの・・・・・」

「ガチャ!」

「○○!ごめん!わたし!・・・・・・もうだめ・・・・・・」


ドアを開けた瞬間、涙でぐしゃぐしゃになった彼女は突然私に抱きついてきました。


私は彼女に、なんの言葉をかけることも出来ず・・・・・・ただ


彼女を抱きしめる事しか出来ませんでした・・・・・・















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ホームレス 天さん 何を言っているのですか?そんなこと当たり前ではありませんか!私はすでに、文字だけのお付き合いとは思っていませんよ!^^ (08/11/27 02:23)
壺中の天 全力でおもてなしだなんて・・・ありがとう。そんな親切なこと初めて言われましたよ。 (08/11/26 19:41)
ホームレス 壺中の天さん いつか・・・・・もし・・・こちらに来る事があった時・・・・・このコメント欄に一言入れてください! 全力を挙げておもてなしをさせてください! (08/11/25 23:14)
ホームレス 35才さん いよっ!あなたとイッショ! (08/11/25 23:10)
壺中の天 本文とは全く関係ありませんが、沖縄いいな〜。青い海。青い空。寒さ知らずの常夏の島。チャンカ チャンカ チャンカ チャンカ (三線の音) (08/11/25 22:30)
35才の男 よっ男前のホームレス (08/11/25 20:13)
ホームレス fさん 二つの顔を持つ男!fさんはどちらの私が本当だと思いますか?・・・・・・・正解! (08/11/24 23:33)
 ホームレス氏、なんか、最初の頃に比べて、すっかりキャラ変わったなーw (08/11/24 23:03)
ホームレス サイコロさん 私・・・根が素直なので、決して冗談で受け取りませんよ!いいんですか!マジですよ!受け止めますよ!引き下がりませんよ!!!^^ (08/11/24 22:23)
ホームレス ポール・マッカートニーさん あっあの、私如きにコメントなど恐れ多いです〜!お忙しい中すみません!!!なんかイギリスの大学の学長もしていらっしゃると聞きましたが・・・・・・それで、すみませんが・・サインください!^^ (08/11/24 22:20)
ホームレス まりあさん モテル男は「良い人」より「悪い男(ひと)」だ!えっ?私っ???フフ!フラレ回数でこの前ギネスに登録されました・・・・・せ!青春なんて・・バッキャロー!!!^^ (08/11/24 22:15)
ホームレス 35才さんも・・・・イケメン+男!であ〜る!^^ (08/11/24 22:10)
サイコロ 太宰治ばりの良い男^^ (08/11/24 21:36)
ポール・マッカートニー ジョンが言ってたさ・・・「You say goodbye and I say hello」ってね・・・ (08/11/24 21:03)
まりあ あららら…。若いころのホームレスさんは悪いやっちゃなぁ(・ω・´) 今は丸くなられたのでお土産のアラブのナツメヤシをあげますね(*^_^*)つ●●●●/彼女さんはホームレスさんにナイショで、お薬などを使って中絶されたみたいな雰囲気?!にも読み取れますぅ。。。 次回に期待^^ (08/11/24 20:56)
35才の男 福山似いけめんであーる^ (08/11/24 20:41)
ホームレス よもやんさん はい!実話なんですが実際50近くになってこの辺の事を書くのは勇気要りまっせー!こっぱずかしーでっせー!むさくるしーおじさんがこんな文を書いてるのを想像したくないでっせー!書いてる自分がはずかしーでっせー!皆さんこれを書いているのは35才さんじゃありませんが福山雅治みたいなイケメンが書いていると思ってくださーい!^^ (08/11/24 18:23)
よもやん 何と言う・・・ゴクリ(@_@;) どないなるの?このものが・・否、実話物語!! (08/11/24 18:16)


 ■ 2008/11/23 (日) 波乱万丈36


東京に来て以来、初めて安定した生活を過ごしていました。

仕事もようやく慣れ、給料も安定的に入り、自分が想像した以上の収入が入ってくるようになりました。

仕事場での人間関係も日が経つに連れ良くなって行き、一緒にお昼を食べに行くほど仲が良い同僚も出来てきました。

「○○!お前良いマンション住んでるよな!」

「えっ!あ!あぁ」

「大阪から出てきてなんであんな良いマンションに住めるんだ?」

「う〜ん・・・」

「お前の家が金持ちなんだろ?それで仕送りしてもらってんだろ?」

「あれ!わかった!^^」

「当たり前だろ!お前みたいな奴があんな良いとこ住めるにはそれ以外ねーだろ!」

「そうか〜」

「それ以外ないね!まさか女が居る訳ねーもん!」

「そうだよね・・・・・」

彼女のマンションが職場から近いのは助かっているのですが、閉店と同時にほとんどの従業員が仕事を終え、帰宅途中に、私がこのマンションに帰って行く所を見られことから、一時少し話題になったのでした。

吉祥寺の繁華街近くのマンションと言えば、賃貸も相当高く、ましてや分譲となれば想像もつかない金額です。

私は他の従業員には、「持ち主が海外に長期出張の為、一時期借りている」という具合に説明をしていました。

私はどうしても本当の事は言いたくなかったのです。

本当の事を言えば、その彼女の事やそうなった経緯まで当然聞いてきますので、以前の私の生活?や彼女との経緯まで言う気にもなれないし言いたくも無かったからです。

そういう訳で、その職場での私は、金持ちのボンボンとなっていた訳です。

ま〜とにかく、それからの私は収入が安定したおかげで、職場の同僚と仕事が終わって一緒に行動を共にする事が多くなってきたのです。


「ただいま!」

「・・・・・・・・」

「ただいま!」

「今何時だと思ってるの?」

「えっ?」

「今何時だと思っているのよ!」

「11時だけど・・・・・」

「11時ね!そう!11時よ!   ご飯はどうしたの?」

「同僚と食べてきた・・・」

「そうよね!食べてきたわよね!わたしは食べてませんけどね!どういう訳か!」

「ごめん、ちょっと同僚が話があるからって」

「そうよね!仕事だもんね!毎日大変だもんね!」

「ごめんなさい!せっかく作ってくれたのに、待っててくれたのに・・・」

「ちっとも待っていないわよ!あーお腹が空いた!一人でた〜べよ!」

「ごめんやで・・・・・・・」


確かに彼女が怒り出すのも無理はないのです、だんだんと普通の生活を取り戻しつつある私は、彼女の事よりも、以前大阪に居た時のように男仲間とワイワイやる楽しさの誘惑に負け・・・・・

命の恩人である彼女の存在も、最初は「命の恩人」が、私の生活の余裕が増すに連れ、「大事な女(ひと)」となり、それが「何時も居てくれる女(ひと)」となって、しまいには「生活を共にしている女(ひと)」となって来ていたのでした。

ある日の事、何時ものように仲間と遊んで帰った日のことです。

「ただい・・・あれ?」

「電気!!!真っ暗や!」

「おれへんのか?    パチ!」

「えっ!なんや!おるんかいな!びっくりしたで!」


彼女は真っ暗な部屋の台所のテーブルに座ったままでした・・・・・


「おるんやったら電気ぐらい点けよや!びっくりしたで!」

「ごめんな!また遅くなってもーて、ごめんやで!」

「ううん・・・」

「なんや?また怒ってる?」

「ううん」

「ほなら、どないしたん?」

「うん・・・・・」

「なんや?」

「・・・・・・・」

「なんやねん?」

「○○にとって、わたしってなんなのかな?って思ってたの」

「えっ?」

「○○にとってわたしってなに?」

「えっ!そ、そんなん・・・・・」

「そんなんって!なに?」

「そんなん言われへんやん」

「なんで言えないの?」

「そんなん・・・・・」

「わたしはあんたの彼女じゃないの?」

「えっ!」

「わたしも最初はそんな気持ちも無かった、でも一緒に暮らしていくうちにだんだんとそう思うようになってきたの」

「・・・・・・」

「確かにわたしたちってそんな関係は一度も無いけど、ここまで来たらそう思わない方がおかしくない?」

「うん・・・・」

「で!聞いているのよ!わたしたちってなんなの?」

「なんなのって、俺の方から言われへんやん」

「なんで?」

「助けてもろて・・・・それ以上の事言われへんやろ?おかしいやん」

「なぜよ!その方がおかしいでしょ?何で言えないの!別にわたしは助けたって思ってないわよ!そんなこと気にしなくていいわよ!」

「せやけど俺の立場に立ってみいや!言われへんで」

「なぜよ!なんなのよ!わかんないよ!」

「ご・ごめん」


「わかんないよ・・・・・」




私はこの時、謝っている行為とは裏腹に、この家から出て行くことばかりを考えていました・・・・・・












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ホームレス ダメオさん 本日のメーンエベントーWWWF世界フライ級タイトルマッチ!30分一本勝負〜あ〜〜〜かコ〜〜ナ〜〜・・・しつこい?^^ (08/11/24 22:09)
ダメオ 「いや〜ん馬鹿!あたしそんなつもりじゃないのよ〜 ああっ〜そっそんな事しちゃ・・・」ってプロレスごっこを想像してました〜w あれっ、でも何か次回作がちょっと目に入ったけど、ももっ、もしかしてー 結局、やっぱり〜 男だねヤマチャン! (08/11/24 20:56)
ホームレス ダメオさん うわ〜行かないで〜!って、どんな創造をされていたのですか〜???^^ (08/11/24 18:14)
ダメオ あらら〜 私の想像を膨らました風船が、風に飛ばされて天高く舞い上がってしまいました〜w (08/11/24 02:08)
ホームレス ばばりんさん よしゃー!あとはマネージャーにミネヤっちに依頼しますぅ!^^ (08/11/24 01:20)
ぱぱりん いや、マジで下っ端さんの言うとおりです!売れると思いますよ。あとは出版社の担当が付けばオ〜ケ〜^^ (08/11/24 00:42)
ホームレス 下っ端公務員さん 本当に木に登っちゃいますよ〜!私ってオチョーシ者なんですよ〜知りませんよ〜!^^ (08/11/23 23:58)
下っ端公務員 う〜ん、書き方が上手いなぁ〜・・・ マジで小説書きなよ(^^; (08/11/23 23:35)
ホームレス まりあさん どひゃ!ド・ドバイ?ドバイってにんにく料理?^^ (08/11/23 22:30)
ホームレス fさん よっしゃー!いくぞー!やったるぞー!・・・・・・・なにお?^^ (08/11/23 22:28)
まりあ なんか過去の彼女さんの気持ちがわかります(・ω・`) 男の人って、女同士のまわりの空気を読みながらドロドロとした横繋がりじゃなくって、男同士でワイワイすることが結構ありますよね。そのくせ、勝手のいいときは自分の母親のように甘えてくるし(?_?)/国外(ドバイ)へ行ってましたので書き込み遅れました(^_^;) (08/11/23 22:16)
 おもしろくなってまいりますた (08/11/23 22:12)
ホームレス ばばりんさん ぎく!いけない事に気付きましたね!やばいですぞ!!!^^ (08/11/23 22:11)
ぱぱりん いつもは明け方にカキコしてるのに・・・いったい?(日記が原因で嫁と喧嘩でも?24歳年下の嫁と^^) (08/11/23 21:55)


 ■ 2008/11/22 (土) 波乱万丈35


彼女の家から初出勤!

職場はやはり、吉祥寺に有る大型電気小売店で、私はある大手オーディオメーカーの販売員としてそこに派遣が決まりました。

当時、そのお店のオーディオコーナーはかなりの規模で、東京でも有数の輸入オーディオを扱っており、JBL、TANNOI、ロジャース、トーレンス、マッキントッシュ、マークレビンソンなどなど・・・輸入高級オーディオが所狭しと展示されており、他県からも噂を聞きつけてやってくるお客様も多いマニアな間では有名なお店でした。

私の仕事は、当然自分を雇ってくれているメーカーの商品を出来るだけ多く売る事です。

そのオーディオフロアーには私の様な立場で雇われている人も他に居て、しかも、このお店は有名店だけあって、大手オーディオメーカーからの派遣社員は全て居ました。

ですから、お客の奪い合いは当然鎬を削るのです。

SONYやパイオニア、ケンウッドなどのメーカーは人気が有り、お客の指名買いがあるので何もしなくてもそれなりの売り上げが出来ますが、あまり人気のないマニアックなメーカーなどから来ている派遣は、それなりの売り上げを作るのが結構必死で、この業界ではご法度となっている指名買いのお客を転換させ、自分のメーカーに鞍替えさせてしまう・・・・

こういった行為で良く派遣の間でトラブルはつきものでした。

私のメーカーもどちらかと言えば、それほど売れるメーカーでは無かったので、やはり有る程度のプッシュをしなければ、へたをすると一月全く売れない可能性があるので必然的に接客にも力が入り、暗黙の協定ギリギリで売り上げを作っていかねばなりませんでした。


「ただいま!」

「あ!お疲れ様! どう?続けていけそう?」

「うん!大丈夫や!」

「関西弁の事は何も言われない?」

「そうやな〜、みんなに関西か?って聞かれるけど、やっぱり店が身銭切ってないから大丈夫みたいや!」

「それなら良かったね^^仕事の方はどうなの?」

「う〜ん!結構売るんは難しいけどそんなん言うてる場合とちゃうし早よう慣れなあかんな!」

「そうよね^^慣れれば何とかなるわよ^^あんな生活してたあんただもん、あれ以上苦しいことは無いわよ、それを耐えてきたあんただから大丈夫よ^^」

「そうやな!それとせっかく○○さんが紹介してくれた仕事や、早よ慣れて恩を返さなあかん!」

「なに言ってんの・・・・・恩じゃないわよ・・・・・」

「いや!俺は絶対頑張って早い内に今までのこと・・・・○○さんがおれへんかったら俺は今でもホームレスやったんやから!」

「そんなことどうでもいい!返すんだったら他で返して!!!」

「は?」


その頃からだんだんと、彼女とどんな話をしても最後には何時も歯切れの悪い話の終わり方をしていくようになりました。

その時の私は、なにしろ以前の生活にもう戻りたくない一心で、なにがなんでも「金」!金さえあれば何とかなる!金さえあれば余裕も持てる!金さえあれば惨めな思いもしなくて良い!金さえあれば・・・・・・

それともう一つ、私自身の夢!何しろその為に東京へ出てきたのですから、その為にもどうしてもお金の事ばかりを考えていましたので、まだ、私には彼女の気持ちを汲めるほどの余裕は無かった事。

それと・・・・・私はどうしても、彼女の本当の気持ちが分らなかったのです。

なぜ?過去にそれほどの付き合いも無い私に、彼女がここまでしてくれるのだろうか?

彼女が言ってくれる言葉がどれほどの事なのか?

何も無い私になんの利用価値も無いのは分りますが、それなら尚更何故なんだろう?

他にも、今何も無い私が、もし彼女と付き合えたとしても、それはあまりにも安易過ぎないか?助けてもらって、なお、そんな結果をしてしまう自分に何の節操も無いのでは?男としてのプライドは???

そんなこんなと色々考えるのですが、多分、実に本当は・・・・

私が彼女に告白する事によって、今が・・・現状が破綻するのではあるまいか?

これが一番本当だったと思います。

もう、あの、地獄には、もう戻る勇気はありません!

一度、どんな理由にせよ、浮かび上がった瀬を、元に戻してしまうような行為を自分から、少しでもその可能性があるような行為を、自分からするような事は絶対出来ません!

これが一番本当の理由だったでしょう。

ですから私はまだその時は、彼女のどの様な仕草も、どの様な言葉も、全てはうやむやに、全てはごまかす事しか出来なかったのです。



しかしその様な行為も、いつまでも続けて行ける訳ではありませんでした。












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35才の男 ホームレスでも生活がかかっていると思うしそれなりに外食、回転寿司行ったりバイキングも行っていいのです (08/11/24 20:19)
ホームレス ミネヤっち たしかに!そうかもしれない!福山雅治には似ていないかもしれない!でも私は信じている!彼はキムタクに似ていると!・・・・男っす!^^ (08/11/23 22:58)
ミネヤ >ホームレスっち 知ってる知ってる。35のおっさんが電車に乗ったときの話で、女子高生が座ってる隣のシートに35が座ったらキモイって言われ逃げられたそうだwやっぱり福山雅治には似てない。 (08/11/23 22:47)
ホームレス ミネヤっち そうかもしれない!しかし!でも!35才さんは!    男っすよ!^^ (08/11/23 22:32)
ミネヤ >ホームレスっち ヤツは天然だ。いや本物だwじゃなきゃ同じ事を100回も1000回も書かんだろw専卒で入社して、無能でいじめられ10年で辞めて、最近まで派遣でピッキングやって、今は郵便局で働いてます。どうですか?って聞かれても、オマエバカだろ!ってしか言えんだろふつーw競馬、くる寿司、たまに女子高生って何年言ってるんだよ。32からゼンゼン進歩してねえじゃん。 (08/11/23 22:24)
ホームレス emuさん ごめんとばしちゃった!なんかスゴクお久しぶりです!これからもコメントお待ちしておりますよ!^^ (08/11/23 21:53)
ホームレス ミネヤっち  やっといたぜ!!!^^ (08/11/23 21:40)
ホームレス まりあさん あーやっと会えた!まりあさんのコメントが無いとさみしいですよー!えっ?辛口レビュー?そんな〜勘弁してくださいよ〜!めとろんさんも辛口ならまりあさんまでぇ・・・まっ!いいか!所詮は悪役!どんなに頑張ってもヒーロータイプじゃございません!!!^^ (08/11/23 21:39)
ホームレス リアンさん なんと私より本格的ですね!ちなみにギターはリッケンですか?^^ (08/11/23 21:35)
ホームレス ポール・マッカートニーさん うわ!ま・まじ!す・すみません!私ごときの日記などにコメントを頂けるなんて!感動です!すみませんここに来たついでにサインなど・・・・・^^ (08/11/23 21:33)
ホームレス めとろんさん 多分35才さんはギャグでしょ!^^ (08/11/23 21:31)
ホームレス 35才さん ミネヤっちに言われましたので!!!ビシッバシッ!^^ (08/11/23 21:30)
ミネヤ >めとろんっち 35をハイヒールのカカトで踏んで、ムチで叩いておあげっ! (08/11/23 20:11)
まりあ 日記の辛口レビューは次くらいにでも書きますねw/ホームレスさんってやっぱり戦後生まれの方なんですね♪40代後半って若いですよ☆/ウワサのホームレスさんの奥様はどんな方かしら(*^_^*) (08/11/23 18:50)
リアン 私も昔ギター弾いてました。あとボーカルやってて、ThatBoyを採譜してコーラスしてましたあ。キャバレーのステージで歌ってましたよー。ああ、青春だったよなー。 (08/11/23 02:19)
ポール・マッカートニー 遠く離れている時も僕の心は愛する人の許にある。言うまでもないことさ。僕は君の手中にあるんだ。ボクの曲「My Love」からさ! (08/11/23 01:55)
めとろん 35才の男さん。その質問は日記読んでない証拠です。日記のコーナーだからある程度内容理解してレスしましょう。でないと既に書いてることばかり説明する羽目になります。 (08/11/23 00:27)
emu 続きが気になる (08/11/23 00:26)
35才の男 ホームレスでもアパートとかに住んでますよね? (08/11/22 22:39)
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 ■ 2008/11/19 (水) 少し休憩3


私の趣味の一つに音楽があります。

大好きなのは、日本では60年代・70年代フォーク!

ザ・フォーククルセダース 吉田拓郎 チェリッシュ 赤い鳥 五つの赤い風船

加藤和彦と北山修 はしだのりひことシューベルツ はっぴーえんど・・・・・・


外国では

ザ・ビートルズ ローリングストーンズ エルビスプレスリー シュープリームス

スリーディグリーズ キンクス ヤードバーズ T・REX ネルソンピケット

ロバートジョンソン オーティスレディング・・・・・・・


私は一時期、友人達とバンドを組んで時折ライブをやっていたのです。

その時組んでいたバンドの音楽は、正に「ザ・ビートルズ」のコピーバンドでした。

ビートルズをこよなく愛す友人達と組んで、完璧なるコピーを目指し、週に1回はスタジオに入って練習をしていたものです。

練習が終わると、良くその友人達と「ビートルズ談義」を交わし、延々と何時間もその談義に花を咲かせていたものでした・・・・・

ビートルズを好きな方々は実に多く、仲間意外ともそんな談義を良くしていた物ですが、最初に良く聞いて来るのが

四人のうち、誰が一番好きか?でした。

ビートルズをあまり知らない人たちは、大抵は「ポール・マッカートニー」を上げますが、これが熱烈なファンになってくると「ジョン・レノン」を上げてくる人が多くなってきます。

私自身は4人どれも大好きなのですが、あえていうなら私は「ポール・マッカートニー」なのです。

ジョンの魅力は私も重々分っては居ますが、私は「ビートルズを世界のアーチスト」にしたのはポールが居たおかげだと思っております。

マニアにはポールの作る甘い音楽、大衆受けしやすい音楽が鼻に付くのでしょうか?

確かにジョンの半生は十分カリスマ的な部分が多く、ジョンが作った音楽は中期から後期には万民受けよりもマニア受けしそうな音楽です。

その辺りが熱烈なファンを魅了するのでしょうが、私の思う音楽「芸術」は

「大衆を魅了してこそアーチストとして天才!」と思っているのです。

その意味で、私にとっては「ポール・マッカートニー」は天才で、大好きな要因になっております。

この昨今、日本や外国でも、次々に色々なアーチストが出てきているようですが、私にとっての音楽は、新しくても80年代までで終わっています。

歳を取ったせいもあるでしょうが、それ以降の音楽が、どれを聴いても耳に入ってはきません、どれを聞いても同じに聞こえてくるのです。

現在若い世代は、そうは聞こえないのでしょうが、私には全てのアーチストの個性が見受けれないのです。

懐古主義に陥っているのかもしれませんが、私と意を同じくしている方々も多いと思います。

私は良く疑問に思うことがあります。

私らが音楽に感動し、そのアーチスト達に特別な思い入れを持ち、どれほど歳を重ねてもその時聞いた音楽に特別な感情を、今の世代の方々も同じように持てるのだろうか?

私らの年代は、レコード一つ買うのも困難で、大好きな歌を手に入れた感動は、それこそ何度も何度も繰り返し聴き、レコードが磨り減るのでは?と思うほど聴きました。

今の時代にその様な事があるでしょうか?なんでも直ぐ手に入り、便利になった事と引き換えに、思い入れも希薄になってはいないでしょうか?

別に今の若い世代の責任では有りません、進歩の陰には、そんな所にも弊害があるように思われるのですが、もし、これが本当なら、更にこの先の世界はどの様な物になるのか、音楽などはどうなっていくのか?と、そう思います。

私の永遠のアーチスト「ザ・ビートルズ」もうこの様なアーチストは今後出てくるようには思いません。

ビートルズのメンバーの一人、「リンゴ・スター」は後年、記者の質問の中でこう言っています。

「貴方の人生で一番良かった事と悪かった事は?」


「一番良かったことは、ビートルズのメンバーになれた事!」

「一番不幸だった事は、ザ・ビートルズを観客として見れなかった事・・・・・」





最近私は、また昔のようにギターが弾きたくなり、アコースティック「オべーション」を買ってしまいました。

懐古主義でも何でも良い、ザ・ビートルズのナンバーから 「Two Of Us」 を弾きながら!

い・い・いかん・・ゆ・指が・・・・・・












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ホームレス 天さん もう知っているとは思いますが、我がアイドルめとろんさん!スゴイボーカルみたいでっせ!こりゃ本格的にバンド結成か!^^ (08/11/22 14:45)
壷中の天 HERE TODAYの弾き方のいい見本がYOU TUBUにあるんだけどURLをコピー貼り付けできないんですよね。下の方々はどうやったんだろ? (08/11/21 22:17)
ホームレス このやりとりで更に天さんと親しんだ気がします^^ありがとう!!^^ (08/11/20 21:22)
ホームレス 壷中の天さん うわ!き・きた!この天才が作ったこのメロディ!多分出来ると思うけど・・・ブラックバードにしない?^^ (08/11/20 21:21)
壷中の天 楽しかったです。案外世間は狭いもんですよね。ありがとう。 (08/11/20 21:16)
壷中の天 鳴りのいいオベーションでMACCARTNEYのHERE TODAYを一曲聞きたいですね。 (08/11/20 21:13)
ホームレス は〜い!でもスゴク楽しかったです^^久しぶりに音楽の話が出来て・・・天さん有難う!^^・・・それにしても・・・めとろんさんって歌、歌えるの?^^ (08/11/20 21:11)
壷中の天 ホームレスさん ここら辺からもう他の方がたはついてこれなくなっているでしょう。マニアの領域に突入だ〜〜〜。 (08/11/20 21:05)
ホームレス 壷中の天さん おーっと!ここで我がアイドルめとろんさんの登場ですか!^^おまけに選曲はミズリー!なかなか良い選曲ですね^^私のイメージではめとろさんに歌っていただけるのであればバングルズのEternal Flameなんか良いですね^^ (08/11/20 20:57)
壷中の天 英語であんな難しい歌なんて・・・鼻血ぶ〜でしょう。選曲はBEATLESのMISERYにして、めとろんさんに歌って頂きましょう。もともと、当時かわいい女の子が歌ってたんですよね。BEATLESの提供曲で。 (08/11/20 20:49)
ホームレス 壷中の天さん トトでは99がイーグルスではロングランなどが好きです^^ナック!究極の一発屋!懐かしいですね!^^天さんのセミアコと私のギターでCCRなんて出来ればカッコいいですよ!^^当然ボーカルは天さんね!!!^^ (08/11/20 20:37)
壷中の天 名曲集ですね。あと、トトのアフリカやホテルカリフォルニア・某お笑いタレントが使っていたザ・ナックのマイシュローナ辺りもいいですね。 (08/11/20 20:27)
ホームレス うっひょう!!!^^サ・サイコウ!ところで天さん!今「青春の頃良く聞いた・・・」スレで私がレスした曲などはいかが? (08/11/20 20:05)
壷中の天 いいですね〜。吉田拓郎・ボブディラン。 (08/11/20 20:00)
ホームレス 壷中の天さん なにお仰います!^^お互いそんなにもう上手く弾けませんよ!^^ストロークでいきましょうよ!^^一緒にフォークやりましょ!^^天さんボーカルね!^^ (08/11/20 19:37)
壷中の天 レベル低すぎた? (08/11/20 19:09)
壷中の天 ホームレスさんギターですよね。私はあなたみたいな人に一度手ほどき受けたい。私も手がつるんです。IN MY LIFEのピアノソロがギターでスムーズに弾けません。 (08/11/20 18:51)
ホームレス 壷中の天さん いつかもし、できることなら一度、一緒に・・・リアルに一緒に音出せれば・・・それこそ本当に良いですね!^^ (08/11/20 18:36)
ホームレス 壷中の天さん な・なんと!天さんも!いやー嬉しいですね^^それにエピフォンセミアコですか!さすが!いいとこ買ってますね!^^私もセミアコを買うかどうか迷ったんですが一度オべーションを持ちたかったので清水から飛びましたよ!^^仰るとおり、ラップなんて音楽ではありません!私も天さんに負けないぐらいビートルズにはまってますぞ!^^そういやエピフォンセミアコも安くはないですぞ!^^ (08/11/20 18:32)
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 ■ 2008/11/18 (火) 波乱万丈34


「あったよ!見つけてきたよ!」


その日彼女は、帰ってくるなりいきなり私の部屋を空け、そう言いました。

「えっ?なにが?」

「あんたの仕事よ!」

「えっ!そうなんですか?」

「そうよ!見つけてきたよ!」

彼女が見つけてきた仕事は、彼女のパーラーに良く来るお客さんの会社の仕事でした。

その会社とは、「マネキン紹介所」

仕事内容は、販売をメインにした現在で言う派遣会社でありました。

「こんな俺でも大丈夫なん?」

「そうよ!大丈夫だって!お客さんが言ってたもん!」

「せやけど販売でやろ?以前やったことあるけど、大阪弁があかんって首になったで?」

「それも聞いてみたんだけど、大丈夫って言ってたよ!」

「ほんまに?」

「そうらしいよ!なんか雇用関係が配属されるお店が給料を払うんじゃ無くて、大手メーカーに雇われて、そこから給料が出るからお店は全く損しないし、それどころかタダで人手を増やす事ができるから喜ばれるらしいのよ!」

「ふ〜ん」

「おまけに配属先のお店も、極力住んでいる場所から一番近い所を探してくれるらしいから!」

「そうか〜?ほんで、何の販売やの?」

「多い種類は大手電気メーカー!家具、人形だって」

「人形?」

「縁起物の人形らしいのよ、3月、5月はスゴク売れるらしいのよ!」

「家具は?」

「高級家具!主に桐タンスとかだって!」

「そんなんは俺なんの知識もないし無理やろな〜」

「そうよね^^でもこれが一番給料が良いんだって!」

「へ〜」

「一番稼いでる人は一月50万って人がいるらしいよ!」

「えっ!」

「聞くと家具や人形は基本給の他に歩合が付いて、これぐらい稼いでいる人はざらに居るらしいよ!」

「ほんまかいな?じゃ?電気屋さんは?」

「平均すると日給で1万から2万までの間だって」

「それでも一月20万以上なるやん!」

「そうなのよ!ねっ!なかなか良いでしょ^^」

「そやな〜、でも、ほんまかな〜・・・」

「なにしろこの会社に行って詳しい事聞いてきなよ!それから考えれば良いじゃん!」

「そうやな!そうしてみるけど履歴書いるよな〜・・・」

「あたりまえじゃん!」

「う〜ん・・・・履歴書やけど・・・・」

「なに?どうしたの?」

「住所やけど・・・・・」

「なによ!ここの住所を書けば良いじゃん!」

「ええんか?ほんまに・・・・」

「なに言ってんの?あんたの家じゃん!」

「ち!違うやろ!!!俺の家とちゃうで!○○さんの家やで!」

「あんた・・・・・そんなことまだ言うの・・・・・」

「わたしの気持ち、あんた、分ってるの????」



「・・・・・・・・・」


そして翌日、彼女の行為に甘えた履歴書を持って私は早速その会社へ行きました。


「どうぞ!○○さんから伺っています、貴方が○○さんの言っていた方ですか?」

「あ!は!はい!」

「いやー、私もあのお店はしょっちゅう行くのですが、彼女からこんなこと言われたのは初めてでしてね」

「はぁ?」

「いえね!以前から誰か良い人居ないか?って聞いていたんですよ」

「はぁ!」

「彼女はあまり職場ではお客と喋らないんですよ!結構彼女、お客の間で人気が有りましてね!狙っている男はいっぱい居ると思いますよ!でも、なかなか話しかけても直ぐいなされて取り付く島など無かったのですわ!」

「・・・・・・・」

「それが今回彼女の方からお願いされましてね、あんまり珍しいので彼氏にでも頼まれたのかな?と思って聞いてみたら、まーね、だって!ちょっと悔しかったんですよ^^」

「はぁ・・・・」

「ま!とにかくそれは置いといて、仕事ですよね!」


「はい!」


私は彼女のおかげで、この仕事も何の障害も無く決まりました。

しかし、彼女の気持ちが、この人が言っていたことが本当かどうかは別にして、私はかなり複雑な心境になり、この後、彼女との付き合いをどうして行くのだろうか?この生活はどこまで続けていけるものなのだろうか?


その事ばかりを考えながら、仕事が決まった喜びよりも、むしろ・・・・


何故か?また、家無しホームレスに戻ってしまうのではないだろうか?という不安でいっぱいになりながら帰路に付いたのでした。













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ホームレス fさん わかりましたー!出来うる限り!書きまくりますぞ!^^ (08/11/20 13:49)
 俺は早く読みたい。。。続きマダ〜(チンチン (08/11/19 22:55)
ホームレス まりあさん そうか!まさか!●●●●だったら最高!疲れも吹っ飛びます!!!^^ (08/11/19 11:28)
ホームレス まりあさん そうか〜・・・更新が早すぎるか〜・・・でも、まりあさんを初め、いつもの方達が読んで頂けているだけで私は良いんですよ^^   ジャボチカバ?新手の怪獣ですか?それに、つ●・・・が気になりますー!!^^ (08/11/19 00:53)
ホームレス 今回は匿名さん そうっすよね^^一億2千万の読者が居ますからね!^^ (08/11/19 00:45)
まりあ 生活が急に向上すると、無意識のうちにホームレス時代に戻らなければならないという、「現状維持に戻ろうとするチカラ」が戻ったのでしょうねぇ。/更新が早く多少長文であるため、軽〜く日記を流し読みたいと思う、新規の読者が読み控えるかもね。。。一話読みきりにまとめてみるほうがコメントも書きやすいし、アクセス数がupするかも?!(^^) /おつかれなので、デザートにもぎたてのジャボチカバでもどうぞ(*^_^*)つ●●●● (08/11/18 22:22)
今回は匿名 展開を先に言うのは、他の読者がつまらぬ思いをするので、コメントには・・・ (08/11/18 20:09)
ホームレス わっかりました〜!!またのお来しをお待ちしております〜おやすみなさい!^^ (08/11/18 03:39)
めとろん 了解しました♪下の文は「この人に対してホームレスさんの方は恋愛感情が働かなかったようですが〜」の間違いです。では〜 (08/11/18 03:36)
ホームレス そのコメントはこの先の日記の作成上問題多いのでコメント差し控えさせていただきますよ!!!^^でも、彼女にしてもしなくても人生は続く・・・・・^^ (08/11/18 03:29)
めとろん この人に恋愛感情はなかったようですが、仮にあったとしても、この入り方でカノジョにしてしまったらこの先の人生が成り立たないですよね。 (08/11/18 03:21)
ホームレス めとろんさん あれ?こんなに遅くのコメント!ありがたいですが大丈夫ですか?えっ?私の事?そうなんですよ!最近本当に血が通っているのかな?なんて思うことしきりです!感覚も・・・・^^ (08/11/18 03:19)
めとろん ホントは何故か・・ではないですよね、血の通った人間だったら当然そう思いますよね。感覚はまともなので事で安心しました。 (08/11/18 03:06)


 ■ 2008/11/17 (月) 波乱万丈33


実に奇妙な関係でした。


何にしても私は彼女のおかげで、暖かい家、暖かい御飯、温かいお風呂・・・などを持つ事ができたのです。

しかし、一文無しの私に彼女への恩に報える事など出来ません、おまけに一般的なお付合いをしている訳でもありません、ただ一方的に彼女の好意に甘えているだけなのです。

彼女は週二日の休みを除けば、毎日仕事に出かけていきます。

私は、ここに来てしばらくは何もせず、テレビばかりを見て過ごす日々でした。

しかし私も、彼女が居ない間に、家の中を掃除したりしていたのですが・・・・

「なにこれ!あんた何したの?」

「男が掃除なんてするもんじゃないわよ!」

「せやけど、なにもせんかったら世話になってるだけで・・・・」

「なにバカなこと言ってんのよ!そんなことさせるためにここに居ろって言ったんじゃないわよ!」

「・・・・・・」

「どうせ今は何も出来ないんだから、デンとしてテレビでも見てりゃ良いのよ!」

「はぁ・・」

「もうちょっと待ってて!もう少ししたら仕事!何とか見つけてくるから!」

「そんなことまでさせられへんやん!」

「じゃどうするの?自分で見つけれる?自分で見つけれなかったからそうなったんでしょ?」

「・・・・・・・」

確かに彼女の言うとおりで・・・・・それでも私はこれで何とか普通に戻れる、仕事も出来る、と思っていましたが、ここに来てまだ日が浅い私は、履歴書の住所欄にどうしてもここの住所を書き入れる事ができず、また、彼女の気まぐれでそうしてくれているのでは?と言う想いが払拭できず、結局彼女の言うとおりテレビを見る毎日を過ごしていたのでした。

そしてその他にも私を悩ます事がありました。

何分あけっぴろげな彼女の性格は、その他の事にも随所に見られ、例えば洗濯物、お風呂の前の脱ぎ場に洗濯物をまとめて入れるカゴがあるのですが、そこに入れっぱなしで下着がもろに見えまくり!

彼女はお風呂から上がると、そのままの状態で居間に・・・・しばらくしてようやくパンツだけ履いて上はタオルのまま・・・・・とても私が居るなど全く意に介しないそぶり。

休みの日は、家に居る時は必ずノーブラで、上からTシャツ一枚着ているだけ!色の薄い物だと中が透けて見えてる状態で、しかも、下もたまにミニスカートを履いている時もあり、足を動かすたびにパンツが見え放題!

「おいおい!もうかんべんして〜や・・・・」

「なんやねんこれ!ある種の拷問か?」

「こういうことをワザとやって俺を試してんのか?」

「それとも長いホームレスで枯れてると思われてるんか〜?」


そんなこんなの彼女の仕事の休みの日、やはり彼女はノーブラ!しかもジーンズのミニ!!!

私は意を決してとうとう言いました・・・・・


「あのぅ・・・」

「なに?」

「あのぅ・・・見えるんですけど・・・」

「なにが?」

「パンツ・・・・・」

「は!?」

「まずいやろ・・・・」

「あんた!なに言ってんの?」

「いや!見えるのまずいやろ!」

「なに?これ?なにバカなこと言ってんの!別に良いじゃん!見えたって減るもんじゃないでしょ!」

「それはそうやけど・・・・」

「あんたはそんなこと気にしなくって良いの!あたしの格好はいつもこうなの!!!」

「・・・・・・」

「そんな事よりお腹空いたわね!なんか食べに行こうか?」

「はあ?・・・・・・」


こんな感じの彼女ですが、私は何時も彼女に逆らえず、年上でもあるのでほとんど言いなりでした・・・・・・・


しかし私も・・・・・彼女の風呂上りだけは・・・最高の紳士でありたいため・・・・・・・・・・・・

極力自分の部屋からは出ないよう・・・・・・・・・・・・・・・心がけていました・・・・・・・














お名前   コメント

ホームレス おらって良い子!!!^^ (08/11/18 03:30)
めとろん よしよし。 (08/11/18 03:23)
ホームレス えっ?それは私に言っているのではないでしょ!そうですよね!年上バンザイ!!!^^ (08/11/18 03:21)
めとろん 年上のどこが悪いねん。 (08/11/18 03:17)
ホームレス サイコロさん そうですよ!年上ですよ!以前の日記にもそう書いてありますよ!もう!あったく!愛読者NO1だと思っていたのに!失格ですよ!!!ごめんちゃい!うそですよ!!!^^ (08/11/18 03:12)
ホームレス 下っ端公務員さん おー!2度目のコメント!誠に有難うございます!!!た・たしかに!言われて気付きましたが「・・・・」が多いですね!以後気をつけて書くようにします!良いアドバイスをどうも有難うございます。 (08/11/18 03:05)
ホームレス ま・ま・ま・り・あ・さ・ん!な・な・なにおおっしゃっているのですか???それに!もう!こんなことぐらいじゃ!!!!^^ (08/11/18 03:01)
ホームレス ミネヤっち ちゃうちゃう!ちゃいまんねん! (08/11/18 02:56)
サイコロ 年上でしたか・・・まあ、何にしても奇特な方ですね^^ (08/11/17 22:19)
下っ端公務員 相変わらず面白い!「・・・」が多いけど、それを減らすことが出来れば本に出来るなw (08/11/17 18:51)
まりあ ホームレスさん、日記打ちながら膨らんでますよw ∩ヾ(・ω・;) あらまぁ!! (08/11/17 17:16)
ミネヤ それが今の嫁さん? (08/11/17 10:09)
ホームレス 明智光秀さん お〜!!!な・な・なんと!信長殿の伝令ですか!いや〜信長殿にもご閲覧して頂いてるとは!明智殿、かたじけない!!!明智殿、信長殿にお伝えください。戦国の世は至極大変と、存じており候、しばし、この日記で疲れを癒し候・・・宜しくおたの申す!!!^^ (08/11/17 09:00)
明智光秀 「わがままは男の罪、それを許さないのは女の罪・・・」我が殿織田信長公の作です・・・ (08/11/17 08:32)
ホームレス 壷中の天さん へへ!誰も見ていませんよ!めとろんさんにはナイショですよ!^^さ・さ!天さんご一緒に!^^・・・・・・品位を下げるの大好き!!!あ〜、私ってやつぁ〜!^^ (08/11/17 08:04)
壷中の天 ホームレスさんにもごめんなさい。 (08/11/17 08:00)
壷中の天 管理人さん朝から品位下げてごめんなさい。 (08/11/17 07:58)
壷中の天 3ぴ〜 ですか。こう言うのはダメですか〜。めとろんさんに怒られますか〜〜〜。 (08/11/17 07:55)
ホームレス 壷中の天さん おはよーございます!^^朝早くのコメント有難うございます^^じゃ!天さんもご一緒に食っちゃいますか!^^ (08/11/17 07:46)
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 ■ 2008/11/16 (日) 波乱万丈32


それから、彼女は自分の話を淡々とし始めました。


ご両親の事、この家の事、子供だった頃の事、学生時代の事・・・・・・・

彼女は中学になった頃、両親が離婚し、その時母方のほうに引き取られ、その後、その母は再婚、現在、その両親は継父の都合で地方に在住しているとの事。

彼女は父親っ子で、本当は母方に付くよりもむしろ父方に付いて行きたかったそうです。

しかし彼女は、父方に付いたことによって、父の仕事に大きく負担を掛けてしまうと思い、また、離婚調停の両者の醜い争いから、自分が母方に付いた方が丸く収まるという思いからそうしたそうです。

しかし、その行為は彼女にとって過酷なものとなりました。

彼女が言うには、母はそもそも家事や家庭に向いている性格ではなく、だからとて仕事をバリバリこなすタイプでもありません。

常に誰かに寄り添い、その人の力を自分の物とし、世渡りをしていく性格であったそうです。

両親が離婚した原因も、きっかけは母の浮気が元だったそうで、しかし、それはきっかけに過ぎず、それが父にばれた事により、それからの母の行動が目に余る物で、父が、これ以上この母を娘の傍に置くこと、それと自分の仕事を続けていく上で、あまりにも障害となる事だったそうです。

しかし結果は、父の思惑とは大きく外れ、彼女は母方に付いていく事になるのですが、それが父にとっては娘があまりにも不憫に思い、しかし彼女は離婚の時の我が身を犠牲にする性格は父も良く知っており、この母の元から逃げたとしても自分には助けを求めてこないだろうと思い、父のせめてもの償いで、彼女が何時家を出ても構わない様にこのマンションを彼女のために購入したそうです。

彼女がこの母の元から去る決意をしたのは中学2年の頃でした。

この母は、離婚してからはそれはもう毎日昼から酒浸りで、夜は夜で家にはほとんど居ず、家の家事はほとんど彼女に押し付け、父から送られてくる生活費もほとんど母の遊ぶお金となり、たまにまともに帰って来た時は知らない男と一緒・・・・

現在の継父もその中の一人だそうです。

そんな毎日を暮らす中で、彼女は・・・・

「中学が済むまでの我慢だ・・・」

「中学を卒業すれば、義務教育が終われば私は独立するんだ・・・・」

そう思っていたそうです。

そして中学を卒業、彼女はそれと同時に母に、高校へは行かず独立する事を告げたのでした。

それを聞いた母は・・・

「別に良いんじゃない」

この一言で終わったそうです。

彼女は、この一言で終わった母に、悲しみも有るがそれよりも、もうこの母親に何も思い残す事無く去れる事の方が良く、逆にこの一言で終わらしてくれた母に始めて感謝したそうです。

それからの彼女は、少しの貯金と少しの荷物を持って、家を出たそうです。

しかし、中学卒業したての彼女に独立するための知識はそれほど無く、仕事も、そんなまだ子供をまともな生活を支えていける賃金を約束してくれるような所はありませんでした。

それでも彼女は持ち前の行動力と気の強さで、最初の内は良かったのですがそれでもまだ子供の女の子です、その気の強さにも限界はあります。

彼女も外での生活をしばらくしていたそうです、公園のベンチで寝たり、繁華街のシャッターが下ろされた店の前や駅の構内・・・・

しかし彼女もとうとうお金が無くなりそうになった時、耐えかねて父に電話をしました。

父は、彼女が中学を卒業したら家を出るのでは?と思っていたそうですが、この母に彼女の為にマンションを購入した事がばれる事を恐れ、彼女にも黙っていたのでしたが、父は彼女に、「どんなことでもいいから困った時は連絡しなさい。」と言い残していました。

それからは彼女も、この父の思いを受け入れ、このマンションに住み、父が保証人となって仕事も決まり、今に至るそうです・・・・・・・


彼女は時折涙目になりながら話を続けていました・・・・


「ま!つまんない話だね!でもあたしってこんなもんさ!この家だって父に貰ったもんさ!だらしないよね!出て行くって言っても結局は自分一人じゃ何にも出来なかったよ・・・」

「だから父がいなけりゃ今私もホームレスだったかもしれない・・・・」

「・・・・・・」

「だから、あんた!偉いよ!」

「その歳で!どれくらいホームレスしてたか分んないけど誰にも頼らなかったからそうなったんでしょ?」

「・・・・・・」

「あんたにも両親がいるでしょ?兄弟も・・・・どうして頼らなかったの?男だから?でも最近の男でもここまで堕ちる前に泣きつくでしょう?」

「はぁ・・・・」

「あたしは泣きついたよ!だって女だもん!仕様が無いでしょ?売春なんて出来ないでしょ?・・・」

「は・い・・」

「なんで?どうして泣きつかなかったの?なんで?」

「家が・・貧乏やから・・・・」

「じゃ!あたしんちは裕福だっていう訳?そんなことない!確かに父は自営業でお金は持っていたよ!でも離婚してからは私は悲惨だったよ!みんな母が使ってたから、でも私は家は貰ったけど、その他は全部自分でして来たわよ!」

「・・・・・・」

「何とか言えば!」

「俺・・親が違うから・・・」

「えっ?」

「今の親が違うから・・・・」

「・・・・・・・」

「俺のわがままで、今まで育ててくれたのに・・・なんの恩返しもしないで大阪から出てきて・・・これ以上わがまま言われへんでしょ・・・」

「・・・・・・」

「そうやろ?言われへんでしょ?」

「だったら死んでも良かったっていうの?」

「そりゃ死にたないけど・・・・でも、なんとか生きとったで・・・」

「バカじゃないの?あんた!どれぐらいそんな生活してたの?」

「・・・・たぶん・・・4〜5年ぐらいやと思うけど・・・・」

「あんた!4〜5年よ!なに考えてるの!!!どうせその間もうちと同じようにどこ行っても仕事くびになったんでしょ?」

「・・・・・・」

「だからこうなっているのよね!ま!いいわ・・・」

「どういう訳かうちに仕事で来た時から少し気になっていたのよ・・・まさかあんなとこで会えるとは思ってなかったけど・・・しかもそんな状態で・・・・」

「・・・・・・」

「なにしろ、あんたの面倒を見てあげる!それにあんたみたいなの嫌いじゃないし!」

「なんでですか?」

「自分もそうなってたかもしれないじゃん!私はいつもホームレスを見るたびそう思うの・・・だから他人事に思えないの、それが今回は知っている人がそうなっているのよ!それを見て見ぬふりできる?私はたまたまラッキーなの!父がそうしてくれてなかったら・・・・・・・・・」

「はぁ?・・・・・・・」

「それに・・・・あんたのそういうとこ結構カッコいいよ^^」

「そうですか〜?」



そうして、私のどこが良いのかは良くは分りませんでしたが、彼女の家で私は暮らしていくようになりました・・・・・・・









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ホームレス サイコロさん 35才の男さん めとろんさん みんなでこの日記を出版化制作委員会やって、いっぱい売ってみんなで豪邸建てよう!!!^^ (08/11/17 05:12)
ホームレス 35才の男さん 競馬?そんなものやった事ありませんよ!えっ!好きな馬?知りませんよ!イブキマイカグラなんて・・・^^ (08/11/17 05:10)
ホームレス サイコロさん えっ?私?強いかって???あまり大きい声では言えませんがこの前、ゴキブリに勝ちましたよ! ふふふ!^^ (08/11/17 05:07)
ホームレス まりあさん  やはり一度お会いしなければなりませんね!この出会いこそ必然なのでは・・・・・^^ (08/11/17 05:05)
ホームレス めとろんさん そうですね、必然性は高いですが、こういう結果になるか?というと、なかなか無い必然ですね。 (08/11/17 05:03)
ホームレス よもやんさん もうすぐゴジラ!^^・・・・プ!・・・爆笑^^ (08/11/17 04:53)
めとろん この前トイレ修理しましたよ。壁紙張替え必要かなと思っています。築10年。 (08/11/16 23:53)
35才の男 立替は40年に一回でいい  メンテはそんなに金がかからない (08/11/16 23:05)
サイコロ 戸建住宅でもメンテは必要 (08/11/16 22:48)
35才の男 住まいは大事  ただマンションは管理費ずっとかかるし良くない 一戸建が良いです (08/11/16 22:06)
35才の男 例えホームレスでも競馬位しますよね?今日一万近く勝った (08/11/16 22:05)
サイコロ どん底を経験したわけですね。しかし、そこから這い上がった人は強いです。とてつもなく・・・ (08/11/16 21:51)
まりあ 泣きついて誰かに頼るというか、時には稲穂のように頭を垂れてお願いすることも生きて行くには必要ですねぇ。実力のある方ほど、意外にも普通の方より、潔く頭をさげる姿はオトナの箔を感じます。ドキドキ… 現在ホームレスの方や、その他、オトナの事情をおかかえの方の3割程が、それをすることで解決できるような気がします。。。。。 ホームレスさんが一番表現したかった内容が32話に凝縮してますねぇ^^ あ、彼女さんのコトもね(*^_^*) (08/11/16 20:16)
めとろん 住まいは大事。43歳さんのいうとおりです。だから私も離婚のとき、家は負債だから不利とわかっていながら自分が取りました。当時無職だし私の立場では生涯ローンは組めないからです。 (08/11/16 18:18)
めとろん HN織田信長はこのサイトに元から居るから本人がレスしない限り他の人は使えないですね〜。あと、この彼女との出会いって必然だったんですね、人生でここって時に必然の人と出会いたいですよね。 (08/11/16 18:14)
よもやん ・・・松本零時・・・ (08/11/16 12:07)
ホームレス 43歳さん 何を仰いますか!今は私も賃貸ですよ!お互い夢は豪邸暮らし!^^ (08/11/16 08:50)
ホームレス な・な・なんと!徳川家康殿!以前は豊臣秀吉殿からコメントを頂きました!これもまた、時空を超えてのコメント本当に有難うございます!さすが将軍様は深い!これですから300年続くんでしょうな〜!^^次は信長殿かな?個人的には信玄殿から頂きたい物ですが・・・^^ (08/11/16 08:47)
43歳 住まいって大事ですなー 賃貸暮らしの俺はホームレスは他人事じゃないね (08/11/16 08:42)
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 ■ 2008/11/15 (土) 波乱万丈31


私は彼女に連れられ、連れて来られたのは彼女のマンションでした・・・・・

彼女が住んでいるこのマンションは、職場のある吉祥寺から歩いても約10分位の所で、見栄えも良く、セキュリティーも万全な、とても高価そうなマンションでした。


「ここが私の家なの!どこか外で御飯でも食べながらと思ったんだけど・・・その格好じゃね!あんたも恥ずかしいでしょ!」

「・・・・・・」

「ま!とにかく私の家でゆっくり何か食べながらお話しましょ!」

「・・・・・・」

「あっ!私!一人暮らしだから気にしなくていいから!!!」

「・・・・・・」

私はこの豪放磊落な彼女の性格に、ただ言うとおりにするしかありませんでした。

「はい!何も無いけどゆっくりして!!!」

「何か作るから、それまでテレビでも見てなよ!!!」

私は、全部で3部屋は有りそうなこの家の、彼女が何時もくつろいでいるであろう部屋に通され、久しぶりに暖かい部屋の中、また、久しぶりにテーブルの前で座椅子に寄りかかり、テレビを見るという行為に、ただ!ただ!感動で!!!!
しかもそこは女性の一人暮らしの部屋!!!大阪に居る時でさえ、こんな状況はそう滅多と無かったことです。

もう何が何だか!!!しかも、私の今着ている服は多分激臭を放っている訳で、汚れは天下一品!!!その部屋は綺麗に片付けてあり、今私が座っているこの場所も、綺麗な座椅子、綺麗なカーペット、綺麗でお洒落な家具、何もかも私の様な者が絶対ここには居てはいけない不釣合いな場所なのです。

おまけに、この部屋からかもし出される女性独特のなんともいえぬ香りは、私の鼻は麻痺していますので分りませんが、多分、私の激臭で無惨にもぶち壊していた事でしょう。

私は彼女の言うとおりテレビを見ている様にしていましたが、その内容など頭に入ってくる訳は無く、時間が経つに連れここに居ることに、いたたまれない思いでいっぱいになりそうな時でした。

「あっ!そうだ!あんたお風呂に入りな!!!!」

「えっ!!!!!!!!」

「えっ!じゃないよ!あんた汚すぎるよ!それに臭いよ!あんたぜんぜんお風呂に入って無いでしょ!」

「それに部屋もそのまんまじゃ汚れちゃうよ!^^」

「そ!それに!しても・・・」

「ごちゃごちゃ言わない!着替えはコンビニで買ってきてあげるから、とにかくその何年分か分らない汚れを落としな!^^」

「・・・・・・」

私は結局、彼女の言いなりで、お風呂に入ることになりました。

本当に久しぶりのお湯!私はあまりの感動でずっとシャワーを全身に浴び、身体を洗うことよりお湯の感触をずっと感じていました。

私は自分の身体の汚れで湯船を汚してしまいそうで、湯船には浸からず、全てをシャワーで済ませました・・・・・

お風呂から出ると、アコーディオンカーテンで仕切られている脱ぎ場に、風呂に入っている間に買って来た下着が置いてあり、それと女物のスウェットの上下が置いてありました。

私がそれまで着ていた服や下着は、脱ぎ場にある洗濯機の中に放り込んであるのを見つけ・・・・・・

「こんな汚いもん、よう掴んで入れたな〜」

「せやけど、なんでここまでしてくれるんや?」

「俺になんかあんのか?」

「ようわからん・・・・・・・」

私はお風呂から上がり、テレビの部屋に戻りました。

するとそこには、もうテーブルの上には何品かの食べ物が並んであり、格好の良いグラスに飲み物、テレビは消してあり、代わりに音楽が流れていました。

そこの部屋の照明はすごく雰囲気が良く、蛍光灯の電気も有るのですがそれは消して代わりに間接照明が点けてあり、本当東京の都会で暮らしてきた都会人のセンスがにじみ出ている部屋に様変わりしていました・・・・


「おい!なんや!このシチュエーション?・・・・」

「ちょっと今の俺にはギャップがありすぎるで・・・」


「はい!さ!座って!たいした物は無いけど我慢してね^^」

「そ・そんな・たいした物は無いって・・・」

「ま!ま!いいから!座ってよ!早く!^^」

「はい・・・」

「はい!遠慮せず食べてね^^まだおかわりたくさんあるから^^」

「はぁ・・」

「久しぶりに会ったんだから最初は乾杯からか^^」

「はあ?」

「もう!じれったい!!!私の言うとおりにすれば良いから!」

「はい!カンパーイ!」


確かに何時もお腹は空いていますが、その時はもうどれに箸をつけるか?何を話せば良いのか?久しぶりの会話でおまけに相手は女性!しかもこれまで味わった事が無いこの雰囲気!なにもかもで飯が喉を通りませんでした・・・・

しばらくして、彼女の方から最初の口火を切ってくれたのです。


「あんた!ここにこれから居な!」

「えっ!」

「部屋は3部屋あるからその内の一つを使えば良いよ!」

「えっ!えっ!なんで?えっ!」

「どうせあんた行くとこ無いんでしょ?」

「・・・・・・・・」

「だったらここに居れば良いじゃん!部屋も有るんだし、その方が良いよ!」

「だっ!だって!そんなことできないでしょ・・・」

「別に私は良いよ!あんただってその方が良いでしょ^^」

「ちょ!ちょっと待ってください!俺は何も無いですよ!それに○○さんとはほんの少し一緒に働いたぐらいの・・・・・」

「つべこべ言わない!!!そうするの?しないの?」

「い!いや!そんなこと俺に決めれる訳・・・・・」

「じゃ!私が決めればいいのね?じゃそうする!決めた!あんたはここで暮らしな!!
よし!決めた!^^」


「えっ!え〜〜〜!!!!」


この始まりはいくら私でも、まるで予想も付かない始まりで・・・・



その後も私にとって長い夜は続くのでした、そして、彼女の真意もだんだんと分ってく

るのでした・・・・・・・・・・・・・・・・・さらにつづく











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ホームレス スダチさん サイコロさん めとろんさん 壷中の天さん まりあさん 読者の皆さん 本当にすみません!!!引っ張った割にはあまりご期待に応える展開ではありませんでした!!!ごめんちゃい!!!皆さんこれに懲りずこれからも何時もと変わらぬご支援のほど、どうか宜しくお願いしま〜す!!!え〜ん!まりあさん!貴方の言うとおりプレッシャーだよ〜!!!しかし私は負けない!^^ (08/11/16 08:04)
まりあ ((((´・ω・`;))))))))ガクガクブルブルどんな結末になるんでしょ?! 怖くて今晩はトイレに行けなくなりそう。。。。。w ホームレスさん、読者の期待にプレッシャー100%ですね(´v`*)ニヤリ (08/11/15 21:06)
まりあ (この場をお借りして)壷中の天さん、↓火の鳥の映画ありますよ^^ 図書館やレンタル店へGO!! (08/11/15 21:05)
壷中の天 昨日、火の鳥2巻まで借りてきて読みました。こんな作品こそ映画化してほしいですね。崖○上○ポ○ョなんかよりは。 (08/11/15 20:41)
壷中の天 めとろんさんがそう読んだのなら、私はあえて逆読みしましょう。彼女はホームレスさんを何かに利用しようと思って親切にし始めたのだと。 (08/11/15 20:09)
めとろん これは最初の職場で彼がだめになっていく想像が簡単に付いたにもかかわらず、中途半端なことをやって救えなかった後悔がさせたことじゃないかなあ。ま、おおはずれだったらごめんね〜^^ (08/11/15 18:28)
めとろん 私はこういう行動は計算してやっているように思います。つまりもっと前にホームレスさんを見つけていて、どうすればいいか考えた。つまりただ声をかけただけだと恥かかせるだけで意味無いです。要はすくえるものなら救わないといけないわけで、まずリスクの覚悟ガ自分にあるのか、あるとしたらどこまで準備できるのか。それを考えてから声をかけて家に呼んで、お風呂もご飯もうちに住まわせてあげる事も、思いつきではなく、熟考の上に決めて、決めたからには一気に実行したのですよ。こういう人間になるのにはよっぽどの人徳とあと才能が必要です。 (08/11/15 18:25)
サイコロ ふふふ^^何か裏がありそうですね^^ (08/11/15 13:19)
スダチ ホームレスさんに巻き起こるこの後の超展開に超期待 (08/11/15 11:23)
ホームレス はぐれ雲さん おーお初です^^本当にコメント有難うございます。しかーし!そんな予備軍なんてならないでくださいよ!そんな準備もしなくて良いですよ!ホームレス百害有って一利無しでっせー!!! (08/11/15 07:57)
はぐれ雲 うらやましい・・・。と言うより、予想どうりの展開ですね。これからの展開に期待します。ホームレス予備軍の私としては、これまでのホームレスさんの心理分析が、その経過が大切になります。疑似体験をしながら、その状態に追い込まれた時の準備に為ります。 (08/11/15 07:44)


 ■ 2008/11/14 (金) 波乱万丈30


こんな若くしてのホームレスは珍しいのだろう・・・・

街行く人たちが私をチラチラ見ては、「どうして?なぜ?」と言わんばかりの視線を投げつけていくのでした。

初めの頃は服装や身なりも、不潔感をわざと演出している若者も居るのでそれほど目立たなかったのだが、ここまできては、もう明らかにホームレスと一目で分るほどになっていたので、若いホームレスは興味深々なのだろう・・・・

おまけにこの吉祥寺と言う街は、おしゃれでお金持ちも多く、その街に完全に不釣合いなことで、なお引き立つのである。

しかし、この目立ったことが私にとって、不幸な事でもあるが、思わぬ幸運を呼び寄せたのでした。


ある日の昼間の事でした・・・・・・


「ねー!!!!」

私は駅前のアーケード前の広場で腰掛けていた時の事です。


「ねー!!!ひょっとして!○○君じゃない????」

私は何も言わずその人の方を振り向いたのでした。

「やっぱりそうだ!あんた!○○君でしょ???」

「・・・・・・」

「あんた!どうしちゃったの?その格好???」

私は初めは何の事か分らず、また何かの勘違いかと思い、何も答えませんでした。

「ほらっ!わたしよ!そこで働いてる○○よっ!憶えてないっ?」

彼女が指差したそこは、以前私も少しの間働いていたパーラーでした。

そこは今も営業していて、アーケードの入り口近くでしたので、彼女は今もそこで働いていたらしく、私が座っていた場所を通って仕事に行くので、また、目立つ格好をしている私を見て・・・・こんな変わり果てているし、おまけに短い期間だったのに良く憶えてくれていたことを私はその事に驚きました。

「ね!どうしたの?わたしよ!憶えてない????」

「あ!い!いえ!憶えてます・・・・・」

「あーよかったー! そうよ!あの時の従業員だったわたしよ!そうよ!憶えてるよね!」

「は・・・はい・・・」

私はそれまで人と喋るのはずいぶん久しぶりでしたので、以前ほど滑らかに言葉が出ず、また、こんな姿の私が何を言って良いかが分らず、ほとんど俯いていました。

「それより、本当にどうしたの?なんなのよ!その格好???今何してるの?」

「・・・・・・」

「まーあなたにもたくさん色んな事があったんでしょう・・・」

「わたしもこれから仕事があるから・・・・・」

「そうだ!私の仕事は7時には終わるから、その時ここで待ってて?色々聞きたい事もあるからね!!!必ず居てよ!!!じゃね!仕事行くね!!」


彼女はそう言って、そのまま仕事に向かって行きました。

そう言い残された私は。

「なんやねんやろ?」

「何が聞きたいねんやろ?」

「こんな格好の俺に会って恥ずかしないんやろか?」

「ま〜でも本気ちゃうんやろ、彼女の言うとおり待っててもホンマに来たわと思われてマジで受け止められたと思って気分悪うさせるんとちゃうんか?」

「どっちにしろ、待たへん方がええやろ・・・・・」

私は相当悩みました、そうは言っても久しぶりの人との接触に、しかも女性に!!!心臓は高鳴る一方でした。

「あ〜、どないしよう・・・・・」

「俺の何が聞きたいねん!!!こんな姿になった人間は珍しいからか?」

「でも・・・どうでもええから喋りたい・・・・」

相当悩んだ末、結局私は待つことを選択しました。

その場所に着き、本当に声を掛けてくれるか?そのまま通り過ぎて行かれてはしまいか?仮に声を掛けられても、やはり、用事が有ると言って本当に待ってた事を迷惑に思われないだろうか?などとを頭の中で、そんな事ばかりをぐるぐる思っていたその時でした・・・・・


「ごめんごめん!まった?お待たせ!!!」

「あっ!い!いや・・・・」

「来てくれて本当に有難う!ひょっとしたらすっぽかされるんじゃないかと思っていたんだ!」

「い!いや!そんなこと・・・・・」

「だって!あんた!そんな格好でしょ!なんか訳有りだと思うし、この辺は人通りも多いからそんな格好で女の人を待っているとは誰も思わないでしょうね^^だから恥ずかしくてビビるんじゃないかと思って・・・・」

「は〜・・・・・」

「ま!なにしろ来てくれたんだから何でもいいや!こんな所で話もなんだからとにかく行こう!」

「はい?・・・」


私は待っている間の不安など全てがふっとび、彼女の大っぴらな性格と人目をはばからない行動力で、私が喋る暇も与えず引っ張って行き、私もそれに引きずられて行くのでした・・・・・



この彼女のおかげで、それからの私の人生は大きく変わって行くことを、その時の私は

まだ知る由もありませんでした・・・・・・・・・・・・・・・つづく






お名前   コメント

ホームレス まりあさん そっか〜・・・夜の7時のお誘いはそういうものか〜・・・でも・・まりあさんのクモの巣なら・・・・・・キャーはずかし!!!^^ (08/11/15 05:56)
ホームレス 5r53tnさん ね?ね?5r53tnさん?・・・出版依頼来たら・・・ね?・・・印税!・・・くわしい?・・・・^^ (08/11/15 05:53)
ホームレス 下っ端公務員さん おぉ〜!お初にお目にかかります〜!いや〜無職COMの御意見番の貴方にその様なコメントを頂いてしまっては・・・・・・・・本当に増長するぞ!!!!!^^すみませんお調子者です^^ (08/11/15 05:48)
ホームレス めとろんさん 私はめとろんさんは「人徳」が有る方だと思っていますよ。^^ (08/11/15 05:44)
まりあ え゛〜〜〜夜の7時からですか?! 一瞬、悪意がある女性(ヒト)かなぁと思いました(私流の深読みでm(__)m)。 私の場合、職場の方でもお会いするときは12時(お昼から)からって決めてます(ヘンなコトされちゃ怖いし> < )。ホームレスさんはとっても信用されていたんですね♪ / あ、でも、当時のホームレスさんの弱みに付け込んで、連帯保証人のサインをお願いしたり、悪いことに引きずり込むような女性じゃなくて良かったですね(*^_^*)世の中そういうコのクモの巣にかかって、さらにドン底にハマる男性(カタ)も多いですからねぇ(^_^;) (08/11/14 21:09)
5r53tn おぉ!下っ端公務員が誉めたか。冗談抜きでこれ本当に面白いよ。 (08/11/14 19:55)
下っ端公務員 う〜ん、面白い! 内容も面白いけど、文章のリズムが良いよね。 真面目な話、小説書いてみたほうが良いんじゃない? (08/11/14 19:21)
めとろん 私もこの彼女の様でありたいと常々思います。「人徳」はほとんどが生まれ持った性格が大部分を占めていて、足りない分は努力で埋める、暗いのパーセンテージだと私は勝手に思っているのですが、努力はするけれど、なかなか道のりは険しいですね。 (08/11/14 17:57)
ホームレス fさん よっしゃー!いくぞー!やったるぞー!!!!!!!!なにお???^^ (08/11/14 10:43)
 ラブコメきたあああああ (08/11/14 09:45)
ホームレス ばばりんさん おはようございます^^そうですね〜まだですね^^でも・・・来ても安売りしませんよ!^^ (08/11/14 08:15)
ぱぱりん おはよー、出版社から契約の話きませんか?(きっとくる〜^^) (08/11/14 06:42)


 ■ 2008/11/11 (火) 波乱万丈29


もうどれぐらいの日々を過ごしただろうか?

なんの変わり栄えもしない、何時もの怠惰な日常・・・・

変わったことは一つだけ、「自分」だ。

最初のうちは、雨・風・寒さ・暑さ、暖かさ・ひもじさ・人の目、等の事に一喜一憂し、この状況からいつか脱出しよう・・・なんて思っていた物だ。

それが現在はどうだ?それらの事全てに何の動揺も無く、全ての事に何の希望も無い。

しかし希望を失った事と引き換えに、まずいことに絶望もしなくなった・・・

明日の事すら考える事も無くなった。

この時の私は、ひょっとしたら大怪我をしてもなんの痛みも感じる事が無かったかもしれない。

おばさんから貰った布団はカビ臭く、かなり硬くなっているが気にならない、着ている服は、拾い集めた物で何とか間に合っているが、私の匂いの感覚が麻痺しているだろうから多分激臭を放ってはいただろう。

髪の毛は、最初は公園の水道で身体や髪を洗ってはいたが、何時ごろからか?全くしなくなり、おまけに伸ばし放題なので、髭も合わさって、今もし当時の私を見れば本当に漫画に描かれているようなホームレスだったであろう。

間違いなく、数年は経っている・・・・

「あ〜、何度目の冬や?・・・・・」

心の中でのおしゃべりは、錯覚を起こす。

長く人と喋らないと、今、自分は声に出して喋っているのか?それとも、頭の中で喋っているのか?が分らなくなってくる。

良く街角で、独り言を言っている人を見かけたりする、そんな人全員とは言わないが、この時の私のように、頭の中でしゃべっているのが知らず知らず口に出ているのかもしれない。

この数年間、正直「死」と言う物を何度も考えた・・・

しかし私は臆病者で、絶対一線は越えることが出来なかった、それと、どうしても家族や友人の事をその時考えてしまうからだ。

でもそれももうどうでも良くなっていた、人によるかもしれないがそういう事を考えているのはまだ、希望的観測が僅かでも残されている時かもしれない、本当に何の希望も無くなると、逆に死ぬ事も考えなくなるものだ・・・・


また、幾度目かの冬が来た・・・・


「今年は後どれぐらいなんやろ?」

「なんか、曜日も日付も考えんようになってどれぐらい経ったんやろ?」

「せやけど俺って、小さい時に親から捨てられて、今は世間から捨てられてる・・・」

「ま〜こんなもんかも知れへんな〜」

「・・・・・・・・」



仄暗い、真っ白な東京の冬空の下、全てに無気力な私は公園のベンチに腰掛、泣く事も

もう忘れていました・・・・・










お名前   コメント

ホームレス リアンさん 有難うございます。見事な解説、その時の私は光など一ミリも考えれませんでした。ただ、それと同時に絶望も無かったように思います。本当に絶望していたのは最初の方が強かったでしたね。 (08/11/14 05:40)
リアン ウツから快復し始めて、いくらか行動的にふるまえる頃が一番危ないらしいです。あまりにも落ち込んでいると、死ぬという行動、決意さえ取れないというパラドックスな話。それはもうわずかな光とて見えない漆黒の絶望なのでしょうね。 (08/11/14 03:44)
ホームレス ユミガイさん はい!日々の約70%はそうですが他には飲食店や居酒屋などから出る残飯でこれがまた結構おつな味付けで!^^ (08/11/13 04:00)
ホームレス まりあさん ダメと言われて引き下がっちゃー男がすたるってなもんですよ^^ (08/11/13 03:52)
ユミガイ おお、そのまま数年間を過ごす事になったのですね。。。しかし、お一人でよく生活できましたね。食事は先日の日記で書かれていたコンビニやファーストフードの残り物ですか? (08/11/13 00:38)
まりあ 手垢の付いた私に惚れちゃダメw (08/11/12 20:44)
ホームレス ミネヤっち 流石!!!!!^^ (08/11/11 22:16)
ホームレス 壷中の天さん 軽々しくないですよ。天さんのコメントは何時も私にこれを書く事の励ましを貰っております。^^ (08/11/11 22:15)
ホームレス ダメオさん うん!それは確かだ!うん! (08/11/11 22:10)
ミネヤ シャアとアムロの関係か・・・?! (08/11/11 22:10)
ホームレス 壷中の天さん そうだそうだ!天さんの言うとおりだ、私のこの気持ち・・・・ね!めとろんさん!・・・ぎく! いや!違いますって!言葉の綾ですよ!まりあさん!!!!くそう!自爆!!!^^ (08/11/11 21:57)
ダメオ めとろんさん、ホームレスさんも日記に書いている様に、一線を越えるかどうかの違いは、やはり心を向ける人(愛する人)がいるかどうか、もしくはそういう人に対する思いの強さの差だと思います。どれほど己の現実に絶望しても、愛する人を悲しませる以上の絶望は無いでしょう。 (08/11/11 21:52)
壷中の天 聞かれてるみたいで、軽軽しく感想書き辛くなりますね。 (08/11/11 21:46)
壷中の天 正直なところ「おまえなんかにこの辛さが本当に分かるのか」って。 (08/11/11 21:43)
壷中の天 体験した人でないととうてい分からない心境ですね。 (08/11/11 21:31)
ホームレス まりあさん その通りです。私は今もそうですが、男が家を出るときは死ぬ時だと思っています。本当にまりあさんは分ってくれますね、本当に惚れちゃうぞ!!!!^^ (08/11/11 21:20)
まりあ そんな過去の状況から、現在はパソコンが打てる環境になって本当に良かったですね(*^_^*) ホームレスさんにとって、帰りたい(会いたい)けれど、ご実家へ帰ることが「死」以上に「一線を越えるもの」だったのかもしれませんね(憶測ですみません(^_^; )。み〜んなうまく解決できるといいんだけどなぁ(・ω・`) (08/11/11 21:02)
ホームレス めとろんさん 私には現実に自殺をされている方々の心境は本当には分りません。私も何度も考えましたが自殺をしていませんから想像でしか分りませんが、多分、私と彼らの差は、ここでも述べさせていただいていますが、まだ希望的観測が有る内の行為だと思っております。で、そこで実行に移すか移さないかは、その人の以前の位置が深く関係していると思います。その落差が激しいほど耐え切れなくなるのではないでしょうか? (08/11/11 19:27)
めとろん この感覚は超レアなものですね、伝える価値有りです。「何の希望も無くなると、逆に死ぬ事も考えなくなるものだ」ですか。電車に飛び込んだりビルから飛び降りてしまう人達、あの人達が一番絶望している(=していた)と思いますが、その違いはなんでしょうかね・・・ (08/11/11 19:12)


 ■ 2008/11/09 (日) 波乱万丈28


おばさんの布団のおかげで寒い冬も何とか乗り切ろうとしていました。

食料も、毎日ありつけるわけではありませんが足しげく探せば、何とか生きていける分は確保するのに難しくは有りません。

ホームレスになって数ヶ月が経ち、この生活に慣れていく自分が居ました。

「あ〜、なんかだんだん慣れてきたの〜!」

「お金がぜんぜん無くても人間って生きていけるもんやな〜」

「こんなんに慣れたらもう終わりやな、多分先輩達もこうやって慣れていって知らんうちにもう這い上がる気も失のうていくんやろな〜」

「けど、だらける事って麻薬みたいなもんやな、人間だらけだしたら止め処なくなってくる、でも現実どうやって這い上がればええんや?」


私の日常は、だんだんと本当に紛れも無いホームレスとなって来ました。

たとえば、自動販売機やタバコの自販、果ては公衆電話に至るまでのお釣り銭の取り出し口は、取り忘れが無いかを常に確認、ゴミ捨て場などは使える物が無いか?の確認、酒屋さん等の外に積まれている空き瓶に、中身が残っていれば、マイ空き瓶に移し変え、それを持って帰ってチビチビ晩酌をやる・・・・といった具合に・・・・・

「今日は収穫が多かったな^^」

「毎日こうやったら苦労せえへんのにな〜」

「こんな些細な事でも幸せを感じとったらあかんで!ほんまにどっぷり浸かってまうで」

「あ〜、でも一人は辛いな〜」

「しばらく誰とも喋ってないな〜」

「喋る相手がおれへんってほんまに辛いな〜」

私は他のホームレス達と、どうしても喋り合う仲にはなれませんでした。

この時はまだ、僅かではありますがプライドのような物があったのでした。

今ここで、たむろしているホームレス達と一緒になって話しをするようになったなら、もう完全にホームレスに堕ちた様に思え、まだ、どうしてもその一画を引きたかったのです。

「あ〜、誰かと喋りたい!」

「話がしたい、なんでもええ、話がしたいんや・・・・」

そう思い込むと、どんどん孤独感に苛まれ、また、まだ肌寒い夜は、一層人恋しくさせるのでした。

「あかん、大阪に帰りたい! おかあちゃん・・・帰りたいで・・・・・」

私は自動販売機などで拾い集めた10円玉をポケットから出しました。

「全部で60円か・・・・」

私はどうしても、家族の誰かの声が聞きたくて電話を掛ける事にしたのです。

誰に掛けるかを迷った末、母には余計な心配をかけたくなかったので兄に掛ける事にしました。

「60円なんてどれぐらい掛けれるねん?」

「直ぐ切れてしまうで!」

「でも声だけでええ、どうしても聞きたい・・・・」

当時、兄はもう結婚しており、会社のある地方に居を構えておりました。

ですので、兄が電話口に出る可能性は少なく、おまけに60円分の通話では兄が最初に出なければまず確実に兄に繋ぐまでには切れるでしょう。

私は何故かこの賭けに願掛けをしたくなったのです。

「この60円で兄の声が聞けたら、俺は絶対這い上がれる・・・・」

「たのむで・・・・・・・・・」

私が勝手に決め込んで、勝手に思い込んでいる事なのですが、何故か本当にこの願掛けは当たる気がして、私は受話器を握る手が汗ばみ、心臓も高鳴るのでした。

「頼むで!お兄ちゃん出てくれ・・・・・」

「ぷるるるるる ぷるるるるる ぷるるるるる・・・・・」

「ガチャン!」

「頼む!」

「もしもし・・」

「!! おにちゃん?!」

「お!○○か? どないしたんや? 元気にしとーか?」

「うん!げん!ガチャン!・・プープープー・・・・・」

あっという間に切れました。

しかし、私の願掛けは勝ったのです。

私は兄の声が聞けたのと、この願掛けに勝ったことで・・・・


「俺はまだいける!」

「絶対!這い上がれる!」

「大丈夫や!・・・・・・・」


涙目になった私は自分で勝手に思い込み、勝手に願を掛けたこの行為、なんの裏付けもないのにその日の私は、何故か兄の声を聞けた事で、小さな希望がほんの少し見えたような気がしたのでした・・・・・・


お名前   コメント

ホームレス なに!     とうとうホストにも・・・^^ (08/11/11 23:14)
ミネヤ 彼女、ホストクラブで100万使って遊ぶど〜〜〜〜とか言ってなかった? (08/11/11 22:05)
ホームレス 「愛」・・・歌舞伎町のホストクラブじゃないよ^^ (08/11/11 21:15)
ミネヤ めとろんっちって愛されてるのねw (08/11/11 21:03)
ホームレス 35才の男さん ホテルまでは歩いていい?^^ (08/11/11 20:56)
35才の男 いくらホームレスでも一泊二日のホテル宿泊温泉旅行くらいはしてほしい (08/11/11 20:02)
ホームレス はい!あ・ほ・か  いただきました〜^^ (08/11/11 19:30)
めとろん ・・・・あほかィ;;;; (08/11/11 19:05)
ホームレス ミネヤっち なにー!そ・そ・それは誠か!!!私も何か嫌な予感はしていたのだ! とうとう犯罪にまで手を染めてしまったのか・・・・しかし私の愛はそんな事では変わらないぞ! 私は何年でも待っているとミネヤっち! 伝えてくれ・・・・^^ (08/11/11 19:01)
ホームレス 35歳の男さん 何を言っているんですか?日本人は贅沢は敵だ!^^ (08/11/11 18:56)
ホームレス リアンさん 初めまして!コメント本当に有難うございます。私がホームレスになった時もそうですが、自分の現在の位置を誰にも知られたくないし、また、身内には尚更です。私も兄の声を聞くため一度だけ電話を掛けましたが、それからはそれっきりでした。まーつまんない意地なんでしょうね。^^ (08/11/11 18:54)
ミネヤ >ホームレスっち 「ホッ!」としてるめとろんっちは若い男の方にいったぞ!銀行で100万円横領どうのこうの言ってたぞ!  (08/11/10 20:51)
35才の男 ホームレスでも生活がかかっていると思うし頑張って働いてたまには贅沢もしてほしい (08/11/10 20:41)
リアン ホームレスの方って、誰にも迷惑かけたくないというか、力になって欲しくもないという人が多いんですよね・・・。兄弟がいて連絡もとれるのに何故?疑問ですよね。 (08/11/10 02:59)
ホームレス まりあさん 恋の暴走機関車! もう止まらない!!!あれ?なんかそこで「ホッ!」としているのは誰ですか?めとろんさん?  なんで「ホッ!」としてるんですか?・・なんかやだなー・・・・^^ (08/11/09 21:17)
まりあ わぁ〜うれしい=(*^_^*)恋しちゃダメですよw あ、ホームレスさんの日記の内容から外れますので、またチャットでお会いしましたらお相手よろしくおたの申しますぅm(__)m (08/11/09 21:12)
ホームレス ま・ま・ま・まりあさ〜ん・・・・・・・「恋」・・・・・・・・!^^ (08/11/09 21:08)
ホームレス サイコロさん 言って言い事と悪い事がある!!!私のガラスのような心臓がひび割れてしまいましたよ!!!・・・ハイハイ分りましたよ!嘘ですよ!う〜そ!!!めとろんさんに突っ込まれる前に言いました!^^ (08/11/09 21:07)
まりあ 今度はご褒美にコチョコチョw (08/11/09 21:04)
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 ■ 2008/11/08 (土) 波乱万丈27


やがて、本格的に冬がやってきました。

食料は、現在ではそうはいきませんが当時、前回でも述べさせていただきましたが、ファーストフードの店やコンビニでは、賞味期限切れの商品や作り置きしてある物は、閉店時各店舗のゴミ箱に捨ててある事が多くあり。

私はその事に気付いてからと言う物、深夜は各店舗のはしごをして食べ物にありついていたのでした。

しかし、そんなことは私より先輩方のほうが良く知っておりますから、店によって良く残り物が出る店とか、賞味期限切れが良く出る店などは競争率も激しく、私がゴミ箱を覗いた時には既に空っぽで、ゴミ箱のはしごは他の先輩よりいっぱいこなさなければ有り付けないし、時には全く収穫が無い日もありました。

「う〜ん、もっと効率よくでけへんもんやろか?」

「やっぱり生き死にの問題やから簡単には手に入れられへんな!」

「もう大分寒うなってきたから、飯にありつけへんかったら体力もたへんで」

「でもほんま滅茶苦茶寒なってきたな〜」

東京でも夜の寒さは大変厳しく、今の私は暖を取る手段は毛布一枚しかなく、いくら段ボールで風は遮れても、底冷えする朝方などは、あまりの寒さで起きてしまうほどです。

「何とか寒さ対策せなあかんで・・・」

「せやけど、どないしたらええんや・・・・・」

私は親の昔話でやはり貧乏していた時、身体中に新聞紙を巻けばけっこう暖かかった、と言う話を思い出し、それを実践する事にしました。

「うえ〜!なんか気持ち悪いし、動きにくいでー!」

「せやけど、若干やけどぬくなった気するな〜」

「これで今夜寝てみて、うまくいったら朝寒さで起こされへんですむかな」

しかし朝方・・・・

「寒い!あかん!少しは凌げるとおもたけどぜんぜんあかん!」

「こんなんやったら2月、3月凌がれへん!」

「やっぱりどっかで布団を調達せなあかん!」

私はその日、どこかに布団が落ちていないかを探すため、街や民家を捜し歩きましたが、そんな都合よく落ちている訳がありません。

公園のベンチに腰掛、私は考えました。

「布団が落ちていそうなとこってどこや?」

「粗大ごみがいっぱい有るとこやろ?」

「う〜ん、そんなとこって、うん!そうや!川原によう粗大ゴミが落ちてんのん見た事あるで、そや川原や!」

私はこの地域ではあまり大きい川が無いので、ちょっと遠いですが心当たりのある川へ歩いていきました。

「あ〜、遠いな〜、ここまでして無かったら帰るのん辛すぎるの〜」

「頼むで〜!有ってくれよ〜」

そして、その川にたどり着いたのでしたが、やはりそんな都合よく落ちていません。

私はその川ヘリを延々と歩いてたのです。

「うん!あ!あれは!」

そうなんです!落ちていた訳ではないのですが川ヘリの家に干してある布団とタオルケットを発見!

私はまたそれを見ると、むらむらと「盗む」という感情が湧いてきていたのですが、ちょうどその時間帯が夕方だったため、何時家の人が洗濯物を取り込みに出てくるか?微妙な時間帯だったので躊躇していました。

また、周りに目を配ると、その辺りは住宅地で、辺りにちらほら布団が干してあるのに目が着きました。

「こんだけあったら一つぐらいええんちゃうんか?」

「せっかくここまで来て手ぶらで帰られへんで」

そうこう悩んでいるうちに、辺りの住人が洗濯物を取り込みに出てくるのが目に入ってきます。

「うわー!やっぱり無理や!もうあかんわ」

その時、私が最初に目をつけていた布団の住人が取り込みに出てきたのです。

「あ・・・・」

私は何を考えていたのでしょう、その時、その住人に向かって何か声を出してしまったのです。

当然その住人は、瞬間私のほうに振り向き、怪訝な顔をして「いったいなんだろう?」みたいな感じでこちらを見ました。

私はもうあの寒さで寝る事の厳しさと、せっかくここまで歩いてきた事とで恥も外聞も無く、そのおばさんに頭を深々と下げ、声を掛けてしまいました。

「すみません!大変申し訳ございません!・・・・」

「は〜、なんでしょうか?」

「大変ぶしつけな事を言って申し訳ございませんが・・・・」

「は〜・・」

「もしよろしければ、余っている・・・」

「・・・・・・・」

「余っている布団などはないでしょうか?」

「はー!布団ですか?」

「は、はい!余っているとか捨てるような物など無いでしょうか?」

「あなたどうしたの?お家は?」

「はい、今年、大阪から出てきました・・・」

「それなら布団ぐらいはあるでしょう?」

「・・・・・・」

「そんなこと人にお願いするのは変に思われるでしょ?あなた今のお家は?」

「・・・・・・」

「親御さんとか心配してない?そんな変な事言っていないで大阪に帰った方がいいわよ?」

「すみません!大阪に帰れないんです、すみません・・・」

「なんだか訳分らないね!とにかく何だか分らないから・・・・・」

おばさんが家に入ろうとしました。

「あ!すみません!言います、僕はホームレスになってしまったんです・・・」

「は?その若さで?ホームレス?」

「はい・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

「それで・・今・・布団が無いので・・寒くて・・夜・・寝れなくて・・・」

「あなた!こんな外じゃなんだからこっちにお入り」

「・・・・・・・・」

私は、そのおばさんの家の玄関に入れてもらい、今までの事を、ホームレスになった経緯を話しました。

「あんたも苦労をしたんだね、今まで生きて来てこんな話を聞いた事も無いしホームレスに声をかけられたことも無いし・・・・・・」

「でもね、あんたも悪いよ!親御さんも心配してるよ!」

おばさんがその場を立って、奥に行きました。

玄関に戻って来たとき、おばさんの手には布団が・・・・・

「こんな古くなった物しかないけど十分使えるわよ!」

「す、すみません!本当に良いんですか?」

「だってこんなこと聞いたら、はい、それじゃって出来ないでしょ」

「本当にすみません!本当に・・・・・・・」

私はその家を離れるまで何度も何度も礼を言い、その家を後にしようとしたとき・・

「あんたこれからどうすんの?」

「布団が有ったからって何も変わらないよ・・・・・・・」

「はい・・・・・・・・・・」


その通りです、布団は物凄く有りがたかったのですが、私はおばさんのこの問い掛けに何も答えられませんでした。



その夜、私はおばさんのおかげで朝の底冷えで目を覚ます事はありませんでした。


お名前   コメント

ホームレス まりあさん 誰がそんなこと言っているんですか?そんなの嘘に決まっているじゃありませんか^^  まためとろんさんか・・・^^ (08/11/09 21:11)
まりあ ガーン(°д°;;) ホームレスさんってリアル奥様がいらっしゃるのですね?! (08/11/09 21:03)
ホームレス ミネヤっち ぎく!なんで知っているんです?嫁のおっぱい見ました?^^ (08/11/09 20:49)
ミネヤ え〜〜〜?! (08/11/09 19:53)
ホームレス まりあさん 私にとって一番素敵な出会いは、そう!まりあさん!貴方ですよ!・・・・・はい!お調子者の私をぶって!ぶってぶって!・・・・へん!そうだよ!私は変態だよ!^^ (08/11/09 19:30)
ホームレス ミネヤっち あれ!知らなかった?私はホームレスになりたかったのですよ!やっぱホームレスは誰もが一度は経験したい職だよね?・・・ちくしょう!^^ (08/11/09 19:27)
まりあ 今頃ですが日記の24話と27話を拝見して、ヴィクトル・ユゴーの『レ・ミゼラブル』を思い出しました(;ω;`) ステキなかたに出会えてよかったですね(*^_^*) (08/11/09 17:38)
ミネヤ このときホームレスっちは、何をやりたかったのか分からないね。あのとき会社を続けていれば良い生活ができたのに。めとろんっちは、扇子と一升瓶があればいいのさwヒント:YouTubeめぞん一刻。 (08/11/09 01:39)
ホームレス どうせ私は・・・・・へん!誰に分ってもらわなくていいやい!・・・・変態で子供!^^ (08/11/08 23:35)
壷中の天 落ちもつきましたね^^ (08/11/08 23:31)
めとろん あほか・・・・ (08/11/08 23:26)
ホームレス 天さん、へへ!この顔に出来たアザ!へへ!うらやましい?  私は変態です!^^ (08/11/08 23:20)
ホームレス 「ガツン!」ギャッ!   ほんとだ・・・^^ (08/11/08 23:13)
壷中の天 おまえだろ!!(御出身地 大阪風つっこみ お約束?) (08/11/08 23:12)
ホームレス 壷中の天さん そうだよ!私も大好きだよ!誰が彼女の陰口言ってんですか!許せないな! 陰口言ってる奴出て来い!^^ (08/11/08 23:08)
壷中の天 いや、同様ってのは41歳さんの方にですよ。タイムラグです。ホームレス氏はめとろんさんに殴られるでしょう。パソコン画面からほらげんこつが・・・・ (08/11/08 23:05)
壷中の天 そのとーり。それは私の意見も同様です。 (08/11/08 23:01)
ホームレス 41才の男さん あれ?ナイショ話なのに?・・・まーそれは置いといて、41歳さん、だまされちゃいけませんぜ! あんな可愛い顔してやることが・・・・おっとあぶねー壁に耳アリっと・・・^^ (08/11/08 22:59)
41才の男 あ〜 それ、めとろんさんの書き込み読んでるとなんとなく分かりますよ。気の強いとこ好き。それにさゆりちゃんに似てるんだから言うことなし。 (08/11/08 22:53)
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 ■ 2008/11/06 (木) 少し休憩2


私が漫画と言うものに興味を抱き、数ある作品の中で凄く影響を受けたものを上げて見ますと・・・・・

まずはやはりこの御方!手塚治虫大先生作「火の鳥」

この作品はご存知の通り手塚先生の代表作ですね、わたしは当時この作品を何度も何度も読み返しては「う〜ん!凄すぎる」としきりに思ったものです。

昭和29年「漫画少年」発表から「COM」へ、黎明編から太陽編までと、次々と繰り出される大長編スペクタクル!
天才手塚治虫のこの作品に巡り会ってなければ、私は漫画家を目指すと言う事は無かったでしょう、と同時に手塚先生の宗教観をこの作品から伺え、宗教と言う物の捕らえ方を考えさせてくれたのもこの作品からでした・・・・

次に上げるのは、永井豪大先生作「デビルマン」

一番繰り返し読み、SFの素晴らしさを一番感じたものの一つです。

昭和47年「少年マガジン」全53話からなるこの作品は、それまで漫画と言う見方を一変させ、日本のSFは世界に通用すると確信をさせてくれた初めての作品でした。

現在でもこの作品に大きく影響をされている作家は多く、日本SF漫画の金字塔を打ち立てたと私は思っております。

次は、私の大好きな作家、星野之宣作「ブルーシティー」

昭和50年「少年ジャンプ」に連載、星野先生は、私が幾度も挑戦し箸にも棒にもかからなかった集英社SF部門手塚賞を「はるかなる朝」で受賞し、その後、最初の連載になります。

その画力、ストーリー設定、SFとしての構想力は新人にしては目を見張るものがあり、やはりこれぐらいは書けないと手塚賞は取れないと知り、まだ未成年の私に、漫画家への厳しさを教えてくれた最初の作品と憶えております。

それと同じ時期に出てきた作家、諸星大二郎先生!この作家は星野之宣先生よりも一年早く同じ手塚賞を取っています、その作品は「生物都市」!

私は当時この作品の素晴らしさが幼い故まだ分りませんでした、しかし何年か経って、また目を通す機会があり、その時受けた印象は、「これはもうSFと言うには軽すぎる、SFと言う手法を使った哲学であり芸術だ」と思いました。

世の中には「天才」と呼ばれる人達が居ます。私などは凡才中の凡才で、ここに上げた先生達は、多分天才でしょう。

当時、私の様な夢を見て、それに挑む人達は上に挙げる様な天才が各分野に出てきます、それを目指す人達にとってそれほど残酷な事はありません。
その様な人達が現れる度に、「もうやめた!」「やってられない」などと思うのです。

しかし、それでも辞めず夢を追いかける事、実はこのことこそ残酷な事かもしれませんね・・・・・


その他に私の好きな作家として、

泉 昌之 丸尾末広 山松ゆうきち 御厨さと美 しりあがり寿 鴨川つばめ 等・・


最後に、つげ義春先生の「無能の人」(私!)を上げさせていただいて終わりにいたします。

いや〜漫画って本当にいいものですね!それではみなさん、さいなら、さいなら、さいなら・・・・・・・・


追記・・・・私の親友で良く漫画道を夜遅くなるまで語り合った・・・・・
      
      作家であり、大親友でも有った、佐々木 亮君
      
      私は彼と出会ったことを一番嬉しく思い、生涯忘れることはありません。

      本当にありがとう。


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ホームレス よもやんさん よもやん・・・・999に乗りなさい・・・男なら負けると分っていても立ち上がらねばならない時がある・・・・メーテルー・・・!^^ (08/11/08 21:24)
ホームレス 壷中の天さん いや!嬉しいですね!本当に借りてみてください!絶対面白いですよ! (08/11/08 21:21)
ホームレス まりあさん 本当に趣味も合いますねー!いやー、まりあさんとは赤い糸伝説を感じ・・・い、いや、聞かなかった事に・・・!^^ (08/11/08 21:18)
よもやん 松本零時のファンです。999とか大好きよん。 (08/11/07 21:36)
壷中の天 手塚治の作品なら「仏陀」を楽しく読みました。図書館に火の鳥があったので今度借りてみよう。 (08/11/07 20:33)
まりあ 『火の鳥』懐かしいですねぇ。電話帳のような大きさの漫画でしたね(あっ、私、自称平成元年生まれです^^ )。 「異形(イギョウ)編」が好きでした☆ (08/11/07 13:44)


 ■ 2008/11/05 (水) 波乱万丈26


「ガタン・ゴトン・ガタン・ゴトン・ガタン・・・・・・・・」

「うん?なんや?もう始発が走り出したんか?・・・・・・・・」


私の一日は、始発電車で起こされ、起きる度に自分の置かれている現実に打ちひしがれる思いを一生懸命抑えては、何も変わらないその日を暮らしていたのでした。

そんな中でも消えかかりそうなプライドがこのままではダメだと思い、仕事を探す事はしていました。

しかし、ほとんどの求人は履歴書が必要で、それで諦める事もしましたが中には履歴書の住所を空欄にして出したところもありました、しかしそんな怪しい人間を雇ってくれる所はやはり無く、アパートを出てどれぐらい経った時でしょうか?私はもう正真正銘ホームレスになった事を、いや、もうそんなことも考えない怠惰な毎日が当たり前の日々になってきたのです。

「最後の給料も残り少ななってきた・・・・」

「これからは本当に一文無しや・・・・・・」

「どないして生きて行ったらええねんや?・・・」

私は最後の給料で大阪に帰ることも出来はしましたが、どうしてもその選択はできませんでした。

私が大阪を離れる決心をした時、最後に母に言われた事がどうしても頭から離れなかったのです。

「どこにでも行きさらせ、その代りな、男がいっぺん口に出したらいいかげんなことしたらあかんで、とことんやらなあかんで、それが男やで、そこんとこ分かってんねんやったらどこにでも行ってき・・・・・」

「そやな〜、お母ちゃん、俺は帰らへんかったよ、でもな、俺、もうあかんで・・・」

もうなにもかもが投げやりになった自分は、狭く風が吹けばいとも簡単に飛ばされそうな段ボールの中で、電車の騒音と泣き声が響いていました・・・・・


ある日の事、何もする事は無いのですが街をぶらついていた時です。

ハンバーガーショップが閉店を迎えようとする時でした、中から従業員が青い大きなビニール袋をゴミ箱に捨てているのを見たのです。

私はひょっとしたらと思い、従業員が捨て終わった後、中に入ってしばらくしてからゴミ箱をあさってみたら、なんと、多分その日の作って余った物が捨ててあるではありませんか。

私は青い袋ごと取り出し、一目散にその場を去りました。

そして私の我が家?に着いて、袋を開けました。

「やったー!なんじゃこれ!いっぱい食いもんがあるやんけ!」

「あー久しぶりや!ハンバーガーや!フィッシュもある!最高や!」

「あー!ウマイのー!しかもいっぱいあるで!腹いっぱい食えるで!」

この時、私はせっかく久しぶりに何にも気にせず、お腹いっぱい食べれるのに何故か?涙が溢れてきて、鼻水まで出て、味がそれほど分らないのに何故か・・


「うまいのー、うまいのー、ほんまにうまいのー・・・・」


暗く狭い段ボールの中、頻繁に来る電車の騒音にかき消されながら叫んでいたのでした。


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ホームレス 43歳さん そうだよ!くやしいですか?^^くやしかったらなってみろってんだ!私は子供か!^^ (08/11/06 21:48)
ホームレス 壷中の天さん そうだ!弱者救済!!!でも私って自業自得?^^うわーめとろんさんにもそう言われそうー!^^ (08/11/06 21:46)
ホームレス よもやんさん そうですよ〜かなしいんですよ〜何が悲しいって味が分らないんですよ〜!一度試してみては?^^ (08/11/06 21:43)
43歳 ああー ほんとにホームレス、浮浪者になってしまった。 (08/11/06 21:17)
壷中の天 弱者に厳しい国日本。多分。 (08/11/06 07:43)
よもやん 食い物を食いながら泣く状況って、悲しいですね。(T_T)ううううううわああああああ・・・ (08/11/05 21:55)


 ■ 2008/11/03 (月) 波乱万丈25


トイレの中での生活は寝るのには凄く不自由で、大分慣れはしましたが足をいっぱいに伸ばして寝る事ができません、それと、何時までもここに居る訳にも行きませんので、
私は居場所を他に移動することにしました。

「吉祥寺近辺はあんまりホームレスがおれへん、ホームレスにとって住み難いんかな?」

「移動するにしても、まずはトイレと水を確保できるとこでないとあかんしな〜」

「やっぱり新宿とかに集まってるんか?」

私はどうしてもこの近辺から離れたくは無く、この近辺でもっと良いところは無いか?と、探し歩きました。

「足を伸ばして寝れるようにするには地べたでも横になれるようにせなあかん」

「やっぱり段ボールを貰わな」

「自分が入るぐらいの大きなやつで無いと・・・」

私は以前少しバイトをしていた電気屋さんを思い浮かべ、段ボールはそこで調達することにし、その様な大きい段ボールを設置してもあまり違和感の出ないような場所を探したのです。

そういった視点で探し回ると、あまり居ないと思っていたこの街にも、それに見合う様な場所では先輩方がやはり占拠していて、やはり、この街にもけっこう居ることが良く分り、また、そこを居場所にしている理由が単に落ち着くとかの理由だけではなく、それなりの理由が有る事に気付くのでした。

たとえば、段ボールは所詮紙で出来ているので、雨のかかり難い線路高架下とか、河川の橋の下、また、その近辺に公衆トイレがある等・・・・

私も段ボールをねぐらに考えていたので、どうしても雨のかかり難い所を中心に探しました・・・

そしてようやく、全てを満たす訳ではありませんが、住宅街の中で線路高架が走っている場所で、金網が立てかけてはありますが逆にそれがあるので人も寄り付かず、トイレと水にはちょっと苦労をしますが、落ち着くには絶好の場所を探し当てたのでした。

「これはええで!」

「夜は静かやし、何しろ目立てへんのがええ!」

私は早速、町の電気屋さんを巡り、大きい段ボールの確保に回りました。

以外に早く段ボールの確保に成功し、いよいよ家作りです。

至って単純!大きい段ボールを横にし、地面に当たる部分を段ボールで何重にも重ね、以上で終了!

私はこの小さな我が家?に、ようやく足を伸ばせて寝れることの喜びで、久しぶりに少し微笑む事が出来、早速!中に入って横になりました。


「あ〜!めちゃくちゃ気持ちええで!風も入ってこんし、毛布一枚でもけっこう暖かいわ!」


その時の私は、こんな小さな幸せでも、その時は物凄く嬉しく、お腹が空いているのも忘れて久しぶりにぐっすり寝てしまいました・・・・・・・


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ホームレス ユミガイさん 民家の不法侵入?それはいかん!そりゃいかんよ!それは犯罪!民家はやりすぎ!えっ?あまり人のことは言えないって?こりゃまたどうも失礼しやしたー!^^ (08/11/05 03:57)
ホームレス 43歳さん そうです!投げたらあかん!投げたらあかんねん!^^ (08/11/05 03:50)
ホームレス まりあさん どうしよ〜!まりあさん、すみませんが他にお願いする人が居ませんので仲人お願いできますか?^^ (08/11/05 03:47)
ホームレス めとろんさん そうやって毎日起こされるのか〜、うん!それも悪くない!新居は最初は2DKぐらいで良い?^^ (08/11/05 03:45)
ユミガイ 家の近所の空き家にホームレスの人が住み着いていた事がありまして、「いくらなんでも民家の不法侵入はやり過ぎでは?」とか思ってたんですが、そういう切実な問題があったんですね。ねぐらを探すのだけでも他のホームレスの人との競争。 (08/11/03 23:05)
43歳 生き残りを賭けてのサバイバルですなー でもどうにかなるもんですね (08/11/03 14:07)
まりあ 大きく丈夫なダンボールの入手って結構大変ですよね。電気屋さんを思い浮かべられたのはバイト経験の賜物ですね^^ あ、ファッション業界も大きなダンボールが出ますよ♪ (08/11/03 12:34)
めとろん 「こらー!!誰に断ってこんなところで寝とるんじゃー!!起きやんかい〜!!」^^わはは (08/11/03 09:43)


 ■ 2008/11/01 (土) 波乱万丈24


残ったのは少々の着替えと筆記用具とバッグと毛布と・・・・消えかかりそうなプライドだけでした。

今日も東京の空は高く、真っ青な空から降り注ぐ太陽の光は公園の木々を色鮮やかに照らし、その中を家族連れや恋人達が楽しそうに行き交って、それぞれがそれなりの悩みや苦しみを持ちつつ日々の生活を営んでいるであろうが、そんな中でもこうして僅かな余暇をこういった公園などで癒しを求めて来ているのだろう・・・・

しかし私にとって、この公園はその様な人達の僅かな余暇を埋める場所では無く、生きるために必要不可欠で、日々その場所に戻ってこなくてはならない物となったのです。

そんな生活に慣れた方達はもうそれほど思わなくなり麻痺するのでしょうが、その生活をしたばっかりの私には、世間の休日が一番辛いもので、この場所に訪れる多くの人達は、私のような立場の人達には幸せの象徴のように見え、劣等感を更に倍増し、強烈な孤独感と共に、やがては嫉みや憎しみのような感情まで生まれて来るようになるのです・・・・

「あかん!人間が腐る!俺はこんなんちゃう!あかん!自業自得なんや・・・」

「どないかして、早くこんな立場から脱却せなあかん!」

「せやけどここまで落ちた俺を雇ってくれるとこってあんのか?」

「他のホームレスの人ってどうやって毎日暮らしてんねん?」

私は、今の自分が非常に情けなく、仕事をしていればまだ良かったのですがその仕事も無くなり、何時ものホームレスのおじさんとなんの変わりも無くなった今の自分を見られるのが嫌で、会うのを遠ざけていました。

「残りの給料もろたら、それで一切収入が無くなる」

「それまでに何とかせなあかん」

「今持ってるお金ももう残り少ないし、どないしたらええんや」

「なにしろなんとかして仕事を見つけなあかんけど履歴書どう書いたらええんや?住所書かれへんし・・・履歴書がいらんとこにせなあかん、そんな都合のいいとこあるか?」


その夜、私はあまりの空腹で、コンビニの外で食べ物を買うかどうか迷っていました。

そこへ納品のために来たトラックが来ました、コンビニの駐車場に停め、係員が荷台から大量のパンや弁当を載せたパレットを下ろした後、店に入って店員と何か話をしている時です。

「うわー、うまそうやなー、弁当食べたいのー」

「今の俺にこんなん見せんのん酷やで・・・・」

「こんなにいっぱいあったら一つぐらい取っても・・・・・・・」

私は次の瞬間上に載ってある弁当に手が伸びてしまい、さっと!取り、何食わぬ態度でその場を去りました。

もうその時は心臓が破裂しそうなほどで、駆け足でその場を去りたいのですが却って目立つことを恐れ、弁当を服の中に入れて公園へと歩き去ったのです。

私は悪事を働いたことよりも、空腹が限界に来ていたことで罪悪感も麻痺し、いつものトイレに入ると、鍵を掛け、箸がないので手でむさぼる様に弁当を食べました。

「やってもうた・・・・・」

「あの係員に申し訳ない事したな〜」

「しばらくあのコンビニには行かれへんな」

私は、それまで万引きは全くしたことが無い訳ではなく、中学の時、友人と何度かはあります。

しかし今回の万引きとはその意味合いが全く違います、過去のイタズラとは質が違いすぎて、今回の事は正に原始的な行為に近いのです。

しばらくして、私は自分のこの原始的な行為にまで堕ちた事に・・・・・


「もう俺は終わりや・・・・・・」



静まり返ったトイレの中で声を押し殺した泣き声が延々と響いていました。


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ホームレス まりあさん さすがまりあさん!分ってらっしゃる!そうなんですよ、誠意なんですよ!うん!  で!まりあさん、預貯金の方は?!^^ (08/11/05 07:10)
まりあ 長いな〜〜〜 あ、でも誠意がある方なのでステキです^^ (08/11/03 12:32)
ホームレス 長いな〜ながいな〜なかいな〜ならいや〜まらいや〜マライヤー うん?マライヤキャリー????^^ (08/11/03 06:38)
よもやん 長いな〜 (08/11/02 21:29)
ミネヤ 長いなー (08/11/02 20:03)
めとろん 長いな〜 (08/11/02 17:21)
ホームレス       お詫び!この日記をご覧になっている全ての皆さん、万引きと言う犯罪行為に関してはあくまでも微罪とはいえ犯罪には違いありません、この表現を公の場で表現した事によりある種の嫌悪を抱かせたとしたならば、それは私の表現に対する甘さを露呈している事で、その様な思いをされた皆様に大変申し訳なく、この場をお借りしまして謝罪をさせてください。本当にすみませんでした。今回、私が「万引き」と言う犯罪をここに示したのは分って頂けるとは思いますが、その行為よりも、なぜその行為に至ったか?また、その行為に至った事での心模様を表したかった為です。こういった表現方法は映画やドラマにも良く使われると思いますが、私もそれを使っただけでそれ以上の思いはありません、深く考えず公に記した事を深くお詫びいたします。それと、この日記が事実に基づいているか?事実では有るが面白く読んでいただく為多少の色づけはしてあるか?これについては後者の方で、多少の色づけはしております。言葉の言い回しや、日記内の他者の言葉など、その他、記憶の曖昧な部分「年、時間」などは私なりに考えて面白くしている事は否めませんが、それも事実に基づいた脚色なので私なりにはノンフィクションだと思っております。これからも、この日記を続ける上で、なにかしら不都合な表現や手法が出てくるやも知れませんが、何分素人が記していますので、なにとぞご容赦のほどよろしくお願いします。また、どんな事でもお気づきの点がございましたら、何なりとご指摘のほど宜しくお願いします。できる限り対応はさせていただきますので、宜しくお願い申し上げます。最後に、本当に申し訳ございませんでした、これからも、何時も変わらぬ叱咤激励宜しくお願い申し上げます。 (08/11/02 02:39)
ホームレス それは全てに置いて言える事ですね、しかし、また、それが一番難しいのかも・・・・・ (08/11/01 10:41)
めとろん 最初の方なら立ち直りは簡単なのに、そこを怠ると難易度が高くなるんですね。社会復帰には外見が一番肝心になってくる。でも外見を整えるには維持費がいるし、実際は食べるにも事欠く、恐ろしい悪循環。 (08/11/01 10:30)
ホームレス めとろんさん へへ! 世界まぬけ選手権は惜しくも銅でしたYO!へん!私より上の者など興味は無いね!^^ (08/11/01 10:13)
ホームレス 43歳さん ネットカフェより良いですよ。なんせ半畳トイレ付きでタダ!^^ (08/11/01 10:11)
めとろん 弱い者・・・は違う・・・マヌケな者選手権なら・・・それと1位は誰? (08/11/01 10:06)
43歳 デジハケ、ネットカフェの無い昔は大変だった・・・・・ちょっと違うか (08/11/01 09:44)
ホームレス 壺中の天さん 世界弱い者選手権!堂々の銀メダリストの私に勝てるかな!  ふふ!^^ (08/11/01 09:40)
ホームレス 豊臣秀吉さん なんとその曲は!まさか戦国時代にもその曲は流れていたのですか?さてはこの曲は盗作?^^時空を超えたコメントどうもありがとうございます。^^ (08/11/01 09:38)
ホームレス めとろんさん 他のおじさんなどどうでもいい!私だけに注目して!よそ見しないで!・・・へへ!^^ (08/11/01 09:35)
壺中の天 生命の存続にかかわるような危機に面した場合は善悪も常識の判断も簡単にけしとぶもんでしょうね。特に意思の弱い私などは先頭きってやりそうですよ。不安定な世の中、人事じゃありませんぜ。 (08/11/01 08:38)
豊臣秀吉 「何でもないようなことが幸せだったと思う. 何でもない夜のこと二度とは戻れない夜・・・」豊臣秀吉の言葉です・・・ (08/11/01 08:04)
めとろん う〜〜ん・・・最初はほかのおじさんたちもこうだったんでしょうね。こうなったらこうなったなりのライフラインを確保しないとね。立ち直りはそれからですね。 (08/11/01 04:53)


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