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放蕩騎士の徒然語り。


 ■ 2009/01/18 (日) 「王のみでは國は動かぬ。奴隷や騎士が従うから動くのだ」


 さて、景気が悪くなるとどこからともなくお節介な御大尽方が「こうやって成功せよ」と記した本が溢れてくる。とりあえず昨日みた本は「受け身を捨て、苛烈な征服者たれ。周りと同じ奴隷になるな。王であれ!」といったような事を書いておったな……。
 いやな、確かに貴殿等のような者達からしてみれば「将来の展望無く無為に仕事をする者達」は見てて我慢がならぬのかもしれぬが……、我々は我々でまっとうに仕事をしておるのだから……放っておいてくれぬか。
 我等は誠実な弱き民だ。支配するならどうぞご随意に、だが淘汰するのはよして頂きたい。




 ところで……この手の書物によく書かれている「恋人や伴侶も作れぬ度量では成功できぬ」という理屈……これは言い過ぎではないかな?発破をかけるにしてもやりすぎだ。これではせっかく貴殿の書物を読んでやる気を出した者がいてもすっかり気落ちしてしまうのでは?そこらへんをよくお考えあそばせ。お節介な選帝候殿。


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めとろん 成功者の自慢話を読んでも聞いても、関心するのはほんの導入だけです。あとは、ホントは結果オーライ、運だった事例に対するまことしやかな正当化にうんざりするだけじゃないかしら。増して「恋人や伴侶も作れぬ・・・」とまで言うのなら、経営者のくせに下々の生活や心情を思いやる気持ちに欠けている点からして、仮に述べている内容が正しいとしても、経営者としては失格です。尊敬もしないし成功したって無意味。 (09/01/18 16:51)


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