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PIANO・BAR ハナレイ・ベイ


 ■ 2011/09/01 (木) 自転車屋


実家の近所の自転車屋の息子は僕と中学で同級生だった

僕は中学を卒業し、北海道の高校に越境入学した
彼は地元の工業高校に進み、卒業後、家業を継いだ

それからもう30年、ずっと彼は自転車屋の店先にいる
もっとも30年前は、小屋のようだった店は
今では3階建ての住居を兼ねた大きな建物になった
若かった父親はもうすっかり年をとったが、
そのかわり若い美人の奥さんがいて、店を手伝っている

僕が東京の大学に進学してからも
就職してからも
女に振られたときも、
上司に叱られたときも
与那国に旅行に行ったときも
得意先につるし上げられたときも
初めてヨーロッパに行ったときも
彼はずっとこの店にいて働いていたのだ

そう思うと妙な気がする

5月の連休・夏休みに実家に戻ると
いつもこの自転車屋の前を通る
時には店に入って、自転車の修理を頼むこともある

先日、実家に戻ったときも自転車を持って行って修理をお願いした
特に親しい間柄ではなかったので、僕は彼に対して丁寧語を使う
修理の間、店の中で椅子に座って待っていると、奥さんが冷たいお茶を出してくれた






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 ■ 2011/08/18 (木) 断捨離・家計簿


最近、社宅の方の部屋が汚くなってきたなと感じたので
書店で「断捨離」「人生がときめく片づけの魔法」の2冊を購入して
片づけの方法を研究する。
具体的な片づけの手順については「人生が・・」の方がわかりやすい
「断捨離」は「片づけ」とは何かという理念について説明した本である。

頃合いを見計らって「社宅」「東京のマンション」両方で「断捨離」を開始。
ただひたすら物を捨てた。服、本、雑貨、書類、空き箱・・・。
社宅では45gのゴミ袋が満杯で15袋、本が100冊程度出た
東京のマンションは初めから物を置いていなかったのでゴミは少なかったが
それでも70gのゴミ袋が5袋、本は50冊程度を廃棄した。

いらない物を廃棄した後は、残ったものを整理整頓する。
「社宅」「マンション」とも見違えるように清々しくきれいになった。

加えて僕は最近、細かい「家計簿」をつけるようになった。

僕はいままで自分の収入支出にはあまり細かいところまで把握していなかった。

1か月の自分の生活費がいくらなのかわからなかった。
三菱の2つの支店、みずほの1つの支店に自分の口座を持っているのだが
銀行からきた通知は中身を見ずに投げ置いたし、
残高の確認など5年に1回くらい、思いついた時にする程度だった。

今後それではいけないと思いなおし、あらためて自分の財産管理を
きちんとしようと思っている。
自分の財産は今どれくらいあって、収入はいくら支出はいくら
毎月の預金はいくらなのかをまず把握する。

何かをするには「己」を正確に知らなければならないからだ。










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 ■ 2011/06/23 (木) 飲み会という「業務」


僕は煙草も吸わないし酒も飲まない。

そんな僕が一番苦手としている「業務」・・・
それが「飲み会」だ
だが僕は年嵩の係長という立場上、飲み会の幹事をやらされることが多い

幹部のスケジュールをみて日程を決め、同じ店を使わないように場所を選ぶ
ネットを見ながら料理の種類を決め、店と交渉する
チラシを作って各課に回覧し、人数を決める

今日もその「飲み会」があった
店の準備が悪く食べ物がテーブルに並べられるのが遅かった
ただそれだけで小心な僕の心臓は縮み上がる

緊張した顔でみんなの前に直立して「開会宣言」をし
所長のあいさつと乾杯をかしこまった顔で聞いている

飲み物や食べ物が進んでくると飲み物の注文を取りまとめなければならない

会場の隅に用意されたお湯、水、氷で
ウイスキーの水割りやお湯割りをつくるのも仕事だ
だが酒を飲んだことがない男がそんなことができるわけがないでしょう
だからいつも近くにいる若い奴に「頼む、部長に水割りを2つ作ってくれ」
とかいって代わりに作ってもらっている。

みんなはワイワイ言いながら飲んで食っているが、
酒を飲まない幹事の僕はそういうわけにいかない
区切り区切りで「人の紹介」や「来賓の挨拶」をまじえなければならない

そして隙をみて会場を抜けだし勘定場で代金を払い領収書を書いてもらう

毎回都合が悪いとかいって出てこない奴や「電車がないんで」とかいって
途中で抜け出す奴には本当に腹が立つ

まあそんな苦役も年下の同僚の中締めでなんとか終了した
まだ座敷でたむろっている連中を尻目に早々と居酒屋を後にした

だが小心なくせにタフな神経を持つ僕は飲み会終了15分もすれば
すっかり回復している

「まあ明日の今頃は東京行きの夜行列車の中・・・・
 帰ったら渋谷のTSUTAYAで「アパートメント」と「ホワイト・ライズ」
 でもレンタルして一晩中映画鑑賞しよう」
 









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kei いつも読ませていただいてます。コラムを読むような感覚でしょうか。すっと読める感覚でしょうか。これからも楽しみにしてます。宜しく御願いします。 (11/06/25 09:04)


 ■ 2011/06/09 (木) 私の目標


1.定年までに東京本社に戻ること
 
  私は今の会社に勤めて25年目。昭和62年、東京本社に採用され
  その後、関東支社、研究機関、工場、研修所、まったく畑違いの建設会社への
  出向等を経験し、今は東北の某地方都市の事業所の係長をしている。
  同期で採用され、同じ課に配属された東大法学部卒の男は数度の
  海外勤務を経験し、今現在はすでに東京本社の課長にまで出世している。
  同期の出世に焦っているわけではないが、
  定年まであと数年・・・、もう一度大舞台に立って大きな仕事をしてみたい。

2.定年後、早大に学士入学したい

  私の最終学歴は中央大法学部である。滑り止めで入学したこともあって
  心の奥底にいつもわだかまりがあった。定年後自由になったら、子供のころ
  あこがれていた早稲田の文学部に是非・・・

  自分はまだまだ自分の人生をあきらめてはいない。
 
  
  
  


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応援団 あまり過去を振り返らず前を行こう。 (11/06/17 13:46)
ぱぱぽむ 流石ですな (11/06/10 00:01)
記入なし 素晴らしいと思います。 素敵だと思います。 (11/06/09 23:08)


 ■ 2011/03/20 (日) 東北と東京の往復


僕は3月11日に東北太平洋沖の大震災に遭遇して以来、東京の自宅には帰って
いなかった。今朝高速バスに乗って2週間ぶりに帰京した。
東京はいつもより若干人が少ないかなという程度で、電車も普通に走っていた。
昼過ぎに自分のマンションに帰り、ドアを開けると・・・

倉庫に使っている部屋は整理棚やロッカーが傾き、整理箱は投げ出され中のものが
床に散乱していた。シアタールームを恐る恐る覗くと・・・
洋酒を並べてあるバーキャビネットがやはり傾き、4,5本の洋酒のボトルが割れて
酒がフローリングにこぼれてべとべとになっていた。
しかしベランダに面した洋間や隣の6畳の和室はほとんど物をおいていなかったので
被害はなかった。

僕はさっそく散乱した部屋の整理をはじめた。
溜まった衣類を洗濯機に放り込み洗濯を始める一方で、まずシアタールームの割れた
酒のボトルとその破片を片づけ、酒のこぼれたフローリングは水で濡らした雑巾で
丁寧に拭いた。沖縄で買った蒼い一対のシーサーはお気に入りだったが、
壊れたので捨てた。床がきれいになるとバーキャビネットをそっと立て直し、
数十本の洋酒のボトルを一本一本丁寧に拭きキャビネットに置き直した。
倉庫部屋も整理箱の中にあったものをひとつひとつ入れ直し、床の上をきれいに整理したうえで、倒れかかったロッカーや整理棚を元の配置に戻して箱や掃除用具を入れ直した。

すべての作業が終わり、部屋が元通りになったのは夕方5時近くだった。
僕はそれから近所の千円カットの店に行き散髪した。家に戻ってテレビの録画予約を
してマンションを出て東京駅に向かった。泊まってもいいかなと思ったのだがやはり
今は非常時でもあり、また月曜日1日の休養を現地で取ったほうがよいと思い、
帰ることにした。

私の勤めている地方都市は比較的被害は少なかったが、それでも断水が4月半ばまで
続くという。私はここ1週間ずっと「仮設トイレ」で用をたしている。
休日の昨日は午前中2時間かけてイトーヨーカドーの前の行列に並び生活物資を購入し
午後は社宅の近所の小学校(3kmある)まで行って、やはり2時間待って自衛隊の
設営した簡易浴場で1週間分のアカを流した。

しかしそろそろ災害地域にも全国から支援物資が届きつつあるし、岩手県の陸前高田市には仮設住宅が建設され始めているという。
東北地方で働いている者としては喜ばしいかぎりである。
















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 ■ 2011/03/03 (木) 夜汽車


私は相変わらず月曜日〜金曜日は東北地方で働き、
土曜日・日曜日は東京で過ごすという生活を続けている。

金曜日の夜の最終の電車で東京に帰ってくるのだが、先々週は強風のため電車が
ストップし、東京に戻ることができず途中の土浦で夜明かしをするハメになった。
(駅前のネットカフェで朝の5時まで時間をつぶし、始発の電車で東京に帰って
 きた。)

土曜日の午前中は近所の喫茶室で週刊誌を読みながら珈琲を飲み、
午後は国会横の国会図書館で本や雑誌を閲覧していることが多い。
(国会図書館は中に軽食喫茶やカフェがあり、ゆったりと本を読める空間である。)

5時で閉館すると、永田町を通って赤坂見附まで歩く。
あとは地下鉄で新宿、渋谷、六本木をぶらぶらして
夜の12時前には自宅のマンションに帰っている。

土曜日の夜はホームシアターのソファで毛布をひっかぶって、
明け方まで予約録画してあった映画を見ながら眠りに落ちていく。



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シルビア お疲れ様です、素敵な週末ですね。 (11/03/04 00:26)


 ■ 2010/11/03 (水) 休日


今日読んだ本・・・「墜落の夏」      吉岡  忍
         「獄窓記」       山本 譲司
         「霊界からの手記」   スウエデンボルグ 今村光一訳

今日は東京には帰らず、地元の図書館で一日を過ごす。

夜、テレビをつけたら早慶戦の優勝決定戦をやっていた。
早稲田が優勝したらしい。


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 ■ 2010/10/13 (水) 贅沢


東京の高層マンションは快適です

午前3時頃暇になって、エレベーターで1階に下り
エントランスを抜けて、近くのコンビニに雑誌を立ち読みしに行く

考え事をしながら、暗い小道を歩いて帰ってくる。
そして布団に入って寝る。


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株式仲買人 11階です。もっとも地方に赴任しているので土日しかいないけど。 (10/10/14 00:52)
ここへ 何回に住んでいるのですか。外の出入りだけでも時間かかってめんどうだと思うけど。 (10/10/13 04:06)


 ■ 2010/08/29 (日) 理解不能


鳩山由紀夫さんっていう人は一体何だろう
何を考えているのだろう

僕は別に菅さんを支持するわけではないが
何故、今小沢さんを「全面支持」なのかさっぱりわからない
ついこの前、おふたりでダブル辞任したばかりなのに
何か小沢さんに義理立てしなければならない理由があるのだろうか?

人間関係というのは時に
関係ない第三者の新鮮な目で見るとまったくバカバカしく見える
それはサラリーマンの世界も政界も同じのようだ。


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 ■ 2010/08/26 (木) 無間地獄


部長は副部長にネチネチ、副部長は課長にがみがみ、
課長は係長である僕にネチネチ・ガミガミとつらく当たる

実は今日、東京の本社から地方視察ということで
課長クラス御一行様が当地にこられたのですが、
この日のために1か月以上前から私と課長は準備をしていました。
出迎え、事務所での業務説明、書類での業績評価、夜の接待
となんとか無事に終わりました。

課長は、ここ1週間、非常にナーバスになっているのがわかり
私も叱責や嫌味、皮肉を山のように浴び、ノイローゼ気味でした。
ところが今日、副部長の課長に対する強烈な叱責の現場を見、
嗚呼・・・と思いました。

つらいです。生きていくのはとてもつらいです。



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サイコロ 誰にも頭を下げなくてよい地位につきたいですなぁ〜 (10/08/29 11:47)
トラ 大企業のサラリーマン特有の辛さでしょう。何かを得るには何かを失うものだよ。確かに生きて行くという事は闘いの連続だね。 (10/08/26 22:54)


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