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 ■ 2012/07/09 (月) 大女(おおおんな)


日曜日の夜、赴任地に帰る夜行バスで巨きな女と相席になった

巨漢だった

二の腕は僕のふとももくらいある
ふとももはまるで白い丸太のようである

それでいて顔つきは目つきがぱっちりしていて幼い感じがして可愛らしい
幼な顔と巨体の奇妙なミスマッチに唖然とした

さまざま色に染め分けたネイルでスマホをいじくっている
香水の匂いがきつい

彼女が途中のターミナルで悠然と下車していくまで
僕は3時間、白い大根のような腕に圧迫されていた


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