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不信のとき

Author:伊藤 博文 ( Profile )
心に愛がなければ、いかなる言葉も相手の胸に響かない。
    〜聖パウロの言葉より〜

 ■ 2011/07/10 (日) 敗戦〜The Lost War〜


ご多分にもれず、僕は昔の戦記物を読むのが好きだ

下にあげてあるものはいずれも年少の頃読みふけった「戦争物」である

・長篠の合戦(戦国時代)
 武田勝頼はバカだ、なぜ重臣達の献言に耳を傾けないのか、
 相手が3倍の兵力ではどうみても勝ち目があるまいに
 しかも鉄砲隊が待ち構える柵に向って攻め寄せるとはバカとしかいいようがない

・大阪夏の陣(江戸時代初期)
 淀君も阿呆だ、家康がかんたんに豊臣の存続を許すはずがあるまい、
 城の堀を埋めるなどという講和条件をおかしいと思わないのか

・ミッドウエイ海戦(太平洋戦争)
 作戦自体が変だ
 連合艦隊司令長官もただ後ろから見物していただけではないか

敗者に共通しているのは状況的にも時勢的にも構図が悪いということ
つまり明らかに衰運にあったということだ

人生においては運の比重はきわめて大きい

運のいいやつは、最小の努力で最大の成功をおさめて波に乗ることができるが
運の悪いやつは、細心の注意と不断の努力があってようやく人並に伍していける

「持っているのか持っていないのか」、自分がどちらのタイプなのか肝に銘じる
それが己を知るということなのだろう。

己を知り細心の注意を怠らなければ
標記の3つの戦いの結果もまた違っていたかもしれない・・・











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53歳Sadao 山本五十六長官は戦艦大和内でミッドウェイ海戦を見物していたとしか思えないですね。愚策であったし、愚将といった軍人でしょうか。 (11/08/13 21:44)


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