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人生??? |
■ 2003/12/18 (木) おお、我が青春のアルカディア |
タイトルと日記の内容は関係がありません。
ここのところ、ちょっと哲学を休んでいる。 かわりに、壇一雄の『火宅の人』を読んでいる。 めっぽう面白い。男の都合丸出しでとにかくやりたいようにに生きた男の半世紀。 お勧めです。 …お休み中の哲学は中公クラシックスの『存在と時間』を読んでいるところ。 原典と付き合わせると、翻訳の正確さと読みやすさ(!)が両立していることがわかる。 名訳に違いない。全部そろえると高いのだけが難点だ。 しかし、それはそれとして最近、電車の中で「おかしいな」と感じることが多い。 いつかストーカーが被害者を嬲り回しているのを見たことをここの日記に書きましたが、 それとは別に、言ってみれば吊革につかまって立っているときに感じることが多いのです。 今日は、こんな風に。 隣の乗客が吊革をつかんでいる腕が、背の低い私の頭に当たります。 つまるところ、大して混んでもいない電車で、それほど間合いをつめて私の隣に立つ人がいたのです。 その人、外見は普通のサラリーマン風だから、一見おかしくも何ともないのですが。 ふつう、だれでも自分の身体の周辺に、 「見ず知らずの他人にはいきなり踏み越えては欲しくない、見えない境界線」 みたいな空間を持ってるでしょう? 普段は無意識にみんなその境界線を尊重しているので、大して意識もしないのです。 しかしこの一年で、その感覚が鈍い人が突然増えた気がするんですよね。 そのサラリーマンもその手の人かと。 こういう感覚って、日常生活全体のの見えない部分で強い力を持ってるので、 この辺が狂い始めた社会というのは多分何か巨大な目に見えない変化に直面している… というと、電波系妄想のようですが。 まあ、今の日本がおかしいのは、たぶん本当ですよね。 私じゃなくて。 |
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■ 2003/12/01 (月) 再開二日目 |
あまり書くことがないのですが。
今日は本当に何もしない日だった。 ちょっと本を読んで泣いただけ。 作家になろうと思って文学部に入った稚拙な人間だった頃から 大して内実が変化していない私のことを思うと、 どうもやりきれないですね。 まあ、今は哲学することで多少は生きていられるのでしょうが。 しばらく書き込んでいなかった間にあったことといえば、 池のほとりに日当たりのよいベンチで、難解な本を、何の損得も気にせずに 読むことが何よりも楽しかったということ。 多分これまで生きてきた中でもっとも「生きていてよかった」と思えたこと。 日が落ちるが早くなり、空気の冷え方が切付けて来るようになった今では味わえない。 短い幸せだったといえば、そうだ。まあ、喫茶店で読むのも悪くないけど、 そうも言っていられない状況になるかもしれない。 そして今は、何もやる気が起きない。 どうしよう。 |
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