金は捨てるためにある

昼の休憩時間に歩いていると、苦手にしている先輩と目が合ってしまった。

それで仕方なく、近くの定食屋に、昼ご飯を食べに行くことになった。

二人で茶漬け定食を頼み、仕事の話をしながら待っていると、
直ぐに定食が運ばれてきた。

先輩のは少し高い鮭茶漬けで、僕のはただの茶漬け定食。
茶漬けを食べつつ、テーブルの中央にお新香をつまんでいたら、
先輩がすごい目で睨んできた。

なんだろうと思っていたら、どうやらお新香は、
先輩の鮭茶漬け定食にだけついていたらしい・・。

最悪だ。
食べる前に注意してくれたらいいのに、既に半分以上食べた後に言うなんて・・。
先輩なんだからいっそ黙っていてくれるぐらいの度量があっても
いい気がするんだけど・・。

職場に戻ると、案の定、大声で皆の前で話し出して、
またしても僕が無能だというイメージが広がってしまった。
つらい。

日曜日働いていた際、自社フロアのトイレで掃除をしていたので、他社が入居する階下のトイレを借りに行きました。

日曜のオフィスビルなので、誰に会うこともなく、トイレを借り小用を足していました。
気持ちよく放水していると、どこからともなく視線を感じる。
おかしいなぁと思ってふと振り返ると、背後の個室のドアが開け放たれており、中に下半身を露出したサラリーマンが・・。

あっ、と思った時には、個室のドアが「ギィィ」と音を立てて閉まりました。


結局、他人に対して露出したかったのか、開放感を味わっていたのかはわからずじまいでしたが、立派なものをお持ちということだけは確認できました。

しばらくは、怖くて下の階のトイレを利用できません。

無職日記を読んでいると、みなさん次々といろんな仕事をこなしていらっしゃって驚きます。
複数のバイトを掛け持ちしていらっしゃる方など、尊敬します。

自分は、仕事を複数振られると、すぐに混乱してしまいます。
今回も、いろいろな仕事に気を取られすぎて、予算を大幅に超過してしまいました。

これから上司に謝りにいかなければなりません。
ひたすらに頭を下げて耐えるしかないです。


　はたらけど
　はたらけど猶わが生活楽にならざり
　ぢつと手を見る