さよなら

ヘルニアになり、手術が必要と分り
すぐに父に電話をした

すぐには迎えにいけないので、
大きな病院の診察日に、わざわざ2時間もかけて
迎えに来てくれた

それから何ヵ月後に分かったが
父は高齢で白内障を持っている
目があまり見えないと、後で分りショックを受けた

心配で、色々な人に聴きまわり、県内でも評判の良い医師を探してくれた

そればかりでなく、部屋が無いため、帰ってこれるようにと、部屋を作って待っていてくれた

母は退院してから、良く看病をしてくれた
生活に困らない様にと、食事から着るものまで、
何から何まで面倒を見てくれ、
精神的に参った時も、励まし助けてくれた

今はすっかり良くなり、痛みも収まり
精神的にも落着き、とても良い状態と言える

今年は両親に感謝したい
毎日のように、自分が情けなく悔しくて泣いているが
来年こそは、元気に働いて、少しでも安心させたいと思う

一年を振り返り、漢字で言い表すと『苦』かな
ヘルニアで苦しんだ一年で、とても苦しかった

※訂正、まりあさんの提案で、
今年の漢字を『家』にしたいと思えます。

そんな中で、家族の支えがあり、
とても、感謝している

父と母は、遠い私のところまで、迎いに来てくれて
暖かい住まいと食事を与えてくれた

兄は心配し、職場に仕事をお願いしてくれた
姉は、少しでも顔色が悪いと、気がついてくれて、
元気を与えてくれた

何も出来ない自分が悔しかった
一日も早く治したいと、色々したが
うまく行かず、両親に心配をかけてしまった…

来年は怪我を治し、心も体も健康になって
元気に働きたいと思う

父は、医師の言うことを聞いて、治せと言う
昔の気質だから、あまり理解してくれない

手術して、傷口が塞がって追い出され、
どうリハビリをしてよいか分からず、
本やネットで調べて失敗し、どうして良いか分からん

やはり、あの病院では無理があったな
京都の病院に居て、手術しなければ良かったが
あとの祭りになってしまった

やってしまったのは仕方ないので、
色々と調べて、合うものを探すしかない

今年も残り僅かだが、そんな気分ではない
安静をしながら、ストレッチを行い、
なんとかしないと、手遅れになる…

退院して、100日以上が経ったが
未だ、痛みが引かない

『良くなってきた』と思い、何かを始めると
悪化して辞めてしまう
どうも、うまくいかない

MRIを取らないと行けないが
あの閉鎖感が恐く、精神疾患の為に
じっとできず、受けられない

いずれにせよ、MRIがなければ治療しようがない
自然に治るものでもないし、どうしよっか…

うつ状態も良くなってきた
両親のお陰で、症状も収まりつつある

ただ、腰の方は、痛みがなかなかとれず
日々悩まされている

父から、『あれは散歩ではない』と指摘され
ポケットに手を突っ込み、歩いているだけでは駄目だと
言われ、キビキビ歩くようにしているが
なかなか良くならない

近所の神社で毎日、病気や怪我が治るようお願いし
難としてでも、這い上がりたいと思う
色々な本を読んでいて分かったことがある

人間どん底に落ちると、自分の力で這い上がれないと言うこと

人生に失敗すると、坂道を転げ落ち、とことん落ちてしまう。人によっては、度合いが違うが、私の場合は両親が支えてくれたので、生活はなんとかなるが、
居ない人は、最悪命を絶ち路上生活まで、落ちてしまうであろう

人生に失望し、生きる希望がなく、死の恐怖と不安に駆り出され、心の中で一人で戦わなければならなくなると、一人で立ち上がることは難しく、誰かの支援がなければならない。

私は両親が手をさしのべてくれて、暖かい住まいと食事を与えてくれ、生きる方法を教えてもらい、なんとか生きる事ができているが、両親が居なかったら、どうなるのか分からんかった

難としてでも、以前の様な生活に戻る
その為には、心と体を治さないといけない

寒い…

年末年始は病院が休みのため、
父と一緒に薬を貰いに、病院に行く

イライラが押さえられない時があると話し
薬が二錠に増えた

父に生き方を学ぶ
今でこそ分かるが、如何に考えてやって来たがが分かる

辛いことも乗り越え、親として
しっかりと、責任持ってやってきた
後は、本人次第だと言っていた
両親も高齢で、いつまでもとはいかない

居なくなれば、どうなるのか
どう受け止め、どう生きるのか

この年になって、世の中の厳しさが、身に占めて分かり、
親の苦労が分かる

手術した所の治りが悪い

痛みがなかなか引かない
医師は12月には治ると言っていたが、
まだまだ痛みがあり、走ることもままならない

退院して、３ヶ月になるので、
コルセットは外し、少しずつだけど、
腰を動かしているが、なかなか思うようにいかない

動きたくても、思うように動けない
無職の為、することもなく、ぼーっと過ごしているが
元は、働いてばかりいたので、毎日が苦痛で、イライラする

とにかく苦しい
イライラが押さえられないし、体は動かない
もう、寒くなってきたので、夜間の外出ができず
家に閉じ込められ、これが苦痛で仕方がない
雪が降れば、缶詰め状態で、暴れないか心配

手術をし、体と心が弱ってしまい、これから働けるか
不安で仕方がない。
年齢的にも厳しく、どうなるか分からん

もし、駄目なら生活できなくなるし、
生活保護を受けようにも、審査が厳しく、
受けれたとしても、やっていけるか分からん

やたらと、兄に説教をされる妄想に駆り出され
死の恐怖、将来の不安で、イライラが積もり
その事で、両親に説教をされる

イライラする必要はない
この家に生まれ育ったのだから、気を使う必要はない
両親も居るし、居住食の心配はないと説教される

状態がおかしいので、精神科に行けば、うつだとよ…

ヘルニアにうつ
厄介な物を抱え、これからどうやって行けばよいのか…

とにかく焦っては駄目で、時期が来なければ治らん
それまでは、辛抱強く待たねばならん

『結婚しないのですか？』『子供は欲しくないのですか？』と、聞かれる

私は結婚する気もなければ、子供は欲しくない

なぜなら、未来のない国に生まれてきたら、可哀想だから
私が年金を貰う年になれば、国民の4/10が老人で
今の子供達に、全て負担がかかる

11才になる甥っ子がいるが、その子の頃なんて、年金なんて、なくなっているだろう…
そんな事をさせたくないから。

最近はどうなるのか、不安で仕方ないが、まあ成るようにしかならん

再診に行く

痛みがとれないと言うと、MRIをとりましょうとなったが、気分障害の私は、狭い所に入れない

困ったと言うことで、しばらく様子を見ることになった。

さて、これからどうするか…

父は、完全に治るまでは、仕事をさせないと言う
しかし、40を過ぎれば、社員で入るのは難しくなる
父の時代の様な、高度成長期の時代ではない

ただ、体を治さないことには、働けない訳だから、しっかり治すのは分かるが、いつまでもとは行くなる

50になれば、バイトすら受からん
しかも、年金まで15年もあるから、どう生きていけばよいのか…

もう、ブラックしか入れないわな
ブラックで25年はきついわ…

それでも年金は少なく、生活できない訳だし、
死ぬまで働かされる…
親が死ねは、貧困、重労働の地獄の日々が始まる

言ってはいけないが、死んだ者勝ちだな