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日々の記録


 ■ 2005/02/16 (水) 趣味をめぐる親との衝突


 前回記入より一月近くが過ぎてしまいました。2005年になって1ヵ月半が過ぎましたが芳しい結果は未だに出ておりません。先週は試験やら説明会やらで1週間の内5日ばかり出かける事があって、久しぶりに忙しかった時期でした。日記に関していえば、あと3日でこの日記をつけるようになってからちょうど1年になります。しかしながらどうも最近は話題不足や気力が無い事もあってなかなか書く事が出来ませんでした。

 つけ始めた頃の日記を今読み返してみると、自分でも当時の苦しい胸の内が感じられるのですが、さてその頃と今を比べてみて今が少しでも良くなっているのかと言えば全然と言っていいほどダメとしか言いようがありません。

 私がもう学問の世界の住人(端くれとしての)でなくなったのは、今から考えれば大学院の2年目、つまり私がアニメやらコミックやらオタク趣味にはまりにはまって自分のやるべき事を完全に見失っていた2001年です。昨年5月から6月の日記を読めばその内情といったものが分かりますが、完全に端くれとはいえ研究者として死に体であった自分がゾンビさながらに院にしがみ続けた挙句の破局が2002年7月11日の「醜態記念日」であり、この日を境に私は現在まで著しく気分の重い日々を現在に至るまで過ごしています。今でもたまに気晴らしに秋葉原や都内の大型書店や地元などの図書館に出かけたりはしているものの、単なる一時凌ぎに過ぎず家に帰れば気分が重くなる事の方が多かったりします。

 私は決して親を嫌っている訳ではありませんが、昨年はおろかそれ以前から自分の趣味の事で衝突する事がしょっちゅうあり、実は昨日もそういった事で母親と衝突してしまい、私は家を飛び出して20分かそこら近所を走り回るといった事をしたり、母親に対しヒステリックに大声を挙げて抗議したり、コミックを部屋中に放り投げたりといった事もしでかしました。時間が経って振り返ってみると相当子供じみているように感じられてなりませんが、自分自身の趣味や嗜好をライフワークとしていきたいと心に決めているだけに譲れないものは譲れないという心情にもなります。それどころかアニメやコミック、ゲームなどを守護する崇高な義務があると思い込みたくもなります。ここまでくると病気じゃないかと思われそうですが。

 自分の中ではこのままではいけないと思う気持ちは強く持っています。そこで私はいくら汚れているとはいえオタク的な趣味や知識に上乗せする形でいわゆる世間一般で色眼鏡で見られる事のない趣味や知識を持とうと心がけてはいますが、現在就職活動中で時間的や金銭的に制約がある事を別としても、それもなかなか上手くいっていません。やはりこれは精神的に幼稚であるという事がそもそもの原因なのでしょうか。私は親から5、6歳の幼児を抱えているみたいだと言われる事があり、言われるたびにそうじゃない、自分は違うと否定はしても幼稚極まりない事を何度も繰り返しては自己嫌悪に陥っています。

 自分のオタク的趣味を巡って親と衝突しているなんて事は、大学院時代の恩師(いくら私がダメなゼミ生であっても指導教授は恩師なのです)はおろか先輩や同期の人に相談など出来るようなものではありません。院時代私は幾人かの人に、自分がアニメやコミック、ゲームが好きである事をほのめかす事は喋ったりした事もありましたが、そういった事で自分を崖っぷちに追い込んでしまっている事を言えば私に対する縁を断絶してしまうのではないかと思っています。ましてや元々ゼミで同期だった人からの年賀状は一枚も来る事がなく、院時代はそれなりに付き合いがあった割には現在の自分の境遇を見ると虚しさが漂っています。やはり私は秋葉原にたむろっているステレオタイプなオタク連中と傷を舐め合うしかないのかと思ったりもしますが、自分は断じて有名マスコミが差別・偏見意識丸出しで取り上げているオタクとは全く異なる人間であると声高に言いたくなったりします。親にパラサイトして親から貰った金を好き勝手に散財しまくった挙句に泥沼にはまり込んでしまったといえ、自分が培ってきた趣味の歴史を全否定する事など出来ません。それゆえにたとえ親であっても相互理解にまでは至らないのです。

 今回は文章の調子がどこか昨年のものに近い、あるいはそのまんまな感じのものになってしまいました。まだ自分の感情が抑えきれていない所があるからかもしれません。私は家庭で親と衝突してしまう時は、軽率な行動が原因ですが、それは決して悪意をもって親を妨害したり危害を加えたりしている訳ではなく、自分が良かれと思ってやった事や悪くはない事だと思ってやった事だったりします。他人の気持ちになって物事を考える事が不得意である事も軽率な行動をとってしまう一因なのかと思う事もあります。家庭生活の中でも社会で生きていく上で最低限必要な常識やら能力を身に付けようとはしていますが、前途はまだまだ多難です。


 最後になりますが、このようなサイトを見つけました。
 http://bunkei-insei.ameblo.jp/?bid=bunkei-insei
 これを読むと私も温室の中でぬくぬくと過ごしていたというか、あるいはぬるま湯につかって一般社会とは距離をおいた所で自分自身を見失っていたかが痛いほど伝わってきます。





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韮山 前にも言ったかもしれませんが「説明会」依存は止めた方が良いと思います。今のあなたは無職とはいえ一人前の社会人です。 志望企業には、「試験を受験」に行くのではなく、入社させてくれと「交渉」しに行くのです。 相手が例え巨大企業であろうと、面接中は対等だし、そう見せる「迫力」が必要です。 新卒と既卒の最大の違いはそこ。 出来ない人間がやると逆効果になることもあるが、文章を見る限りあなたは「できる人間」です。 強気・熱意・論理・冷静・はったりで仕事を掴み取れ! あなたならできないはずはない。 (05/02/18 00:56)
アニキ 温室の中でぬくぬくと過ごして自分を見失っていたと思うのであれば、なんでもいいからやってみましょうよ。一般社会の厳しさを知りましょうよ。本当にそう思っているのであれば、やれるでしょう?? (05/02/17 23:37)
○ンコ屋 貴方の大学院卒業は社会に評価されるものなのでしょうか?もしそうでなければ、自分の学歴にこだわらずに現実を直視してください。去年とおなじじょうきょうですよね。いつまでもこんなことはつづけられませんよね。よくお考えください。 (05/02/17 23:30)
アニキ 俺も馬小屋さんと同じであなたは院卒のプライドに拘りすぎと思うなあ 院まで出たのになんで人生うまくいかないんだってのがあなたの本音ではないでしょうか その証拠にあなたの日記で「大学院」と言う単語が出なかったのはほんの2〜3回しかありません そんなプライドに必死にしがみついてるようでは傍から見ればかなり滑稽ですよ 熱意と行動で頑張ってください 能力のある人だと思うから 前を向いてほしいです (05/02/17 23:29)
ハンコ屋 学問と家庭と趣味に関して言えば、次元の異なるものであるから、調和が取れない事はないと想います。どれもしっかりやればいいだけの事ですね。親の偏見も理解できるけれでも、説得できるものと想います。オタクは人畜無害である事と文化である事を主張すればいいのではないかな。でも理解できない人もいるんだろうな。 (05/02/17 12:08)
馬小屋 院卒のプライドを捨て、警備員、パチンコ店店員、ライン工、梱包、などできる仕事をして、経済的に自立しましょう。今のままではただ立ち止まっているだけで何も進展しないでしょう。 (05/02/17 08:12)
馬鹿な名無し 明日をみつめて前向きにマイペースで行きましょう!上記のサイト拝見させて頂きます。では、貴方の夢が叶う事を祈ります。お元気で!! (05/02/16 23:31)


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