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日々の記録


 ■ 2004/08/20 (金) 屁理屈まみれの生活?


 オリンピックが開幕しておよそ1週間、そして8月も残すところ後10日ちょっととなりました。とはいえまだ暑い日々は続きますが。それでも明日は24時間テレビ「愛は地球を救う」が放送されますが、この24時間テレビの時期になるともう夏も終わりなんだなぁとどこか寂しい気分になります。愛で本当に地球が救えるのかは別として。


 8月15日、17日の日記に対する皆様の書き込みを読んで改めて私も社会に対する自分の認識を少しでも広める事が出来たと感じています。まだ大学院に籍を置いていた一昨年と比べれば自分の世間に対する見識その他は広くなっているとは思いますが、まだまだ私は自分の年齢(26歳)よりも遥かに劣った人間であると痛感させられる事がかなりの数あります。日常生活でも今時の中学生いや小学生でもやらんだろうというような事を平気でやらかしたりしており、何とかその辺を直したいと思ってはいてもなかなか直らないのが現実です。考えてみると中学生の時に私がクラスメートからからかわれたり冷やかされたりしたのは、自分が14,5歳の年齢に見合った事を日常生活の中でしていなかったからそのような目に遭ったという事を割と最近認識しました。私は自分にとって最悪極まりない中学時代の事を高校進学以降闇に葬りたかったのですが、今大学院卒いや一社会人としても失格な人生を送るようになってから潜水艦さながらに自分の周りに突然現われてしまい、私を悩ましつづけています。

 私は親から大学院卒業後は屁理屈をこね回す事だけが上手くなったといわれる事があります。ここ最近も少し母親との間でやはり就職活動の事でギクシャクしている所がありまして、私が夕食事に母親から就活の話になって自分の不甲斐なさを指摘されると途端に大声で屁理屈をこね回してしまいました。自分としてはその時は割と理にかなった事を言っており、理解できない相手が悪いんだと思いたくもなったりします。大学院時代はゼミでこれっぽっちも自分の意見を言えなかったにもかかわらず、修了した後は自己正当化の屁理屈だけは上手になったというのは的を得ているのかもしれません。以前も自分の趣味をめぐって親とぶつかっては意見が平行線をたどる事があるという事を書きましたが、私は自分の趣味を一種の聖域とみなしている所があって、そこを触れられるのはたとえ家族であっても許さないという持論というかやはり屁理屈というべきものでしょうか、を持っているからなのでしょう。

 それにしても私の大学院時代は、マックス・ウェーバー(ドイツを代表する社会学者)やカール・ヤスパースやマルティン・ハイデガー(両者とも同じくドイツを代表する哲学者)、さらにはこれもまたドイツを代表する近現代の文学者であるトーマス・マンの本を読むよりも藤島康介氏やCLAMPないしは文月晃氏のコミック作品を優先して読むような生活をしており、そういった事が生活の大部分の中の一要素になってしまった事が今の自分の苦しい状況にも影響を与えていると考える時もあります。別にアニメやコミック、ゲームが諸悪の根源という事では断じてありませんが、生活全てを娯楽のために費やす事をしていれば自分を社会から隔絶させざるを得ない事になるのでしょう。こういった事は考える事が出来ても、実際自分がどうやって今の苦しい状況を克服するのかについてのいいアイディアが見つからないのが現状です。やはり私は理屈を並べるだけに過ぎないのでしょうか、この日記を読み返してみても時々そう思う事があります(余談ですが『銀河英雄伝説』にも「理屈倒れのシュターテン」というのがありましたね。なんだか自分もそういった系統なんじゃないかという気すらしています)。

 とにかく理詰めで物事に臨む事が出来るのならそれを現在の就職活動でも活用すればいいのではないかと言われそうですが、自分がこれだけの事を文章にまとめられるようになったのも最悪極まりない院生生活および大学院を放逐同然で卒業せざるを得なかった結果、自分の周りに大したものが存在しておらず、あるとしても苦しみ以外には何も無いという現状しかないからだと思っています。苦境が自分に後世に残る記録を残したいという義務感に駆り立てているのかもしれません。





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大人の少年 MOTOAKIさん、大丈夫か?しばらく日記ご無沙汰だね。 (04/08/25 16:42)
ぺけぽむ MOTOAKIさん、「自分の欠けたところ」は見えてきてらっしゃるんですよね。あとは、「長所」を見ぬくだけです。自分の頭で考えられると言うメリットがあるんですから、「屁理屈を介さないで自己表現するにはどうすればいいか」という作戦を考えて見れはいかがでしょう。企業の面接では「長いが厳密な論理を語る」よりも「一応筋が通っていればよく、多少意地の悪い突っ込みにもそれなりに対応できる程度には考えてきている」と言う感じのヒトのほうが有利みたいです。要は、自分のメリット「思考能力」と、「相手の雰囲気をつかむ能力」の兼ね合いです。今のMOTOAKIさんならそれができる状態にあると思いますよ。 (04/08/24 11:21)
大人の少年 ASINAN JAPANESE(著者 小林紀晴)の1と2を読んでみてください。人生の途中での葛藤と戦う若者の実話がかかれてますご参考に。 (04/08/21 22:57)
大人の少年 旅に出ましょう。人生を見つめ直す旅に! (04/08/21 15:53)
ともとも 大学院卒っていうプライドにこだわりすぎてないですか?こだわらなければたくさん正社員で働けるいい会社あるとおもうんだけどなあ。。。 (04/08/21 15:31)
えりさ 面接でその饒舌をご披露すればかなりいい線いくと思うのは私だけでしょうか。 (04/08/20 22:36)
幸運を祈る 自分とは違いすごいです〜。 (04/08/20 22:23)
中年 はじめまして日記を拝見させていただきました私は某系列企業で少し教育訓練課に席を置いていました私の当時の経験からいうと確かに大卒者は少々理屈っぽい方が多くいましたし物事を文章表現するのは高卒にはかないませんしかし行動力では高卒の方がはるかにそれを上回ります・・貴方が大学院を卒業した事は立派な事だと思います学業の面から見れば成功者でしょうでも学生時代に社会を冷静に見つめた事はありましたか? (04/08/20 21:51)


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