最低最悪状況から復活成るか？

先週の土曜日、ジムで予約していたドクター診断コースを受けてきた。
身体測定・血圧・脈拍測定の後、心電図をとりながらのエアロバイクでの
運動負荷テスト。
3分ごとに負荷が上がって9分までやってクールダウンの予定が、
6分ほど経過後に心拍数と血圧が規定値を超えたため緊急停止して
クールダウンへ。

スポーツドクターの診断だと、平静時でも心拍数が高いことと
負荷をかけた時の心拍数と血圧値に異常があるとのことで、冠動脈肥大の可能性あり、と
循環器科診断を勧められた。
ちなみに他の握力・屈伸力・バランス力などの体力測定もしてきたが、ほぼすべて
全国平均以下。体力年齢＝実年齢＋3歳。A~Eクラス中「D」評価。
相当衰えてます。

友人に聞くと、冠動脈肥大や動脈の血栓破裂で死亡した友人の実例など聞かされて
怖くなり、持病の1型糖尿病もその手の合併症の発症リスクが数倍高まると言われているので、
今日さっそく循環器科を受診してきた。

心臓のエコーと心電図、ジムの時と同じように心電図をとりながらエアロバイクで
負荷テスト。

結果。

どこも異常なし。
え？

スポーツドクターの診断ではあまり強負荷な運動はしないようにと書かれていたが、
こちらの循環器科の先生はどんどん運動して良いとい言う。
ジムでの測定結果は、機器のノイズの関係で不具合があるように見える場合があるから
だろうとのこと。ジムのドクターは相当高齢のおじいちゃんドクターだったので
まだそれよりは若い循環器科の先生の方を信用することにした。
自分の心臓のエコー画像も自分の目で見たし。（気分の良いものではなかった）

何もなかったのは良かったが、検査費用が結構高く6000円取られた・・・・
5000円しか持ってなかったので、銀行からおろしてきますと言って
慌てて母親の勤務先（幸い近くだった）に行って足りない分もらってきた・・・
はじめの5000円も今朝母親にもらったのだが。
ほんと最低だな・・・

火曜と金曜のジムの日は、必ず友人を車で乗っけて行くので
なんとか動けるが、それ以外の日がダメだ。

眠剤の量はどんどん減らして行っているのだが、夜１時くらいに
寝ても、何故か朝11時近くまで寝てしまう。
昼飯を食べた後も、なんとなくやることが見つからず、また寝てしまう。
隣県の別の知人からSkypeで連絡があった時はまだ時間がつぶせて
いいのだが、他はゲームしてもすぐ止めるしネットみててもイマイチ
面白くなくて、せいぜい動画サイトでアニメ見るくらいだ。それも最近
だんだん面白いから見ると言うより義務化している。

10日にAppleサイトのライブ配信でiPhone6等が発表されてから少し
購買意欲と言うか勤労意欲をかき立てられたが、現状ではちょっと
急に働くのは無理そうだし怖い。

Facebookでここ10年来、期間労働的な働き方でお世話になってた会社の
上司からも復帰待ってますとのお返事を頂いたが、正直まだまだデブってて
体力戻ってないのでもしお誘いを受けても困る。結構体力が要る仕事なので
対応出来る気がしない。４tトラックも使うが、もう１年くらい乗ってない。
不安だ。

先日も、年金の免除申請書をもらいに区役所に軽自動車で行った時、
駐車場で狭いとこに無理に停めようとして前バンパー下部を縁石にぶつけてしまった。
仕事でもプライベートでも十何年も車をぶつけたことなどなかったのだが。

やはり、衰えている。
ジムでも、運動中に２回ほど低血糖状態になってしまったし、
体を動かすことに多少恐れがある。

ジムでの運動の効果はまだほとんど現れていない。
体重はまだ１キロも落ちていないし、エアロバイクでの
体力測定もレベル１。ちょっと頑張ってこぐと、すぐ心拍数が
規定値を超え緊急停止してしまう。

体力もステータスも経験値も経済的にも下がりどまり。
全く社会で通用するレベルでの復帰が見えない。

それもあって非常に無気力。暗闇を手探りで進むべきところを、諦めて座り込んで
しまった、その代償か。

来月には41歳になってしまう。考えれば焦るし気分が悪くなるだけなので
考えを止めるが、そうするとまたどんどん悪くなるのはもうごまかせない。
膠着状態。

思考と行動のエンジンを回したいのに、バッテリーは上がり、セルは回らず、
押しがけするほどのパワーも原動力も無い。誰かがブースターケーブルを持ってきてくれて
チャージしてくれるのを黙って待っているような状態。

どうしろと？と半ば開き直ってしまった。

金曜はジムだった。前回のジムのあと風邪をひいたのか、咳と寒気がしていたのだが
一日寝てなんとか治った。体力と抵抗力が落ちているのでジムでもらってきたのかもしれない。

今回も、まだまだあちこち動かすだけで痛い痛い言いながらストレッチやったり
腹筋１〜２０回くらいで何故か腹筋でなく腰が痛くなったりしながらも
なんとか適当に作ったメニューをこなした。

右肩は数年前散歩中に転んで、右手をついてひねってしまい、
肩の一番幅広い腱が断裂してしまっている。
費用と入院期間の問題で手術はしなかった。その後半年ほど運送会社で
震災後の混沌期まで４t運転手してたが、よく出来てたもんだと思う。

ところが今痛いのは左腕と左肩。右肩は切れた腱のかわりに筋肉が発達していた
らしいが、左はこの一年半の無職状態の間ほとんど動かしていないから
そのせいかもしれない。骨の芯が痛い感じ。
ジムのスポーツドクターに運動メニューのアドバイスを受けてから始めたかったが
先月末に予約して、最速で９月２０日だったので軽めのメニューで済ましている。

それでもジムの日は、運動して脳が活性化するのか、帰ってから部屋を片付けたり
パソコンでちょっと面倒な作業をしたりするのだが、
ジムの間の日は、朝起きてとりあえずパソコンつけて、その前で呆然とする。

特にやることがない。見るものが無い。
かといって、他の諸問題に手を付ける気にもならない。

頭が、空白状態になる。
何も思いつかない。したいことが思い浮かばない。
出来ることが思い浮かばない。やる気がわいてこない。

やらなければならないこと、やった方がいいことは、いくらでも本当はある。
督促の最後通告が来ている国民年金や、こちらも滞納している健康保険の
免除・減免申請もしなければならないし、今後の就労について、
それらのことを相談する福祉施設への連絡、
携帯電話料金プランの見直しや、不要な周辺機器や雑貨や雑誌類を処分すること・・・

ずっと先延ばしにしてきて思考を放棄してしまったので、今更もう、
新鮮な「焦燥感」が湧いてこない。鮮明な危機感が湧かない。

空白なアタマで考えても今の状態が相当綱渡り、
危うく弱々しい糸でかろうじて保たれている生活で、一本糸が切れれば
ガラガラと音を立てて崩れ落ちるような状況であることは明白なのだが、
それを考え始めるとますます「焼け石に水感」で何も手を出す気になれなくなる。

ジム通いにしたって、ほんとに軽いメニューしかしておらず、友人と来ていなかったら
他の人のマッスルっぷりを見ただけで「ああ、もうダメだ」となって自宅に引きこもるだろう。

ここの他の人の日記や、掲示板のトピックを見ていても、
自分がいかに本来あるべき危機感や使命感が欠如しているかが良くわかる。
マズい状態なら状態なりに手を回しておくべきことを一つもしていない。

短期的な目的と衝動に基づいての「あんまり先のことを考えない」行動の
組み合わせでやっていくしかできない。

自分は身体、精神障害者でもなければ、ほんとの鬱病ともなんか違うし、実に中途半端だ。
一応精神科に通い薬をもらっているが、短期的に効く精神安定剤と眠剤しか効果はなく、
（以前行った感じの悪いアル中・ヤク中御用達の病院では、医者に「そんなもの、酔っぱらってるのとおなじなだけだよ」と笑われた。もうあの病院には二度と行かない）抗鬱剤ややる気の出るという薬も処方してもらったが、何の効果も感じられなかった。

なので、メンタルヘルス系やアルコール、ドラッグ系の互助施設に行っても？？？な場違いな
感じがしてどこもなじめなかったし、かえって元アルコールやドラッグ中毒の人達の方が
活発で活動的で色んな知識や技能を持っているように見え、余計に落ち込むのだ。

これはもはや「今までの人生の生き方」の問題で、いまからではどうにも出来ないのだ。
そして思考は堂々巡りの果てに停止した。

社会復帰、と言うよりも社会再構築していかなければならない。そんなこと出来る訳が無い。
歳は戻らない。精神力も戻らない。

心の奥底に漫然とその考えがこびりつき、他人の誘いが無いと何も行動できない自分が居る。

およそ十数年〜２０年ほど前の、２０代前半の頃書かれた
手帳を発見した。
仕事の（当時小さなペット用品店にアルバイトで勤めていた）
細かい日程や、本やTVで見聞きしたコトバ、各種哲学関係の本からの引用文
などがびっしり書かれている。随分マメだったもんだ。

”経験の絶対化・理論的整合性の無視・軽視”

”感覚器官は不完全なものであり、感覚器官を通しての認知は錯覚に陥りやすい”

”準拠”
ある問題においての判断を
自分でなく尊敬する人や信頼している人の見解に準拠して
態度を決める
↓
その問題の真偽は脇に置かれ、準拠出来る人間の真偽の問題にすり替わる

-キルケゴール-
結果についてあれこれ考え、自粛し、しぼんでしまっては折角生まれてきた意味が無い

人間が本来の自分に目覚めたとしても、現実にその人が置かれている場所、状況から出発し、
耐えざる試行錯誤と不断の自己変革を通じて本来の自己へ到達するしかない

全ての責任は自分で負わなければならない

-サルトル-
いかなる場合でも人は選択し、それを行動に移している
人間はそもそも自由であり
その根源的自由から逃れる事は出来ない。
言い訳は自己欺瞞。人間は「自由の刑」に処せられている

GESTALT THERAPY（ゲシュタルトセラピー）
クラウディオ・ナランホ

1.「今」に生きること
2. 自分の置かれている場「ここ」に生きること
3. あるがままの自分を受け入れること
4. 自分の期待する姿でなくあるがままの環境を見て相互作用すること
5. 自分に正直であること
6. 自分や他者を　合理化　期待　判断　曲解などによって操作せずに
　 自分の欲すること、考えること、感じることに基づいて自分を表現すること
7. 心地よいものであれ、不快なものであれ、あらゆる領域の感情を十分経験すること
8. 自分に関する自らの知識に反する外部の要求を受け入れないこと
9. 進んで実験を行い新しい状況に自分を投入すること
10.変化と成長に対してオープンであること

＊ゲシュタルトの祈り
わたしはわたし　あなたはあなた
わたしはわたしのことをやり
あなたはあなたのことをする
（以下割愛）


20代後半から30代前半まで、これらの考え方に強い共感を覚えていましたね。
どれもこれも著名な哲学者の「解説本」を読んで得た知識で
その人の著作を読んだものではありませんでしたが。
（読んでもチンプンカンプンなものが多かったです。翻訳にも依るでしょうが。）
30代半ばの頃はニーチェにはまったなあ・・

鬱期に入ってもこれらの手帳を読み直すことで、若いうちは奮起出来ていたんですがね。
これらのメモや手帳を残しておいて、また行動不能状態からの復帰のキーにしようと
他にも当時のものをとっていますが、歳なのか、薬と同じで耐性ができるのか、
何度も同じフレーズを使おうとしてもだんだん効力が薄くなってきます。
半ば遅い中二病の黒歴史にさえ思えることも。

若い頃はエヴァ旧劇場版のミサトさんの台詞
「あんたまだ生きてるんでしょう！だったらしっかり生きて、それから死になさい！」
だけで、未経験の夜勤トラックルート配送の契約社員（キツい眠い）やれたくらいです。
単純ですね。でもおかげで県内、隣県の土地勘と３tトラックの運転技能が身に付いて
のちのち役に立ちましたが。

でも青かったなあ・・・良くも悪くも・・・・・