まだまだこれから

「長く続く会社が多い国は良い国だと思います。」とかいうＣＭを見て思った。
ホントにそうか？？
単に競争が無く、規制に守られているだけなんじゃねーの？
とか思ってしまった。

結構、断言調でもっともらしいこと言われると、なんとなーく信じちゃう。

誰にでもあるよね。
そこに入り込んでくるのが、カルトだったり詐欺だったりの有象無象の黒いひとたち。
俺も弱いから隙間だらけなんだけど、隙間があるって自覚してるのが救いかな。

「労働の対価として給料を払ってくれるところ」以上でも以下でも無いハズだが、日本人の会社観ってのは、絶対にそれ以上のものがあると思う。

よく「我々は家族も同然だ」とかいうワンマン社長とかがいるように、会社は単なる労働者以上のことを求めてくるし、従業員も単なる雇用主以上のものを会社に求めているような気がする。

労働者の国際比較調査を見たことがあるが、日本人と韓国人は会社に対する帰属意識が飛びぬけて高いということだった。第三者から自分の勤め先を悪く言われると気分を害するという人が９割以上もいるのだと（仮に自分で何時も悪く言っている人でも人から言われると腹が立つと）。

一方、イタリア人とかはゼロに近いのだと。

友人でそれなりの割増退職金を貰って早期退職したヤツがいるが、さぞかし悠々自適の生活を送っているのかと思ったら、何やら喪失感にさいなまれているらしい。
長年家族同様に思っていた上司部下同僚と何の関係も無くなったと思うと無性にさびしくなると言っていた。
まあ、当然そんなことは全く思わないという人もいるのだろうが、所謂ブラック企業ってのは日本人労働者のこういった部分に「仲間意識とか家族意識とか持ち出して」給料以上の仕事をさせているんだよ。
似てるよね？あの居酒屋とかフリース売ってる会社とか、「仲間募集」みたいな求人広告だして、同じ匂いがする。

一回行って全て解決するとは思ってないが、今年一年は療養の年と決めたのだからじっくりと行きましょう。